【レビュー】ニッカ デイズ

ウィスキーレビュー
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ニッカウヰスキー余市蒸溜所宮城峡蒸溜所

海外限定、ジャパニーズブレンデッドウイスキー。
ニッカのヨーロッパでの販売代理店でもあるパリのウイスキー専門店ラ・メゾン・デュ・ウイスキー(La Maison du Whisky / LMdW)が2018年9月に開催した「ウイスキー・ライブ・パリ2018」でお披露目。11月よりフランスで販売が開始された。
2018年11月発売。

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1.メーカー

ニッカウヰスキー株式会社

設立1934年(昭和9年)
本社所在地〒107-8616 東京都港区南青山5丁目4番31号
所有蒸留所余市蒸溜所、宮城峡蒸溜所、ベンネヴィス蒸留所

販売元:ラ・メゾン・デュ・ウイスキー

ラ・メゾン・デュ・ウイスキー(La Maison du Whisky / LMdW)は、フランス、パリのコンコルド広場に近いパリ8区に店を構えるウイスキー専門店の老舗でもあり、数多くの有名ブランドの輸入代理店でもあります。日本のウイスキーをEU圏に流通している殆どはLMdWと言われています。

2.蒸留所

余市蒸溜所」「宮城峡蒸溜所」
ニッカデイズの詳しい情報は未だ明らかにされておりません。もちろんニッカのホームページにも詳細は記載されておりません。純粋なジャパニーズではないかと囁かれておりますが、真意のほどはメーカーしかわからないのではないでしょうか。
ただし、「余市のピーテッドモルト」と「宮城峡のグレーン原酒」が使われているのは間違いなさそうです。

3.商品名

ニッカ デイズ
Nikka Days

4.特徴

宮城峡のグレーン原酒と余市のピーテッド・モルト原酒をブレンド

ニッカ デイズは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの微妙なブレンドです。スムーズでフルーティな甘さを持つこのウイスキーは、白い花、洋ナシ、シトラスフルーツの香りで、愛好家を魅了します。穀物、タフィー、モルト、ローストしたナッツにバニラを加えたような香りが広がります。フィニッシュは、ニッカ・デイズのフルーツとモルティな面のバランスが絶妙です。ストレートでもカクテルでも楽しめるウイスキーです。

4-1.テイスティングノート

香りりんご、焼き菓子の香ばしい甘さ
味わいキャラメルのような甘さ、ウッディかつスパイシー
余韻程よいピートの後に、ビターな甘さ

4-2.商品スペック

アルコール度数40%
酒別ブレンデッドウイスキー
樽種
内容量700ml
販売本数
希望小売価格39,90 €(La Maison du Whiskyのオンラインショップ)
4,420円(税込)(楽天での取扱い店)
発売日2018年11月

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

(画像出典:Whisky NIKKA Days 40% – Maison du Whisky

商品名ニッカデイズ
容量700ml
希望小売価格39,90 €(La Maison du Whiskyのオンラインショップ)
4,420円(税込)(楽天での取扱い店)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの出品数は非常に少ないですが、1本あたり4,500円~7,000円前後となっています。(※2021/3/21時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、1本あたりにすると平均4,000円前後(※2021/3/21時点より過去120日間の統計情報)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、4,500円前後で販売されています。 (※2021/3/21時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1、45ml:1,760円 にて提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

7.まとめ

アルコール度数40℃とは思えないほど濃厚。とにかくクセがなくて甘い。フランスで販売されているのを知ってしまっているからなのか、どことなく上品な甘さで焼き菓子のような、キャラメルのような香りがして、アルコール感も少なくちょうど良い甘さでまとまっております。
こちらは是非ロックかストレートで香りを楽しんでいただきたいウイスキーです。
とても珍しいウイスキーで置いてあるBARは少ないと思います。
是非、BAR新海でご賞味ください。

ニッカウヰスキーに関するその他の記事も是非ご覧ください。

【レビュー】ニッカ セッション
2020年9月29日発売。ニッカウヰスキー「ニッカ セッション」。スコットランド(ベンネヴィスなど)と日本の高品質なモルト原酒をブレンドしたブレンデッドモルト。華やかな香りとモルトの香ばしさ、なめらかな口当たりとオークの甘さ。ビターをともなうピートの余韻が特徴。
【レビュー】ザ・ニッカ12
12年以上の原酒を厳選してブレンドしたプレミアムブレンデッドウイスキー。磨き抜かれたブレンドの技が凝縮した、ザ・ニッカ12年。重厚で力強く、ピートの香りたつ個性的な余市モルトと華やかでフルーティー、軽やかな宮城峡モルトを、甘くまろやかなカフェグレーンがふんわりと包み込む。
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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