天星酒造株式会社が運営する「菱田蒸溜所」が蒸溜所の貯蔵施設「有明エイジングセラー」内で21ヶ月、PXシェリー樽で熟成させた蒸溜所初のモルト100% ニューボーンがついに登場
創業120年を超える鹿児島の焼酎メーカー天星酒造が設立した「菱田蒸溜所」が2022年11月に稼働開始しました。
仕込み水は焼酎と同じ菱田の水で、鹿児島県内トップクラスの超軟水。
ウイスキー造りは元々芋焼酎の製造に使用していた蔵で行なっており、モルトウイスキーだけでなく、丸麦も使用したグレーンウイスキーも製造しています。
1.菱田蒸溜所 ニューボーン Prelude3
1-1.商品情報
当社のウイスキー事業は2022年11月の初蒸留で幕を開け、モルトならびにグレーンウイスキーを製造してまいりました。
この度発売いたします商品は、熟成期間3年未満と短い原酒を使用した「ニューボーン」ではございますが、鹿児島県大隅半島の温暖な気候の元育まれたウイスキーは、短熟でも豊かなキャラクターが現れております。
菱田蒸溜所の貯蔵施設「有明エイジングセラー」内で21ヶ月、PXシェリー樽で熟成させた当蒸溜所初のモルト100%のニューボーンです。

画像出典:マクアケ
■テイスティングコメント
(監修:長濱蒸溜所チーフブレンダー 屋久 佑輔氏)
●アロマ:PXシェリー樽由来の濃厚な甘みが全体を包み、ドライフルーツや黒糖の香りが広がる。
温かい気候で熟成が進んだことによる力強い樽感(バニラ、蜂蜜、カラメル)がしっかりと感じられ、トロピカルフルーツの要素が調和。
ダークチョコレートやアールグレイを想わせる深みある余韻が続く。
●テイスト:口に含むと、リッチでコクのある甘みが広がり、ダークチョコレートや干しブドウを想わせるシェリーカスク由来の香りが漂う。
ほのかな渋みと紅茶のようなアロマが奥行きを生み、若々しい力強さとオーク樽のウッディな余韻が調和。温暖な熟成環境が生む滑らかな舌触りと重厚なボディが印象的。
1-2.商品スペック
商品名 | 菱田蒸溜所 ニューボーンPrelude3 |
規格 | ニューボーン |
原材料 | モルト(イギリス産) |
内容量 | 700ml |
アルコール度数 | 47% |
ボトリング本数 | 2,000本 |
希望小売価格 | 5,500円+税 |
2.菱田蒸溜所について
1901年初代松永貞信が現在の地、大崎町菱田で酒類製造業を創業し、1954年三代目松永貞雄が株式会社を設立。その後、2022年には同敷地内にウイスキー製造部門「菱田蒸溜所」を新設し、国内外の人々に愛される蒸溜酒をお届けすべく挑戦を続けています。
平成の名水百選に選ばれた「普現堂(ふげんどう)湧水源」由来の超軟水で仕込む、鹿児島県大隅半島のモルト・グレーンウイスキー蒸溜所です。

画像出典:菱田蒸溜所 ニューボーンPreludeⅠ |プレスリリース

画像出典: 菱田蒸溜所 ニューボーンPreludeⅠ |プレスリリース
~仕込み水「菱田の地下水」について~
菱田蒸溜所は平成の名水百選にも選ばれた「普現堂湧水源(ふげんどうゆうすいげん)」の下流域にあり、私たちが仕込みに使っている「菱田の地下水」は県内でも随一の軟水とされています。
鹿児島県は火山の多い地であり、そこに流れる水は火山帯の特長である様々なミネラルを多く含みます。しかし「菱田の地下水」は降り積もった約80mに及ぶシラスの層だけでなく、その下の砂層と砂利層で磨かれることで、ミネラル分を多く含まない軟水(硬度46)となります。アルコールを製造するにあたって「仕込み水」の役割は非常に重要であり、酒質を大きく左右します。
この「菱田の地下水」は鹿児島県でも無二の酒水として知られていて、明治頃には多くの酒蔵が菱田に集中しておりましたが、現在では天星酒造 一社となりました。
私たちはこの素晴らしい銘水を使用して、柔らかく滑らかな口当たりのウイスキーづくりを目指しています。

画像出典:【菱田蒸溜所】|マクアケ
2-1.会社概要
会社名 | 天星酒造株式会社 |
代表者 | 森藤 雅礼 |
所在地 | 鹿児島県曽於郡大崎町菱田1270 |
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