宮城峡蒸留所|NIKKA WHISKY

2. 東北地方のウイスキー蒸留所

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2. 東北地方

2-1. ニッカウヰスキー 宮城峡蒸溜所

日本のウイスキーの父と呼ばれるニッカウヰスキー創業者「竹鶴政孝」が北海道の余市で第一の蒸溜所を操業させてから、約30年。「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝は、新しい蒸溜所建設の地を求めて動き始めました。

山形との県境に近いこの地は、広瀬川新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷です。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸溜所建設を決定したと言われています。

画像出典:宮城峡蒸溜所 | NIKKA WHISKY
画像出典:宮城峡蒸溜所 | NIKKA WHISKY
所在地 〒989-3433
宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
アクセス

<電車>
JR仙台駅からJR仙山線作並駅まで(1時間に1本):約40分
<無料シャトルバス>
土・日・祝日は、JR作並駅から宮城峡蒸溜所行きのシャトルバスが運行(往復)※片道所要時間約7分
<バス>
仙台駅前より作並温泉行き(市営バス)「ニッカ橋」下車 ※所要時間:約60分

操業開始 1969年
公式HP ニッカウヰスキー 宮城峡蒸溜所
見学 一般見学可/蒸留所ガイドツアーは完全予約制
※一時休止していた蒸溜所見学を、2020年7月17日(金)から一部制限を付けて再開
商品 シングルモルト宮城峡
周辺グルメ 食べログ ホットペッパー ぐるなび Yahoo!ロコ
宿泊・ツアー じゃらん 一休 楽天トラベル JTB HIS
ふるさと納税 牛タンから海の幸まで宮城の味覚

宮城峡蒸溜所の代表的なウイスキー

2-2. 金龍 遊佐蒸溜所

最高品質の、世界が憧れるジャパニーズ・ウイスキーを、ここ山形から。

遊佐蒸溜所を運営する株式会社金龍は、1950年に山形県内の日本酒メーカー9社による合弁会社として創業し、醸造用アルコールと呼ばれるニュートラルスピリッツの生産や、連続蒸溜機でつくる甲類焼酎の生産を行っています。

金龍は山形唯一の焼酎専門メーカーですが、焼酎や日本酒の消費量の下降や、山形県の人口の問題を考えた時に、将来にむけた新たな事業として取り組んだのがウイスキー事業でした。

 

2022年2月「YUZA First edition 2022」がリリースされました。限定8,500本。

「納得のいくまで熟成をする」「ジャパニーズウイスキーの定義に準じた製品のみを送りだすことに集中する」という強い信念をもって生まれた「YUZA First edition 2022」。ついに夜明けの時が訪れました。

2019年に開催されたウイスキーフェスティバルでは、遊佐蒸溜所のニューメイクを数種類お披露目されていました。

所在地 〒999-8302
山形県飽海郡遊佐町吉出字 カクジ田20番地
アクセス

JR新潟駅からJR遊佐駅まで電車で約2時間25分
JR遊佐駅から徒歩約25分(車で5分)

操業開始 2018年
公式HP 株式会社金龍 遊佐蒸溜所
見学 一般見学は当面予定しておりません。
商品
周辺グルメ 食べログ ホットペッパー ぐるなび Yahoo!ロコ
宿泊・ツアー じゃらん 一休 楽天トラベル JTB HIS
ふるさと納税 遊佐のお酒や味覚

2-3. 笹の川酒造 安積蒸溜所

「安積蒸溜所」を運営する笹の川酒造は、1765年に福島県郡山市で創業し約250年に渡って続く老舗の酒造メーカーで、戦後間もない1946年にウイスキー製造免許を取得し1980年頃までウイスキー製造を行っていたが、国内市場の低迷により原酒蒸留を停止していました。

2010年代からのウイスキーブームの再燃を受け、2015年に本格的なモルトウイスキー蒸留所の設立を決め、1年以内に納品可能な三宅製作所のスチルを購入。翌年2016年には酒蔵に設備を導入した安積蒸溜所で原酒蒸留を再開することとなりました。
東北最古のクラフトウイスキーである安積蒸溜所では再稼働後初のシングルモルト「安積The First」を2019年12月に発売しています。

画像出典:安積蒸溜所 公式Facebook

ウイスキーフェスティバル2019で展示されていた商品は、過去に貯蔵されていた樽から作られた「山桜シリーズ」に加え、安積蒸溜所で新たに作られたニューポットとニューボーンも並んでいました。

所在地 〒963-0108
福島県郡山市笹川1丁目178
アクセス

<電車>
JR郡山駅から車で約10分
JR安積永盛駅から徒歩約10分

操業開始 2016年
公式HP 笹の川酒造
安積蒸溜所 公式Twitter
見学 完全予約制
商品 安積The First、安積The First PEATED

安積蒸溜所の代表的なウイスキー

2-4. ドリームリンク 秋田蒸溜所

外食チェーンのドリームリンクは秋田県産ウイスキーの蒸留所を秋田市郊外に建設すると発表。2022年4月に着工し、同年中に完成させる予定で2025年に商品出荷する計画。
建設予定地は秋田駅や秋田空港から車で30分ほどの旧岩見小学校跡地周辺の私有地などを含めた3万8500平方メートル。このうちどれだけ利用するかは未定で、用地や建物の広さも今のところ決まっていない。
蒸留所建設費は4~5億円ほどを想定。一部クラウドファンディングで調達予定。年間2万1000リットルのウイスキー生産を目指す。後は事業費をさらに数億円投資し、レストランを含む観光施設や宿泊施設なども併設していく方針のよう。
秋田市の「BARル・ヴェール」のオーナーバーテンダー「佐藤謙一氏」監修。

ウイスキー蒸留所、ドリームリンクが秋田市郊外に|日本経済新聞

2-5. 楯の川酒造 月光川(がっこうがわ)蒸留所

日本酒「楯野川」で有名な楯の川酒造株式会社がウイスキー事業の子会社(月光川蒸留所株式会社)を設立し月光川蒸留所を運営していくようです。

月光川水系の豊富な水と日本酒醸造で培った繊細な技術を活かした「庄内産ウイスキー」で、クラシカル・オーセンティックな質の高いシングルモルトを生産していく予定。

設備に関しては、発酵槽に温度調整可能なステンレスサーマルタンク使用。ポットスチルは三宅製作所製。

2023年9月蒸留開始予定でシングルモルトは2027年頃、ブレンデッドウイスキーは2024年頃リリース予定。
1日の仕込み量は麦芽400kgで年間250回仕込みで6万リッターの生産を目指すという。

蒸留所建設予定地は山形県飽海郡遊佐町です。遊佐町にはすでに株式会社金龍の「遊佐蒸溜所」がありますが、遊佐町をウイスキーの町にすべく、一緒に盛り上げていく意向のようです。

画像出展:日本酒醸造の繊細な技術を活かした「ジャパニーズウイスキー」生産へ/楯の川酒造 ウイスキー製造子会社設立・月光川蒸留所開設に向け始動|PR TIMES
所在地
山形県飽海郡遊佐町
アクセス

 

操業開始 2023年9月
公式HP 月光川蒸留所HP
見学
商品 2024年ブレンデッドウイスキー、2027年シングルモルト発売予定