Contents
- 4. 中部地方
- 4-1. 新潟麦酒 忍蒸留所
- 4-2. サントリースピリッツ 白州蒸溜所
- 4-3. 本坊酒造 マルス信州蒸溜所
- 4-4. 軽井沢蒸留酒製造 小諸蒸溜所
- 4-5. キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所
- 4-6. ガイアフロー 静岡蒸溜所
- 4-7. 若鶴酒造 三郎丸蒸留所
- 4-8. サントリー知多蒸溜所
- 4-9. 新潟小規模蒸溜所 新潟亀田蒸溜所
- 4-10. 戸塚酒造 軽井沢ウイスキー蒸溜所
- 4-11. 清州桜醸造
- 4-12. 十山株式会社 井川蒸留所
- 4-13. 玉泉堂酒造 養老蒸留所
- 4-14.Nozawa Onsen Distillery株式会社 野沢温泉蒸留所
- 4-15.井出醸造店 富士北麓蒸溜所
- 4-16.吉田電材工業株式会社 吉田電材蒸留所
- 4-17.舩坂酒造店 飛騨高山蒸留所
- 4-18.SASAKAWA WHISKY株式会社 富士山蒸溜所
- 4-19.武部織物株式会社
- 4-20.オリエンタルブルーイング株式会社 金沢蒸溜所
- 4-21.サン.フーズ 韮崎御勅使蒸留所
- 4-22.徳岡ホールディングス 南アルプスワインアンドビバレッジ 笛吹工場
- 4-23.きよかわ株式会社 飯山マウンテンファーム蒸溜所
- 4-24.株式会社時之栖 富士かぐや蒸溜所
- 4-25.相生ユニビオ株式会社 碧南蒸留所
- 4-26.伊勢満 伊勢蒸留所
1.北海道地方 / 2.東北地方 / 3.関東地方 / 5.関西地方 / 6.中国地方 / 7.四国地方 / 8.九州沖縄地方
4. 中部地方

4-1. 新潟麦酒 忍蒸留所
新潟のクラフトビール醸造所「新潟麦酒」は、地元の清水を使い、スピリッツ愛好家達へ質の高いウイスキーを提供することを目指し、2016年、新潟市で初のウイスキー蒸溜免許を取得しました。
蒸溜所が建設中の間に、世界の蒸留所からシェリー樽やバーボン樽で熟成された原酒を輸入し、新潟工場(新潟市)で混ぜ合わせてウイスキー「越ノ忍」を作っています。国産のミズナラ樽で追加熟成した豊かな香りが特徴のミズナラフィニッシュ。生産量の9割が輸出用で、うち4割を米国が占めているとか。
蒸留所建設を含め、今後の動向に注目。
所在地 | 〒953-0012 新潟県新潟市西蒲区越前浜5120 |
アクセス |
最寄り駅からのアクセス/JR越後線「巻駅」より車で10分 |
操業開始 | 建設中 |
公式HP | 新潟麦酒 忍蒸留所 |
見学 | |
商品 | 越ノ忍ピュアモルト、越ノ忍ブレンデッドウイスキー、越ノ忍ピュアモルト10年、越ノ忍ピュアモルト15年 |
忍蒸留所の代表的なウイスキー
4-2. サントリースピリッツ 白州蒸溜所
サントリーは、山崎蒸溜所とは異なるタイプのモルトウイスキー原酒を求め、良質でウイスキーの仕込みに最適な水を探し続けました。そして全国各地を調査した中から、日本有数の名水地である“白州”の地に出会います。日本で初めてウイスキーづくりを始めてからちょうど50年を迎えた1973年、ついにサントリー第2のモルトウイスキー蒸溜所「白州蒸溜所」が操業しました。
白州蒸溜所の特長は、世界にも類を見ない多彩な原酒のつくり分けにあります。
発酵工程では、保温性に優れた木桶発酵槽にこだわり、蒸溜所内に棲みつく乳酸菌などの微生物の働きによって、白州ならではの独特な風味を生みだしています。
蒸溜工程では、大きさや形状の異なる蒸溜釜を使い分け、貯蔵(熟成)工程でも様々な樽を使い分けるなど、仕込から発酵、蒸溜、そして貯蔵(熟成)に至るまで全ての工程で多彩な原酒のつくり分けが行われています。

画像出典:サントリー白州蒸溜所
所在地 | 〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1 |
アクセス |
中央本線韮崎駅より下教来石下行きバスに乗り、「松原上」バス停下車(1日数本)。 |
操業開始 | 1973年 |
公式HP | サントリー白州蒸溜所 |
見学 | 工場見学一時休止中。(2020年12月27日時点) |
商品 | シングルモルトウイスキー白州、シングルモルトウイスキー白州18年、シングルモルトウイスキー白州25年 |
白州蒸溜所の代表的なウイスキー
4-3. 本坊酒造 マルス信州蒸溜所
国産ウイスキーの生みの親として知られる「竹鶴政孝」。 当時、24歳だった竹鶴氏に日本の本格ウイスキーの夜明けを託し、上司として彼をスコットランドに送り出したのが摂津酒造(マルスウイスキーの生みの親)の「岩井喜一郎」でした。
竹鶴氏は日本に帰国後、ウイスキー研修の結果を「ウイスキー報告書」にまとめ、岩井喜一郎氏に提出しました。通称「竹鶴レポート」や「竹鶴ノート」と呼ばれるものです。
本坊酒造は、鹿児島での焼酎造りがメインの酒造ですが、1949年にウイスキー製造免許を取得してから、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
1960年、岩井喜一郎氏は「竹鶴ノート」を元に設計し、ワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立します。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求め、1985年長野県に「マルス信州蒸溜所」を操業しました。中央アルプス駒ヶ岳山麓の美しく緑深い森に囲まれた蒸溜所は、澄んだ空気の静寂の中に佇んでいます。
蒸留所のビジターセンター内に有料試飲ができるテイスティングバーが併設されています。マルスウイスキー最新の商品から、過去の限定品などたくさんのラインナップを愉しむことが出来ます。
2019年のウイスキーフェスティバルでの出展の様子です。岩井トラディション、モルテージ越百、駒ヶ岳リミテッド2019、2020年春発売の新商品も展示していました。
所在地 | 〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31 |
アクセス |
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操業開始 | 1985年 |
公式HP | 本坊酒造 マルス信州蒸溜所 |
見学 | 見学可。メールフォーム・FAXにて要申込み。 |
商品 | シングルモルトウイスキー駒ヶ岳 |
マルス信州蒸溜所の代表的なウイスキー