イチローズモルトより、秩父第二蒸溜所原酒を使用した製品の発売が発表。
イチローズモルト秩父第二蒸溜所より製品の第2弾が発売。
今回の製品はHINT OF SHERRYと名がつけられています。秩父第二原酒はピーテッド麦芽での仕込みを行っており、今回はその原酒を使用した製品の様です。
1.ICHIRO’S MALT CHICHIBU DISTILLERYⅡ
HINT OF SHERRY

-
1-2.商品スペック
アルコール度数 53% 酒別 シングルモルトウイスキー 樽種 シェリー樽 他 内容量 700ml 本数 不明
2.株式会社ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所
2008年に操業をスタートした秩父蒸溜所は、僅か数年で「イチローズモルト」として世界が注目するウイスキーメーカーとなりました。
創業者「肥土伊知郎」氏の父が経営していた「東亜酒造」は羽生蒸留所を所有してウイスキー製造を行っていましたが、肥土氏が2001年に引き継いだ時には経営不振となっており、2003年に「日の出通商」へ営業譲渡されます。その時にウイスキー事業からの撤退も決定され、貯蔵されていたウイスキーは廃棄される危機を迎えてしまいます。
引き取り手探しに奔走し、笹の川酒造からの協力を得る事に成功し、貯蔵庫を間借りして羽生蒸留所に貯蔵されていたウイスキーを移動する事ができました。その後、笹の川酒造と共に羽生蒸留所の原酒を使ったウイスキーの販売を行いました。
肥土氏は、2004年に㈱ベンチャーウイスキーを設立し、2007年に肥土氏自らの故郷でもあり、酒造りに適した環境でもある事より秩父にウイスキー蒸留所を完成させます。

秩父蒸溜所では、秩父の風土に根ざしたシングルモルトウイスキー造りが行われています。
創業者の肥土伊知郎氏はジャパニーズウイスキーであることに誇りを持ち、小さなミル、マッシュタン、ミズナラ製の発酵槽、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルで手づくりに拘りモルトウイスキーを生産しています。

秩父蒸溜所周辺は自然豊かで空気がきれいで質の良い水、夏は高温多湿で朝晩が氷点下にいたる寒さの厳しい環境です。その厳しい気候が織りなす寒暖差がウイスキーの熟成に多大な影響を与え、短い熟成期間にも関わらずフルーティでバランスの取れたウイスキーに仕上がります。

2019年10月には、秩父蒸溜所の近隣に「秩父第2蒸溜所」を設立し稼働開始。
第2蒸溜所の生産量は第1蒸溜所のなんと5倍。一度に仕込む麦芽は2t。ポットスチルは5倍の量を蒸溜できるよう形は同じストレート型だがかなり大きなポットスチルになっている。フォーサイス社製でガス直火蒸溜機を使用。
直火ならではのパワフルさ、そしてモルティかつフルーティーなウイスキーが製造されています。


2023年4月には、苫小牧東部地域(苫東)の臨空柏原地区に、グレーンウイスキーの蒸溜所を新設すると発表しました。2026年現在ですでに稼働が始まっています。
代表の肥土伊知郎氏は新設の蒸溜所をグレーンウイスキー蒸溜所として計画する事を語っており、操業開始当初は北米産トウモロコシを主原料としながらも道産品も価格動向を見極めながら積極的に取り入れる方針とし、将来的には完全純国産のシングルグレーンウイスキーや秩父第1、第2蒸溜所のモルトウイスキーとバッディングさせたブレンデッドウイスキーを作っていくことは想像に難くありません。
新設の蒸溜所の稼働が安定し、供給量も増えていけばイチローズモルトブランドの更なるラインナップの拡大や市場への供給量の増加も期待でき、我々がより気軽にイチローズモルトブランドのウイスキーを楽しめる日もそう遠くないのではないでしょうか。


