【海外速報】ビームサントリー社ブレンデッドスコッチウイスキー『ARDRAY』発売

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アメリカ合衆国イリノイ州ディアフィールドに拠点を置くサントリーホールディングスの独立子会社であるビームサントリー社が6月5日にブレンデッドスコッチウイスキー『ARDRAY(アードレイ)』を発売しました。
5月下旬頃、2000本あまりを先行販売していたようですが、一般販売されてからはロンドン、上海、ロサンゼルス、ニューヨークの4都市で現在発売中のようです。
日本はまだ未発売ですがこれから全世界に向けて順次発売していくと発表しています。
公式サイトはこちらから

1.ブランドコンセプト

「スコットランドのテロワールと伝統のクラフト技術に、日本人ブレンダーの正確さと芸術性を掛け合わせた新しいブレンデッドスコッチを」がコンセプトとなるようです。
海外公式サイトのコメントでこのように発表しています。

 

以下、原文翻訳

100年前に鳥居信治郎は伝統的なスコットランドのウイスキーからインスピレーションを得て、日本人の繊細な味覚に合う、洗練された、かつ複雑なウイスキーを作りました。
この鳥井信治郎の素晴らしいブレンド能力に、敬意を表し、日本人の味覚に合うスコッチの再解釈から、ブレンデッドスコッチウイスキーの素晴らしさを称えるためにデザインされた、新しくエレガントな『ARDRAY』へと発展しました。

これまで『碧AO』や『季TOKI』などのブレンデッドウイスキーをリリースしてきたサントリーは今回どのような原酒をチョイスしたのでしょうか?
「碧AO」のブレンドはスコッチはアードモアグレンギリー、アイリッシュはクーリー、アメリカンはジムビーム、カナディアンはアルバータ、ジャパニーズは山崎白州の原酒をブレンド。


『季TOKI』はジャパニーズブレンデッドで、白州をキーモルトに山崎知多のブレンデッドで、こちらは海外で先行発売された逆輸入商品でした。

 

2.構成原酒

ビームサントリーのチーフブレンダーであるカルム・フレーザー氏を中心としたブレンディングチームは、『ARDRAY』完成までに、約200種類ものグレーンウイスキーとモルトウイスキーの組み合わせを試したとコメントしています。
以下、公開された選りすぐりの原酒達をご紹介します。

ボウモア


グレンギリー

ラフロイグ

オーヘントッシャン

アードモア

マッカラン

グレンロセス
グレンロセス 10年 40度 700ml
GLENROTHES

ハイランドパーク

これら8種の原酒が使用されている事が発表されています。
なんと贅沢なラインナップでしょうか。
ボウモア、マッカラン、ラフロイグが構成原酒の中に入っているなんてビームサントリーだからこそのブレンドですね。

3.テイスティングノート

リンゴ、洋ナシ、プラム、スモーク、オレガノ、マンダリンオレンジ。
マイルドで、ソフト、花のような香りと、シトラスのような柑橘。

リッチ&シルキーな口当たり。バニラカスタードのようなクリーミーさと、長い余韻を持つ。

とのことです。
鳥井信治郎をリスペクトした一本であれば、きっと日本にも流通すると思うので、これからも情報を追い続けたいと思います。

この記事を書いた人
万代 竜一

福岡県福岡市出身
福岡にある中洲のBARで14年間修行後、俳優業での活動の拡大も兼ねて2018年上京。俳優佐藤二朗氏作の舞台にて東京初舞台を踏む。特技はギターとビール好きが高じてビール銘柄をブラインドで当てられる事。
最初はウイスキーを飲み慣れておらず苦手だったものの、深く知るにつれて作っている人達の想いが強い事に感銘を受けて、作り手の方達を知ってもらえる一助になれば、と思いJWDに参加。現在はウイスキーが大好き。

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