【2021年3月30日限定発売】イナズマブレンデッドモルト(長濱蒸溜所)

発売情報
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三郎丸蒸留所長濱蒸溜所

滋賀県の長浜浪漫ビール株式会社が運営する日本最小規模のウイスキー蒸溜所「長濱蒸溜所」より、2021年3月30日(火)に新商品「INAZUMA(イナズマ) ブレンデッドモルト」2種が発売されます。
今回の商品は、「長濱蒸溜所×三郎丸蒸留所」の日本のクラフト蒸留所同士による初のコラボレーション商品です。

1.日本初の原酒交換による商品化

ウイスキーの本場「スコットランド」では、昔から自社の蒸留所以外の蒸留所との原酒交換を行い、様々な風味や味わいの原酒のブレンドによる商品開発の習慣があるようですが、日本のウイスキー業界ではこれまで蒸留所同士の原酒交換は行われてきませんでした。

今回の試みは、日本のウイスキーの歴史で初めての試みとなります。2016年以降、日本にクラフトウイスキー蒸留所が急速に増えました。各蒸留所では、それぞれのこだわりや特徴を活かしてウイスキー造りを行っています。蒸留所同士による原酒交換から生まれる新しい商品には、新しい発見や気付き、そして予想もしていなかった奇跡が起きたりもするかもしれません。間違いなく、日本のウイスキー業界の発展に必要なものと思います。

2.原酒交換の背景と商品名の由来

近年、飛躍的な成長を遂げているウイスキーですが、現在国内で流通しているその9割が「ブレンデッドウイスキー」だと言われています。かつて、本場スコットランドでは活発な原酒交換により、数々の個性的なブレンデッドウイスキーが誕生してきました。
この度の企画は、2つのクラフト蒸溜所が、お互いの蒸溜所を訪ねセレクトした原酒を交換し、各々の蒸溜所にて独自にブレンドを行いました。
商品名は県名の「滋」という漢字の見た目に由来し、そのラベルには琵琶湖の自然と、そこに飛来する砺波市のシンボル「ヒヨドリ」が描かれています。また中心部に象られた琵琶湖を覗けばその奥に、それぞれのボトルにちなんだ風景をご覧いただけます。
古来より農耕との関わりが深く、五穀豊穣をもたらすという「稲妻(INAZUMA)」。AMAHAGANシリーズで培ったブレンド技術を活かした、この記念ボトルを通じて、全国のウイスキー愛好家の皆さまに新たなる魅力が提供できますことを、心より嬉しく思っております。
(引用:長濱蒸溜所×三郎丸蒸留所 日本のクラフト蒸溜所による初コラボウイスキー「INAZUMA(イナズマ) ブレンデッドモルト」2種を限定発売 | 長濱浪漫ビール

(画像出典:長濱蒸溜所×三郎丸蒸留所 日本のクラフト蒸溜所による初コラボウイスキー「INAZUMA(イナズマ) ブレンデッドモルト」2種を限定発売 | 長濱浪漫ビール
写真の左が、三郎丸蒸留所 マネジャー&ブレンダーの稲垣貴彦氏、右が長濱蒸溜所ブレンダー屋久佑輔氏。

3.発売商品の詳細

今回の商品は、長濱蒸溜所から2商品、三郎丸蒸留所から2商品、発売となります。ここでは、長濱蒸溜所の2商品を紹介します。
1つは、日本の原酒のみ使用した長濱蒸溜所 INAZUMA ブレンデッドモルト ジャパニーズウイスキー 「シナジーブレンド」、もう一つは、海外の輸入原酒をブレンドした「長濱蒸溜所 INAZUMA ワールド ブレンデッドモルトウイスキー 「エクストラ セレクテッド」の2商品です。

(1)長濱蒸溜所 INAZUMA ブレンデッドモルト ジャパニーズウイスキー 「シナジーブレンド」

長濱蒸溜所で蒸溜したノンピートモルト原酒と、三郎丸蒸留所で蒸溜したピーテッドモルト原酒を使用し、各々の原酒の個性がより際立つように、ブレンドレシピを構成。原酒同士の「シナジー」がもたらすその味わいを、心ゆくまでお愉しみください。

製品名長濱蒸溜所 INAZUMA ブレンデッドモルト ジャパニーズウイスキー 「シナジーブレンド」
酒 別ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー
原材料モルト
樽 種
(原 酒)
・三郎丸蒸留所のピーテッドモルト原酒
・長濱蒸溜所のノンピートモルト原酒
詰本数700本
度 数47%
価 格希望小売価格:15,000円(消費税別)
製造所長濱蒸溜所
販売地域全国の酒販店様 及び、長浜浪漫ビールWebサイト

(引用元:長濱蒸溜所×三郎丸蒸留所 日本のクラフト蒸溜所による初コラボウイスキー「INAZUMA(イナズマ) ブレンデッドモルト」2種を限定発売 | 長濱浪漫ビール

(2)長濱蒸溜所 INAZUMA ワールド ブレンデッドモルトウイスキー 「エクストラ セレクテッド」

長濱蒸溜所で蒸溜したノンピートモルト原酒と、三郎丸蒸留所で蒸溜したピーテッドモルト原酒に、慎重に吟味した海外産モルト原酒を加え、各々の原酒同士が補完し高めあう「エクストラ」な味わいを目指しブレンドレシピを構成。馥郁たるその風味を、心ゆくまでお愉しみください。

製品名長濱蒸溜所 INAZUMA ワールド ブレンデッドモルトウイスキー 「エクストラ セレクテッド」
酒 別ブレンデッドモルトウイスキー
原材料モルト
樽 種
(原 酒)
・三郎丸蒸留所のピーテッドモルト原酒
・長濱蒸溜所のノンピートモルト原酒
・海外産モルト原酒
詰本数6,000本
度 数47%
価 格希望小売価格 : 6,900円(消費税別)
製造所長濱蒸溜所
販売地域

全国の酒販店様 及び、長浜浪漫ビールWebサイト

(引用元:長濱蒸溜所×三郎丸蒸留所 日本のクラフト蒸溜所による初コラボウイスキー「INAZUMA(イナズマ) ブレンデッドモルト」2種を限定発売 | 長濱浪漫ビール

4.抽選販売について

長浜浪漫ビールオンラインショップにて、INAZUMA(イナズマ) ブレンデッドモルト」2種を抽選販売予定。※3月30日(火)の発売に先行して一部を抽選販売。

申込期間2021年3月 8日(月)  12:30 ~ 3月14日(日)23:59
当選者発表2021年3月17日(水) 12:00

https://romanbeer.buyshop.jp/

5.長濱蒸溜所のその他商品

★長濱蒸溜所 ブレンデッドモルト第三弾『AMAHAGAN World Malt Edition No.3』★
<オリエンタルな香りをまとうビターモルト>
将来のシングルモルトのリリースに向け、ウイスキー造りにとって最も重要な工程の一つである「ブレンド」に焦点を当て生み出されたワールドモルトシリーズ『AMAHAGAN』。第3弾となる今回は、海外のモルトウイスキーに長濱蒸溜所のモルトを絶妙にブレンドした「Edition No.1」をベースに、日本原産で通称「ジャパニーズオーク」とも呼ばれるミズナラのオリエンタルな個性を活かして後熟。

★長濱蒸溜所 ブレンデッドモルト『AMAHAGAN World Malt Edition 山桜』★
2016年の蒸溜開始から3年。将来のシングルモルトのリリースに向け、ウイスキー造りにとって最も重要な工程の一つである「ブレンド」に焦点を当て生み出されたワールドモルトシリーズ『AMAHAGAN』
今回の「Edition 山桜」は海外のモルトウイスキーをベースに長濱蒸溜所のモルトを絶妙にブレンドした「Edition No.1」をベースに、日本原産「山桜」にて後熟。『和』を纏った香木を思わせる心地よい芳香と、優しい余韻が特徴の「Edition山桜」。

三郎丸蒸留所から発売予定の新商品はこちらの記事をご覧ください。

【2021年3月30日限定発売】FAR EAST OF PEAT...
富山県の若鶴酒造より、2021年3月30日(火)に新商品が発売。「三郎丸蒸留所×長濱蒸溜所」の日本のクラフト蒸留所同士による初のコラボレーション。「FAR EAST OF PEAT」新しい試みが日本のウィスキー業界の更なる発展に繋がる事でしょう。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).Whisky Galore Vol.25 2021年4月号

ウイスキー文化研究所が発行する「ウイスキーガロア」の2021年4月号。
★ジャパニーズウイスキー大全★と題して、ジャパニーズウイスキーの定義、日本のウイスキー最新として、蒸留所24ヵ所を一挙掲載。サントリーチーフブレンダーの福與伸二氏のインタビューも掲載された、ジャパニーズウイスキーファン必見の一冊。

(3).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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