【2024年3月下旬発売】静岡 ポットスティルW 純外国産大麦 2024年版(静岡蒸溜所)

発売情報
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ガイアフロー静岡蒸溜所

ガイアフロー静岡蒸溜所からポットスティルWの純外国産大麦が発売されます。エントリー登録は3/15まで、登録先、過去の所版との比較なども紹介。

ポットスティルWの純国産大麦はWWAカテゴリーウィナーにも選出されました。過去には2022年8月にW純外国産大麦 初版が発売されました。今回は500mlボトルで販売本数も少し増加したようです。

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1.抽選申し込みについて

WHISKY PORTでの抽選は、3月15日までに会員登録したWHISKY PORT会員及びメールマガジン会員のみに抽選申し込み案内が配信されます。事前にメルマガ登録を忘れずに済ませておきましょう。
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抽選申し込みのメルマガ配信は3月下旬以降となるようです。

2.シングルモルト日本ウイスキー静岡 ポットスティルW純外国産大麦 2024年版

静岡蒸溜所はこれまで、蒸気加熱式蒸留機Kと薪直火加熱式蒸留機という初留蒸留機の違い、さらに原料の大麦の産地で純日本大麦、純外国産大麦と分けたアイテムをリリースしてまいりました。

本作は薪直火蒸留機Wで蒸留した外国産大麦100%原酒のみで構成されていることと、リリース年である「2024年」から、名付けられています。同じく蒸留機Wと外国産大麦の組み合わせでは、2022年8月に「ポットスティル W 純外国産大麦 初版」をリリースしています。

ボトルは700mlから500mlとなり、限定本数も5,000本から6,000本となりました。

引用:ガイアフロー静岡蒸溜所 シングルモルトウイスキー発売のご案内– GAIAFLOW NEWS

製品名シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルW 純外国産大麦 2024年版
酒 別シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料モルト(英国産大麦麦芽を100%使用)
樽 種不明
販売数6,000本(国内限定)
度 数55.5%
価 格希望小売価格:11,473円(税込)
製造所ガイアフロー静岡蒸溜所
製造者ガイアフローディスティリング株式会社

3.蒸留器「W」とは?

静岡蒸溜所の特徴である、世界的にも希少な薪直火を熱源とした蒸留機 (写真左)は、Woodfired(薪の炎)を意味する「W」と呼ばれています。

燃料となる薪は、静岡の豊かな山の営みから溢れ出た針葉樹の間伐材。地元のきこりが、ひとつひとつ手で割って薪にしています。その薪を燃料に、ウイスキーを蒸留しています。

再生可能エネルギー事業にルーツがあるガイアフローが、200年以上前の蒸留技術を現代に蘇らせました。スチームによる間接加熱では摂氏150℃程度のところ、薪直火では摂氏800℃という高温に達します。このように高い温度で加熱することで、コクと力強さ、心地よい香ばしさを持った原酒が造られています。

引用:引用:ガイアフロー静岡蒸溜所 シングルモルトウイスキー発売のご案内– GAIAFLOW NEWS

4.過去のWシリーズとの比較

 プロローグW静岡 ポットスティルW
純外国産大麦 初版
岡 ポットスティルW
純日本大麦 初版
静岡 ポットスティルW 純外国産大麦 2024年版
価格8,943円(税込)9,845円(税込)18,150円(税込)11,473円(税込)
容量700ml700ml700ml500ml
ボトリング本数5,000本5,000本2,500本6,000本
アルコール度数55.5%55.5 %55.5 %55.5%
発売日2021/62022/82023/52024/3

年に1本ペースでWシリーズもリリースされております。また来年ほどにはW純国産がリリースされそうです。

ボトリングも前回の静岡「K純国産大麦」から500mlボトルでの販売となっており、価格も14,905円とか過去作に比べるとやはり資材の高騰などにより値上げが見受けられます。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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