サントリーホールディングス㈱が2次販売、購入サイトなどで見受けられる偽ボトル販売などの対策を発表。市場に流通する商品のブランドを守る取り組み。
昨今、山崎12年の偽物が話題となっております。オークションサイトやフリマアプリなどで偽ボトルを製造し、中身も全くの別物を販売している悪徳業者がいるようです。
そのための対策として、サントリーでは複製・再貼付が難しいホログラムシールの2種類を添付し、対策を行うようです。
サントリー(株)は、サントリーウイスキーのさらなるブランド価値向上を目的に、中味品質の向上、生産設備の強化、環境に配慮したものづくりなどに取り組んでいます。
今回、一部国産プレミアムウイスキーに複製・再貼付が難しいホログラムシール2種類を貼付することで、市場に流通する商品のブランドを守る取り組みを強化します。
当社は、これからも「美味品質の追求」「お客様体験の進化」に挑戦し、世界最高水準のウイスキーづくりを目指していきます。
引用:サントリー公式HP
●ホログラムシールについて
特長:複製や再貼付が難しい特殊加工
貼付箇所:開封口・ボトル背面の計2箇所
※順次切り替え出荷の為、市場にはホログラムシールが2種類貼付されていない商品も流通しています
▼実施日
2024年3月製造分から
▼対象品目(3ブランド10品目)
・「サントリーウイスキー 響」ブランド
「同 響 30年」「同 響 21年」「同 響 BLENDER’S CHOICE」「同 響 JAPANESE HARMONY」
・「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎」ブランド
「同 山崎 25年」「同 山崎 18年」「同 山崎 12年」
・「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」ブランド
「同 白州 25年」「同 白州 18年」「同 白州 12年」
また、同様にサントリー公式HPから
サントリーを騙る不審な販売サイトにご注意ください
のニュースも発表されており、同社としても毅然とした対応を行うことが見受けられます。
SNSからこのようなサイトが広告で出回っているケースがあるらしく、そちらも併せて注意喚起を行っております。
ウイスキーラバーの方もこういった悪質なサイトにはご注意ください。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.45 2024年8月号
<巻頭特集>
いま、再びのブレンデッドウイスキー
データで読み解く ブレンデッドウイスキーの現在
スコッチの人気銘柄 6ブランドを紹介
ハイボール缶大試飲会
定番から発売したての新商品まで ガロアテイスター陣が全20種類を飲んで語る!<新シリーズ始動>
ジャパニーズクラフトの開拓者たち[第1回]
秩父蒸溜所 肥土伊知郎
現在のクラフトウイスキームーブメントの礎を築いた“ジャパニーズクラフトの開拓者たち”に編集長・土屋守がロングインタビューを実施<編集長インタビュー>
◆デュワーズ7代目マスターブレンダー ステファニー・マクラウド氏に聞く
◆スチュアート・ハーヴェイ氏に聞く「オールドプルトニー ポート」の味わい
<特別リポート>
◆アジア最大にして、世界のトップ10 ──快進撃が止まらないカバラン蒸留所
◆天鏡蒸溜所 竣工記念内覧会とトークショー
◆森の京都蒸溜所 京素材や和漢ボタニカルを使ったジン造り
◆ウイスキーコニサークラブ国内蒸留所ツアー第3弾 井川蒸溜所
◆琵琶湖ウイスキークルーズ2024
◆ウイスキー検定合格者限定ツアー第10弾 三郎丸蒸留所/T&T TOYAMA
<特別企画>
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2024 受賞結果
<人気連載>
◆The Tasting 話題の30本をテイスティング!
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。