小正嘉之助蒸溜所から、「シングルモルト嘉之助」に次ぐ定番商品となるジャパニーズウイスキー「嘉之助 HIOKI POT STILL」が12月1日発売開始。
「日置の蒸留蔵にて、アイリッシュポットスチルにインスパイアされた、新感覚のジャパニーズポットスチル」にて蒸留された商品です。小正嘉之助蒸溜所が手掛ける新しいジャパニーズウイスキーとは?
1.シングルモルト嘉之助HIOKI POT STILL
日置蒸溜蔵はもともと、小正酒造の看板商品である「小鶴」シリーズを生み出してきた焼酎蔵であり、「KOMASA GIN」も同蒸留蔵で作られたもの。嘉之助蒸溜所に続き、2020年に日置蔵でもウイスキー製造免許を取得し、グレーンウイスキーの製造を開始、今回がそのリリースとなる第一弾。
「嘉之助 HIOKI POT STILL」は、日置蒸溜蔵にて大麦と麦芽を原料に独自の製法で糖化・発酵し、単式蒸留器で丁寧に原酒を造り、嘉之助蒸溜所にてアメリカンホワイトオークの新樽やバーボン樽による貯蔵で仕上げました。
❝日を置いたような夕陽が見られる地❞「日置」で育まれた、力強くも優しい新たなジャパニーズウイスキーをお楽しみください。
引用;嘉之助蒸溜所公式HP
2.商品スペック
製品名 | 嘉之助 HIOKI POT STILL |
原材料 | 大麦、モルト |
樽酒 | バーボン樽、アメリカンホワイトオーク新樽 |
アルコール度数 | 51% |
内容量 | 700ml |
希望小売価格 | 12,100円(税込) |
■TASTING NOTE
色:深みのあるべっこう色
香り:バターサンド、かぼす、あんず、梅のコンポート
味わい:マドレーヌ、オーキー、程よい塩味、マーマレード、温州ミカン
余韻:バニラ、ドライジンジャー、優しい甘さが長く続く
引用:嘉之助蒸溜所公式HP
3.小正酒造について
3-1.メーカー
小正嘉之助蒸溜所株式会社
設立 | 2021年8月 |
本社所在地 | 〒899-2421 鹿児島県日置市日吉町神之川845-3 |
所有蒸留所 | 嘉之助蒸溜所 |
3-2.嘉之助蒸留所
嘉之助蒸溜所
所在地 | 〒899-2421 鹿児島県日置市日吉町神之川845-3 |
操業開始 | 2017年 |
嘉之助蒸溜所は鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の敷地に建っています。
コの字形で2階建ての本棟には蒸留設備のほかに、眺めのいいBARやオリジナルグッズを販売するショップなどがあります。
蒸留所の大きな特徴はポットスチル(蒸留器)が大・中・小と3基備えてあること。それぞれの容量は6000ℓ・3000ℓ・1600ℓです。
世界的にみてもクラフト・ディスティラリー(小規模蒸留所)は2基が一般的。ウイスキーは通常蒸留は2回行うが、2回目の蒸留(再留)の際にネックの形状や上部のラインアームの角度の異なるポットスチルを使用することで原酒の香りや味わいをより豊かに変化させることができるのです。
蒸留所の建つ吹上浜は”日本三大砂丘”の一つに数えられ、”日本の渚百選”にも選ばれています。砂浜の長さは南北約47kmにも及び海面から強い風が巻き上がり、蒸留所一帯は海からの細かな飛沫で真白な霧に包まれます。夏は暑く冬には0℃近辺まで冷え込んで雪が舞うことも珍しくない寒暖差のある土地柄です。
3-3.日置蒸溜蔵
日置蒸溜蔵
所在地 | 〒899-3101鹿児島県日置市日吉町日置3309 |
操業開始 | 1883年 |
もともとは、日置八幡神社のお神酒造りから始まり、本格焼酎を蒸留していました。現在ではリキュール、スピリッツ、ウイスキーの製造販売を行っています。代表銘柄は芋焼酎「小鶴」シリーズ。
中でも「メローコヅル」はシングルモルト嘉之助でリチャーして使用されるなど、独自の製法、独自のノウハウがあります。
蒸留器は焼酎に使われるステンレス製のストレート縦型の蒸留器。
日置で作られるウイスキーは「グレーンウイスキー」ですが、通常グレーンウイスキーで使用される連続式蒸留器とは異なります。
日置では単式蒸留器で減圧蒸留を行うことで、蒸留度数を抑えながら蒸留。それにより原料由来の味わいがしっかり残る力強い酒質になります。
長く焼酎製造を営んできた小正酒造ならではの、まさに「ジャパニーズポットスチル」。
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