【2021年6月16日発売】シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION

発売情報
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嘉之助蒸溜所

小正醸造株式会社より2021年6月16日に嘉之助蒸溜所”初”、待望のシングルモルトウイスキー「シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION」の発売情報がリリースされました。(4月23日に公式Facebookにて発売が発表)
2021年6月16日より全国の取扱店及び嘉之助蒸溜所SHOPにて店頭発売。嘉之助蒸溜所ウェブショップでの抽選販売を実施するようです。抽選販売の応募期間・条件等はメールマガジンで随時配信されるとのことです。

シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION

嘉之助蒸溜所のコンセプトである「 MELLOW LAND,MELLOW WHISKY 」を具現化すべく、独自の3器のポットスティル(銅製蒸留器)で原酒造りを行った後、各種のオーク樽で熟成を重ね、3年間熟成させた原酒をマリッジ。
ノンピート麦芽を使用し、樽熟成米焼酎「 メローコヅル」で使用したアメリカンホワイトオークリチャーカスクで熟成した原酒をキーに、複数の樽をヴァッティング、カスクストレングスでボトリング。2017年~18年に嘉之助蒸溜所で蒸留し熟成された嘉之助蒸溜所初のシングルモルトジャパニーズウイスキーです。

また、今回の商品では商品説明内に「シングルモルトジャパニーズウイスキー」と記載されております。これには重要な意味があり、先般、日本洋酒酒造組合が制定したジャパニーズウイスキーの自主基準が4月1日より施行され、それに準拠した商品である事をしっかりと表示している事となります。

昨今、営利目的により海外から仕入れたバルクウイスキーを国内で瓶詰めし、「Japanese Whisky」と表示したり、「ジャパニーズウイスキー」であると誤認される表示をするなどして、海外に高値で輸出している業者も多く存在しています。

それらとは、明らかに一線を画した正真正銘の「ジャパニーズウイスキー」である事を意味しています。

製品名シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION
酒 別シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料モルト
樽 種アメリカンホワイトオークリチャーカスクほか
詰本数数量限定
度 数58%
価 格希望小売価格:13,750円(税込)
製造所蒸留:嘉之助蒸溜所
製造者小正醸造株式会社

小正醸造 嘉之助蒸溜所について

嘉之助蒸溜所は2017年に操業を開始。
鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の広々とした敷地に建っており各施設が点在します。コの字形2階建ての本棟には蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップなどを設け、訪れた方々に身近にウイスキーづくりを体感いただける蒸留所になっています。
蒸留所の大きな特徴は3基のポットスチル(蒸留器)を備えていること。世界的にみても、クラフト・ディスティラリー(小規模蒸留所)では2基が一般的です。ウイスキーは通常2度の蒸留を行いますが、嘉之助蒸溜所では2回目の蒸留(再留)の際にネックの形状や上部のラインアームの角度の異なるポットスチルを使用することで、原酒の香りや味わいに変化を持たせた原酒の作り分けを実現しています。

嘉之助蒸溜所 | ジャパニーズウイスキーディクショナリー
Japanese Whisky Dictionary

 

嘉之助のラインナップ

昨年までのラインナップはニューボーン(熟成3年未満)としてのリリースでした。詳しくは↓こちら↓の記事をご覧ください。

嘉之助 ニューボーン 2020 ピーテッド ホワイトオーク カスク 24 ヶ月」は、ロンドンで開催されたWorld Whisky Award2021シングルモルトウイスキー部門にて、ジャパニーズウイスキーカテゴリーゴールドを受賞。

【レビュー】嘉之助ニューボーン2020ピーテッド
鹿児島県の小正酒造が運営する嘉之助蒸留所より2020年9月16日発売。嘉之助ニューボーン2020ピーテッド。イギリス産ピーテッド麦芽を使用し蒸留。2018年8月に蒸留したウイスキー原酒ホワイトオーク樽で24ヵ月間熟成させ、カスクストレングスでボトリングした嘉之助ニューボーンの第3弾。
【レビュー】嘉之助ニューボーン2019
原料にはイギリス産ノンピート麦芽を使用。2018年5月に蒸留したウィスキー原酒をバーボンウィスキーが貯蔵されていた樽に貯蔵。潮風が香る嘉之助蒸留所の貯蔵庫にて16 か月間貯蔵後、カスクストレングスでボトリング。アルコール度数57%。
【レビュー】嘉之助ニューボーン2018
ホワイトオーク樽で8ヶ月間貯蔵したカノスケ ニューボーン!2018年2月に蒸溜したウイスキー原酒を樽詰めしてできたシングルモルトニューボーンです。嘉之助蒸溜所の貯蔵庫にて8ヶ月間貯蔵後、カスクストレングスでボトリングし、甘く華やかなニューボーンに仕上げました。

最後に:ジャパニーズウイスキーの事をもっと知ろう

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).Whisky Galore Vol.25 2021年4月号

ウイスキー文化研究所が発行する「ウイスキーガロア」の2021年4月号。
★ジャパニーズウイスキー大全★と題して、ジャパニーズウイスキーの定義、日本のウイスキー最新として、蒸留所24ヵ所を一挙掲載。サントリーチーフブレンダーの福與伸二氏のインタビューも掲載された、ジャパニーズウイスキーファン必見の一冊。

(3).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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