【発売情報】HINOKAMIニューボーン♯1[火の神蒸溜所]

発売情報
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火の神蒸溜所

薩摩酒造が手掛ける本土最南端のウイスキー蒸溜所。
【火の神蒸溜所】初リリースとなる[HINOKAMIニューボーン♯1]発売。

薩摩酒造といえば「さつま白波」や「神の河」が有名ですが、2022年12月にウイスキー免許を取得し、2023年より蒸溜を開始。

そして今回はそのニューボーン第一弾の発売が発表されました。

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1.HINOKAMIニューボーン♯

 

薩摩酒造株式会社 (代表取締役社長:吉元 義久、本社:鹿児島県枕崎市) は、2023年からウイスキー製造を開始した火の神蒸溜所の公式ブランドサイトを新たに開設するとともに、当蒸溜所からの対外リリースとしては初となるニューボーンウイスキーを数量限定でリリースすることをお知らせいたします。

火の神蒸溜所のモルトウイスキーの最大のテーマは「エレガント」と位置づけています。
今回、リリースする「HINOKAMI NEW BORN #1」は当蒸溜所のチーフブレンダーが厳選した6樽のバーボンバレル原酒(原酒熟成期間:1年8ヵ月〜2年3ヵ月)を

ヴァッティングさせ、まだ若い原酒ながら火の神蒸溜所が目指すエレガンスの原点を感じていただける1本に仕上がりました。本商品を通じて“火の神の現在地”に触れていただけましたら幸いです。

【テイスティングコメント】
若い原酒ならではの爽やかさに、蜜リンゴや焼きたてのシナモンパイ、
クリームを思わせるまろやかな甘みが重なり、火の神蒸溜所が目指す
“エレガントな味わい”を端的に体現した酒質設計。
ピート1ppmの繊細なスモークニュアンスが香味に奥行きを添え、
果実の甘みとほのかに漂う焚火の名残りが、上品な余韻として静かに残る。

引用:本土最南端のウイスキー蒸溜所「火の神蒸溜所」初リリースとなる[HINOKAMIニューボーン♯1]発売 | 薩摩酒造株式会社のプレスリリース

2.商品スペック

商品名 HINOKAMI NEW BORN #1
アルコール度数 50%
原材料 モルト
樽酒 バーボンバレル(原酒熟成期間:1年8ヵ月〜2年3ヵ月)
内容量 200ml
参考小売価格 3,850円(税込)
販売本数 限定3,000本
発売日 2025年10月7日

3.メーカー

鹿児島の焼酎と言えばかならず名前が挙がると言っても過言ではない、焼酎「さつま白波」で有名な「薩摩酒造株式会社」が、2022年12月にウイスキー製造免許を取得。
2023年2月よりモルトウイスキーの製造を開始。
早くも2023年11 月には、連続式蒸留機を新設し、モルトウイスキーに加えグレーンウイスキーの製造開始も予定している。
元々薩摩酒造では、ホワイトオーク樽で熟成させた麦焼酎「神の河」を1988年より生産しており、焼酎メーカーとしては日本で唯一、独自の「樽工房」と「樽貯蔵庫」を有し、専属の「樽職人(クーパー)」が樽の管理・再生を行なっています。
ちなみに樽職人は日本全国で60名ほどしかいません。
従って、モルト、グレーン、クーパレッジ(製樽)と全てを自社で賄えるオールジャパニーズウイスキーを作る事が出来る、非常に期待値の高い蒸溜所の一つと言え、薩摩酒造は本坊グループの一社である為、本坊酒造のマルス信州と津貫の二つの蒸溜所と熊本の山鹿蒸溜所の3つの蒸溜所から技術提供を受けている事も、更に期待値を高くさせてくれる。
公式コメントでは「ショップやバーを備えた施設もオープンし、一般のお客様の見学も受け入れる開かれた蒸溜所とする予定です。「火の神蒸溜所」は、世界水準の品質の実現と共に、ウイスキーの魅力を惜しみなく見学頂ける施設を備えることで、世界で愛される新たなジャパニーズウイスキーを目指してまいります。」
蒸留機は日本産ランタン型蒸留機2機、生産規模17.5万リットルの予定、麦芽仕込量(ワンバッチ):1.1トン
2026年内にシングルモルト「火の神」をリリース予定。

所在地

〒898-0043 鹿児島県枕崎市火之神北町388番地

アクセス JR枕崎駅から徒歩20分
操業開始 2023年2月
公式HP HINOKAMI JAPANESE WHISKY|火の神蒸溜所
見学 2024年予定

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.51 2025年8月号

【巻頭特集】
スコッチ蒸留所名鑑 第2弾 ペルノリカール[前編]」
フランスのペルノリカール社が所有するモルト蒸留所について解説し。今号では計6つの蒸留所を掲載。
【特集】
「国家級中国威士忌最新事情 ダイキン編」
土屋守編集長が中国を訪れ、目覚ましい成長を遂げるチャイニーズウイスキー最新事情をリポート。
「韓国ウイスキー」
モルトウイスキー蒸留所が相次いで誕生している韓国を訪問。
【特別対談】
7年ぶりに誕生した新定番 ジョニーウォーカー ブラックルビー
土屋守×金子亜矢人ベンツェ氏
【イベントリポート】
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025 受賞結果

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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