【レビュー】イチローズ モルト&グレーン ブレンデッド ジャパニーズウイスキー リミテッドエディション 2026

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一年に一度のイチローズ モルト&グレーン ブレンデッド ジャパニーズウイスキー リミテッドエディション 2026。閉鎖蒸溜所である旧羽生蒸溜所原酒、川崎グレーンを使用した特別なジャパニーズブレンデッドウイスキーを紹介。

「ジャパニーズリミテッドエディション」は毎年数百本のみ限定製造され、価格は1本税込で242,000円。飲食店を中心に出荷されている様子です。

今回のWWAではブレンデッドウイスキーリミテッド部門で「世界一」を獲得。

現在では秩父第二蒸溜所もできたことで、ダブルディスティラリーもそちらを使用したものに変更になりました。今後、旧羽生原酒が含まれていのは、このシリーズのみになるかもしれません。

1.商品名と写真

イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー リミテッドエディション2026
Ichiro’s Malt&Grain Blended Japanese Whisky Limited Edition 2026

     

4.イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー リミテッドエディション2026の特徴

2008 年に製造を開始した秩父蒸溜所。
その貯蔵庫では、個性豊かなウイスキー原酒が静かに熟成の時を重ねています。
寒暖差の大きな秩父の自然環境が、樽に豊かな呼吸をもたらし、原酒をじっくりと育て、奥行きのあるフレーバーを生み出します。
本品は、⾧期間熟成された原酒の中から秩父のモルト原酒を軸に、国産のモルト原酒とグレーン原酒のみを厳選し、絶妙なバランスでブレンドしました。

引用:メーカ資料より抜粋

4-1.テイスティングノート

香り 枝つきレーズンや甘く煮たリンゴを思わせる果実の甘みと、深く繊細で蜂蜜のようなニュアンスが重なります。
味わい 口に含むと、豊潤で華やかな果実感が広がり、カカオニブを思わせる心地よい苦みが全体を引き締めます。
余韻 時間とともに円やかさを増す樽香は、穏やかな余韻となって、いつまでも口中に心地よく続きます。

4-2.商品スペック

アルコール度数 48%
酒別 ブレンデッドジャパニーズウイスキー
樽種 バーボン樽、シェリー樽ほか
内容量 700ml
販売本数 限定数百本
希望小売価格 242,000円(税込)
発売日 2026年3月

5.受賞歴

WWA ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース

世界各国の限定品の中から選ばれる「世界最高賞」
このカテゴリーでの世界一獲得は、同社にとって通算でも複数回目となる快挙です。

6.定価とネット上の価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名 イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー リミテッドエディション2026
容量 700ml
希望小売価格 242,000円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

現時点でメルカリでの出品は無いようです。過去のリリースは出品がありました。(※2026/4/2時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

現時点でヤフーオークションでの出品は無いようです。こちらも過去リリースは出品があります。(※2026/4/2時点)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

400,000円で抱き合わせ販売商品がありました。(※2026/4/2時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:69,300円 30ml:46,200円、15ml:23,100円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

1.株式会社ベンチャーウイスキーとは?

会社名 株式会社ベンチャーウイスキー
設立 2004年
本社所在地 〒368-0067 埼玉県秩父市みどりが丘49
所有蒸留所 秩父蒸溜所、秩父第二蒸溜所

2.秩父蒸溜所、羽生蒸溜所、川崎蒸溜所とは?

秩父蒸溜所羽生蒸溜所のモルト原酒、かつて存在していた川崎蒸溜所のグレーン原酒のみがブレンドされています。

イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー リミテッドエディション2024を製造している蒸溜所は、埼玉県秩父市に位置する「秩父蒸溜所」。

蒸溜所名 秩父蒸溜所
所在地 〒368-0067 埼玉県秩父市みどりが丘49
操業開始 2007年

秩父の風土に根ざしたシングルモルトウイスキー造りが行われています。

創業者の肥土伊知郎氏はジャパニーズウイスキーであることに誇りを持ち、小さなミル、マッシュタン、ミズナラ製の発酵槽、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルで手づくりに拘りモルトウイスキーを生産しています。

秩父蒸溜所周辺は自然豊かで空気がきれいで質の良い水、夏は高温多湿で朝晩が氷点下にいたる寒さの厳しい環境です。その厳しい気候が織りなす寒暖差がウイスキーの熟成に多大な影響を与え、短い熟成期間にも関わらずフルーティでバランスの取れたウイスキーに仕上がります。

2004年9月創業。
2007年に秩父蒸溜所が完成。
2008年2月、ウイスキー作りの免許が交付され秩父蒸溜所でウイスキー作りを開始。
2019年10月、第2蒸留所の稼働開始。

1973年設立のサントリー白州蒸溜所キリン富士御殿場蒸溜所の次に設立された蒸留所。まさにウイスキー低迷期の終焉とも言えるこの時期に実に日本国内35年ぶりの蒸留所設立となる。
年間のウイスキー生産量はスコットランド・グレンリベット蒸留所のわずか2日分。

2019年秋から稼働している第2蒸留所の生産量は第1蒸留所のなんと5倍。一度に仕込む麦芽は2t。ポットスチルは5倍の量を蒸留できるよう形は同じストレート型だがかなり大きなポットスチルになっている。フォーサイス社製でガス直火蒸留機を使用。

秩父蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

秩父蒸溜所(イチローズモルト)
「秩父蒸溜所(イチローズモルト)」の記事一覧です。

羽生蒸溜所

所在地 埼玉県羽生市西4-1-11
操業開始 1946年~2004年10月(稼働は2000年まで)

1946年東亜酒造が現在の埼玉県秩父市に当たる地で肥土(あくと)酒造本家として創業。
日本酒の製造を開始。
1941年現在の埼玉県羽生市に当たる地に拠点を移し会社設立。
1946年ウイスキー製造免許を取得。
1948年ウイスキー「ゴールデンホース」の製造開始
2000年羽生蒸溜所の稼働停止(ウイスキー原酒の製造停止)

2000年を最後に蒸留を停止し、熟成中の樽はベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏に引き継がれた。羽生蒸溜所の原酒は、引き継がれた肥土氏によって『イチローズモルト』というブランド名を与えられ、限定品ながらも辛うじて入手できる閉鎖蒸留所原酒のひとつとなった。

川崎蒸溜所

所在地 神奈川県川崎市川崎区鈴木町3-1
操業開始 1935年~2003年

1934年 昭和酒造株式会社設立
1935年 川崎工場操業開始
1942年 昭和農産化工株式会社に改称
1947年 川崎工場でウイスキーの製造開始「サンラック・ウイスキー(Sun Luck Whisky)」販売
当時はまだ原酒製造は行っていなかったため原酒を購入してブレンドしたものを販売していた。

1949年 三楽酒造株式会社と改称
1958年 ウイスキー生産増強を図りモルトウイスキーの原酒の製造を開始
1962年 オーシャン株式会社と合併し三楽オーシャン株式会社となる
1969年 川崎工場でグレーンウイスキーの原酒の製造を開始
1980年 川崎工場にグレーンウイスキーの貯蔵庫建設
1985年 三楽株式会社に社名変更
1990年 メルシャン株式会社に社名変更
2003年 川崎工場の生産機能が終了。工場閉鎖となる
2007年 キリンホールディングスの事業会社となり、キリングループとなる

現在は埼玉県にあるベンチャーウイスキーの秩父蒸溜所で当時の川崎工場の原酒を保管。2009年に三楽オーシャン時代の川崎工場で蒸留した原酒を使ったウイスキーで、シングルグレーン川崎の「1982カワサキ」「1981カワサキ」「1976カワサキ」を発売していた。
今現在でどれほどの原酒が残っているのかは不明。

7.まとめ

レアなウイスキーですが、BAR新海では2021年からのリリースは全店でご用意しております。

羽生蒸溜所のモルト原酒、川崎蒸溜所のグレーン原酒のブレンドもいつまで続けられるのかわかりません。
超貴重なウイスキーです。ウイスキーラヴァーなら一生に一度は飲みたい1本。

「イチローズモルト」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.55 2026年4月号

[巻頭特集]
大手スピリッツメーカー2社の8蒸留所を一挙紹介!
 グレンフィディック/バルヴェニー/キニンヴィ/アイルサベイ/ガーヴァン
 マッカラン/グレンロセス/ハイランドパーク
[第2特集]
 カバラン/マオウェイキ/バニーヴィル
土屋守の世界ぶらり旅 ガロア的酒場歩き── 第26回 台湾編

◆日本のボトラーズ2026
 T&T TOYAMA/CASK & FOREST
[ブランド解説]

◆ガイアフロー静岡蒸溜所 ユナイテッドS 100%静岡大麦 5年
◆ブルックラディの新章を告げる ザ・クラシック・ラディ10年
◆石垣ディスティラリー

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
大石 竜平

北海道出身 bar新海大門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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