キリンビール株式会社より、「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」が発売決定。富士御殿場蒸留所50周年を記念した限定ボトルの特徴や価格、購入方法を解説。
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所より「シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」の抽選販売の情報がリリースされました。
貴重な操業当時の1970年代蒸留の原酒から、3つのタイプ(バーボンタイプ・カナディアンタイプ・スコッチタイプ)のグレーン原酒をすべて使用し、それ以降の1980・1990・2000年・2010年代の各世代の原酒をブレンドしたウイスキーです。
1.抽選申し込みについて
キリンのオンラインショップDRINXからの申し込みになります。応募するにはDRINX会員登録が必要です。
公式ページはこちら
抽選の詳細などは5月28日(火)にご案内予定があるようです。
2.シングルグレーンジャパニーズウイスキー富士 50th Anniversary Editionについて
<中味>
富士御殿場蒸溜所が磨き続けた技術、こだわり、想いが詰まったウイスキー。
貴重な操業当時の1970年代蒸留の原酒から、3つのタイプ(バーボンタイプ・カナディアンタイプ・スコッチタイプ)のグレーン原酒をすべて使用し、それ以降の1980・1990・2000年・2010年代の各世代の原酒をブレンドしています。長熟原酒由来の甘く複雑な熟成香と、未来を見据えて改良を続けてきた原酒の華やかな香りが見事に調和する美しい味わいをお楽しみいただけます。
<パッケージ:ラベルデザイン>
通年品ラベルの和紙感やびん底の富士山はそのままに、50周年限定品の特別ラベルとして、ラベル下部に帯を入れ、金箔を配しています。カスクストレングスの限定品ならではの手書きのアルコール度数表記と、1本1本にボトルナンバーを記載することで、貴重な限定品であることを際立たせたラベルデザインです。
製品名 | キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition |
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酒 別 | シングルグレーンジャパニーズウイスキー |
原材料 | グレーン |
樽 種 | ー |
詰本数 | 限定6,000本 |
度 数 | 52% ※カスクストレングスのため予定 |
価 格 | 希望小売価格:27,500円(税込)※富士御殿場蒸溜所売店、DRINX価格 |
製造所 | 富士御殿場蒸溜所 |
製造者 | キリンディスティラリー株式会社 |
3.富士御殿場蒸溜所について
所在地 | 〒412-0003 静岡県御殿場市柴怒田970番地 |
操業開始 | 1973年11月 |
1972年8月 キリンビール株式会社(日本)、JEシーグラム社(米、当時)、シーバースブラザーズ社(英)3社合弁によりキリン・シーグラム株式会社設立
1973年11月 富士御殿場蒸溜所完成、製造開始
1974年2月 国産ウイスキー「ロバートブラウン」発売
2002年7月 社名を「キリンディスティラリー株式会社」と変更(キリンビール株式会社の100%出資会社化)
2005年9月 国産ウイスキー「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」「キリンウイスキー富士山麓シングルモルト18年」発売
2016年3月 「キリンウイスキー 富士山麓 ブレンデッド 18年」発売、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟原酒50°」発売
2018年8月 「富士山麓 Signature Blend (シグニチャーブレンド)」発売
2020年4月 「キリンシングルグレーンウイスキー富士」発売
富士山のふもとに位置する「キリンディスティラリー(株)富士御殿場蒸溜所」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまで一貫して行う、世界でも珍しいウイスキー蒸留所です。
豊富な富士の伏流水、冷涼な気候、一年を通して幾度となく発生する霧、恵まれた自然環境の中で、ウイスキーをはじめ、ミネラルウォーターや缶チューハイなど、キリングループの多種多様な製品を製造しています。
2019年2月、将来のさらなるウイスキーの販売数量増加に備えて生産設備を増強、約80億円を投資。
多様なモルトウイスキー原酒を製造するため、小型の発酵タンク4基と蒸留器2系列4基を新設し原酒製造能力を約2倍に、樽熟成庫のリニューアル・大型化等により、樽の保管能力を約2割増強。将来にわたり高品質なウイスキーを安定して供給できる生産体制を目指す。2021年6月稼働開始。
富士御殿場蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。
4.富士御殿場蒸溜所のラインナップ
4-1.シングルモルトジャパニーズウイスキー富士
4-2.シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士
4-3.シングルグレーンウイスキー富士
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。