【2021年3月30日より数量限定再発売】白州12年(サントリー)

発売情報
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白州蒸溜所

2021年1月19日にサントリーより白州12年再販売(3月30日)のニュースリリースが発表されました。

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「白州12年」数量限定再発売

― “森の蒸溜所”で生まれた「白州」ブランドの原点 ―

サントリースピリッツ(株)は、サントリーシングルモルトウイスキー「白州12年」を3月30日(火)から数量限定で、全国で再発売します。

当社は、山崎蒸溜所に次ぐウイスキー生産拠点として、南アルプス甲斐駒ヶ岳のふもと、広大な自然に囲まれた場所で1973年に白州蒸溜所を開設しました。世界でも珍しい高地に位置することから“森の蒸溜所”とも呼ばれ、水や風土などの自然条件、発酵槽や蒸溜釜など設備の違いから、山崎蒸溜所とは個性の異なる原酒を生み出しています。

今回、「山崎」に次ぐ第2のシングルモルトウイスキーとして1994年に誕生した、同ブランドの原点である「白州12年」を数量限定で再発売することで、「白州」ブランドおよびサントリーウイスキーの品質価値訴求強化を図ります。

●中味・パッケージについて
白州蒸溜所で生まれた酒齢12年以上のモルト原酒の中から厳選してつくられたシングルモルトウイスキーです。中味は、爽やかな新緑の香りと果実香に、甘く柔らかなスモーキー香が漂う、フルーティでコクがあるキレのよい後味が特長です。パッケージは、ラベルに手漉きの越前和紙を採用し、“森の蒸溜所”由来の品質感を表現しました。また、ラベルの英字をブランドカラーである緑に変更し、森の爽やかさを表現しました。ご家庭向けには、「白州」の文字を大きく配した緑を基調にしたカートン付きで販売します。

引用元:サントリーシングルモルトウイスキー「白州12年」数量限定再発売 2021年1月19日 ニュースリリース サントリー

製品名 サントリーシングルモルトウイスキー「白州12年」
酒 別 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
樽 種
販売数 数量限定
度 数 43%
内容量 700ml
価 格 8,500円(税抜)
発売日 2021年3月30日(火)
製造者 サントリースピリッツ株式会社

白州12年の特徴と現在の価格

白州12年は、1994年に発売された白州蒸溜所で12年以上熟成された原酒を使用して作られるシングルモルトウイスキー。
爽やかな新緑の香りと果実香に、甘く柔らかなスモーキーさが漂う。フルーティでコクがあり、キレの良い味わいが特徴。

テイスティングノート

明るい黄金色
香り 若葉、青りんご、ジャスミン
ふっくらとした甘み、クリーンな味わい
フィニッシュ 甘く柔らかなスモーキーさ、キレが良い

引用:シングルモルトウイスキー「白州12年」数量限定再発売のお知らせ シングルモルトウイスキー白州 サントリー

受賞歴

白州12年は、2009年以降に世界のウイスキーコンペで数々賞を受賞してきました。

  • SWSC2016 最優秀金賞
  • SWSC2014 金賞
  • SWSC2013 最優秀金賞
  • ISC2012 金賞
  • SWSC2011 最優秀金賞受賞
  • IWSC2010 金賞 (Best in Class) 受賞
  • IWSC2009 金賞 (Best in Class) 受賞

SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)とは、
米国の酒類業界紙『ボナペティート』などが主催して開催される、米国最大かつ国際的なコンペティション。酒類5部門で競われ、審査員はホテルマン、バーテンダー、レストランシェフや流通のバイヤー、ジャーナリストなど。各界を代表した鑑定のプロたちが厳格なブラインドテイスティングをおこない、賞が決定されます。

ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)とは、
ロンドンで開かれる、世界が注目するコンペティション。

英国の出版社ドリンクス・インターナショナル社の主催により、ウイスキー部門、ブランデー部門、ラム部門、ホワイトスピリッツ部門、リキュール部門に分かれます。ウイスキー部門では約500品がエントリー。審査員は世界のウイスキー蒸溜所のマスターブレンダー、チーフブレンダー、マスターディステラーなど。3日間におよぶブラインドテイスティングの後、全員一致の合議制によって賞が決定されます。

ISC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)とは、
1969年に英国・ロンドンで創設されました。歴史と権威を誇る世界的な酒類コンペティションと知られています。ISC、SWSCと並び、毎年その受賞結果が世界の酒類業界の注目を集めています。

引用:受賞歴 シングルモルトウイスキー白州 サントリー

休売とその後の価格

白州12年は、近年のウイスキーブームの影響により、生産数量と実際の需要が見合わなくなり、白州12年の製造に必要な熟成させた原酒が不足してしまったため、2018年4月末で出荷を休止し、店頭在庫切れを持って休売となりました。

2018年からの休売に伴い、「白州12年」の希少価値は一気に上がる事となりました。
通販などでは定価での購入は困難となり、販売業者の値付けも定価の4倍~6倍くらいのプレミア価格で流通しているのが現状です。

今回の再販売も数量限定ではありますが、4~5倍に跳ね上がっている流通価格は少し緩和されてくるかもしれません。今回の再販売は、転売目的の購入ではなく、是非ご家庭での飲用や、飲食店での提供用に多く流通する事を期待したいと思います。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).Whisky Galore Vol.25 2021年4月号

ウイスキー文化研究所が発行する「ウイスキーガロア」の2021年4月号。
★ジャパニーズウイスキー大全★と題して、ジャパニーズウイスキーの定義、日本のウイスキー最新として、蒸留所24ヵ所を一挙掲載。サントリーチーフブレンダーの福與伸二氏のインタビューも掲載された、ジャパニーズウイスキーファン必見の一冊。

(3).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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