【新規蒸留所】ボトラーズ会社「BEHIND THE CASK」が自社蒸溜所の設立を発表

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独立瓶詰業者。
いわゆるインディペンデントボトラーズ会社である「BEHIND THE CASK」が2023年6月6日に、北海道函館に国内最小のウイスキー蒸留所事業を発表。
正式な詳細は6月12日の合同会見で明らかになる。

1.BEHIND THE CASK とは

インディペンデントボトラーズである「BEHIND THE CASK」は「ソムリエがサーブするウイスキー」をコンセプトとしており、何と言ってもその最大の特徴はワインボトルにウイスキーを入れコルクで栓をしている
ウイスキーは瓶内熟成や使用するグラスによる口当たりの変化、温度、原酒の変化を引き出す手法はワインと同様に様々な楽しみ方があるという事知ってもらう為のコンセプトとしてワインボトルの採用をしている。
見た目も白いラベルと相まってワインと見紛う程。
2021年8月に第一号リリース。

これまで様々なボトルをリリースする度話題になってきたが、直近だと北海道を代表するロックバンド「GLAY」のTERU氏の初の個展「音の可視化」でのコラボも話題を呼んでいる。

 

2.インディペンデントボトラーズとは

蒸留所、またはウイスキーの樽を専門で買い付けているウイスキーブローカーと言われる業者から買い、自分達の独自の配合でウイスキーを組み合わせて(ブレンド)作る集団の事をインディペンデントボトラーズと呼びます。
インディペンデント=独立した、無所属のという意味。
スコットランドでは日常的に原酒交換が盛んに行われており、ボトラーズ会社の数も多く、プライベートボトルやオリジナルボトルなどが数多くリリースされている。
日本でもウイスキー人気の影響から近年、ボトラーズ事業は活発化しており、T&T TOYAMA社やドラムラッド社などが有名。


 

3.まとめ

日本が原酒不足と言われ、ずいぶん長い時間が経過しました。
やっとフェイクジャパニーズを排斥する動きも出てきているこの時だからこそ、世界中に未だ眠っている原酒や、今はまだ風味のピークに達していない、扱いづらい原酒など様々な原酒達を「ワールドブレンデッド」として日本の繊細なブレンダーの方たちが日々、私たちにおいしいウイスキー届けられるよう奮闘しています。
新蒸溜所設立ラッシュが続きますが、「ディ・トリッパー蒸溜所」はモルトラバー達の元へ真っ白なラベルにふさわしいウイスキーを正しく届けてくれる事を愉しみに、合同会見のある6月12日を待ちたいと思います。

 

この記事を書いた人
万代 竜一

福岡県福岡市出身
福岡にある中洲のBARで14年間修行後、俳優業での活動の拡大も兼ねて2018年上京。俳優佐藤二朗氏作の舞台にて東京初舞台を踏む。特技はギターとビール好きが高じてビール銘柄をブラインドで当てられる事。
最初はウイスキーを飲み慣れておらず苦手だったものの、深く知るにつれて作っている人達の想いが強い事に感銘を受けて、作り手の方達を知ってもらえる一助になれば、と思いJWDに参加。現在はウイスキーが大好き。

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