ウイスキー通の方なら一度は耳にしたこともあるだろう「ウイスキペディア」。
「ウイスキー」とみなさんご存じの「ウィキペディア」を合体させた造語です。
ウイスキーの知識と情報が集う人気コンテンツで、ウィキペディア同様みんなで作っていくことも目的のひとつにあるようです。ジャパニーズウイスキーを中心としたウイスキー全体の情報を番組やホームページで紹介しています。
来たる2021年11月に番組オリジナルボトル第二弾の発売が決定しました。10月6日17時より予約受付開始。
1.ウイスキペディアとは
BSフジで2019年12月5日から毎月第1木曜日24:00~24:25に放送されていてウイスキー好きの方を対象としたウイスキーを味わう為のポイントや蒸留所紹介など、様々な情報をドラマ仕立てにしたウイスキーファンのための番組です。
番組内容はマニアックになりすぎず、ちょっとバラエティー寄り??な場面もあったりでウイスキー初心者の方でも十分楽しめる内容ばかりで、国内の蒸留所巡りやBAR巡りなど訪れた場所の特徴や拘りなどを紹介。思わずその蒸留所やBARに行ってみたくなってしまいます。また、ウイスキー文化研究所の土屋守氏(世界のウイスキーライター5人の中に選ばれた)やクラフトウイスキーの先駆け・イチローズモルトの生みの親である肥土伊知郎氏なども出演しており、ウイスキー好きの方であれば見ごたえ満載の内容となっています。
BSフジオンデマンドにて第一話から見逃し配信中です。気になる方は是非。
過去の見逃し配信はこちら
番組の他にも公式ホームページやTwitter、Instagram、noteによる情報発信もしています。
ウイスキペディア公式ホームページ
ウイスキペディアTwitter
ウイスキペディアInstagram
ウイスキペディアnote
2.オリジナルボトル
2020年に発売されたウイスキペディアオリジナルボトル第一弾「M Secret Speyside 1994」(税込:30,800円)は販売直後に完売。
今回の第二弾は伝説的なウイスキーの数々を世に排出してきたトップブランド・ブティックウイスキー(販売:ウィスク・イー)との特別コラボ。
第二弾はなんと2種類、2021年11月中旬より発売開始。
2021年10月6日17時~、ECサイト「BSショッピング」にて独占先行予約受付開始。
①超貴重なボウモア36年 500ml 限定210本 税込:165,000円 商品ページはこちら
②シークレットスペイサイド1998(20年)500ml 限定387本 税込:16,500円 商品ページはこちら
ボトルのラベルデザインはウイスキペディアに登場するマスターをイメージしたユーモアあるイラストを採用。
2-1.ボウモア1985(36年)
最近では入手することが非常に困難な30年以上熟成のアイラモルト。
長期間の熟成によりすっかり穏やかで円熟した味わいへと変貌を遂げています。最近ではほとんど入手することができない、30年オーバーの長期熟成アイラモルトの醍醐味を堪能できる貴重な1本です。
ラベルデザインは、マスターがブティックウイスキーの世界に迷い込んでしまったという設定で、その様子がコミカルに描かれています。
(1).商品スペック
アルコール度数 | 45% |
内容量 | 500ml |
販売本数 | 210本 |
希望小売価格 | 165,000円(税込) |
発売日 | 2021年11月中旬 |
(2).テイスティングノート
香り | 微かな燻製香、ラベンダーやパルマハム、アロマキャンドル |
味わい | ボンタンアメやパッションフルーツ、フルーティ&ジューシーな甘さとラベンダーのフローラルなテイスト |
余韻 | 穏やかに溶け込んだ上品でほろ苦いピートの余韻が長く続く |
購入はこちらから
2-2.シークレットスペイサイド1998(20年)
20年以上の長期熟成の賜物と言える膨らみのある舌触りで、密度の濃い南国果実を思わせます。長熟スペイサイドモルトの王道とも呼べるフルーティな味わいが特徴。
ラベルに描かれるゴーストは、ブティックウイスキーからリリースされた歴代のスペイサイド#4に描かれたキャラクターをオマージュしたもので、ウイスキペディアの世界にうっかり紛れ込んでしまいBarにひょっこり現れるというユーモアを表現しています。
(1).商品スペック
アルコール度数 | 54.2% |
内容量 | 500ml |
販売本数 | 387本 |
希望小売価格 | 16,500円(税込) |
発売日 | 2021年11月中旬 |
(2).テイスティングノート
香り | 麦藁の芳ばしさをトップに、生花やバニラ、コショウを振ったドライパイナップル、ハネデューメロン |
味わい | 熟したメロンや、ドライマンゴー、バナナのような甘さ |
余韻 | 白コショウとバナナの葉を思わせるグリーンが香り、上品に長く伸びる |
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。