【レビュー】シングルモルト山崎 ボルドーワインカスク 2020 EDITION

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山崎蒸溜所

山崎蒸溜所の多彩な原酒の魅力を存分に
山崎蒸溜所では、発酵、蒸溜、熟成の各工程で、世界に類を見ない多彩な原酒のつくり分けを行っています。特に熟成工程では、様々な前歴、材質、サイズの樽が、原酒の個性づけに大きな役割を果たします。

こうした様々な原酒の特長を存分にお愉しみいただけるのが、シングルモルトウイスキー「山崎」2020 EDITION 5種。山崎の風土と職人技が育んだ、それぞれに個性的な味わいをぜひご堪能ください。(メーカーHPより)

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1.メーカー

サントリースピリッツ株式会社

設立1899年
本社所在地〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
所有蒸留所●日本
山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所
●スコットランド
アードモア蒸留所、グレンギリー蒸留所、オーヘントッシャン蒸留所、ボウモア蒸留所、ラフロイグ蒸留所
●アイルランド
クーリー蒸留所キルベガン蒸留所
●アメリカ
ジムビーム蒸留所、メーカーズマーク蒸留所
●カナダ
ハイラムウォーカー蒸留所、アルバータ蒸留所

2.蒸留所

サントリー山崎蒸溜所

所在地〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2−1
操業開始1923年

山崎蒸溜所は、日本で最初のモルトウイスキー蒸留所として1923(大正12)年に開設。時代はまだウイスキーが一般の人には珍しいお酒だった頃。「日本人の繊細な味覚にあった、日本のウイスキーをつくりたい」。その熱い想いを胸に、鳥井信治郎はウイスキーづくりに乗り出した。
信治郎は、あくまでも日本的な風土にこだわった。特に重要だったのが、「水」と「環境」。山崎は万葉の歌にも詠まれた水生野(みなせの)と言われる名水の里
茶人・千利休も愛したこの地の水はウイスキーづくりに最適であった。さらに自然環境も申し分なかった。
京都の南西、天王山の麓の竹林が生い茂る山崎は、四季折々の変化が感じられる自然豊かな地。桂川、宇治川、木津川が合流する地点にあり、辺り一帯を山に囲まれているため、濃い霧がたちこめやすく温暖かつ湿潤な気候は、ウイスキーの熟成にとってまさに好条件でした。

「いいウイスキーをつくるには、この水とこの気候を持つ、山崎しかない」と、信治郎はこの場所をウイスキーのふるさとと決めました。
引用:YAMAZAKI MOMENTS

【サントリー山崎蒸溜所】
1923年 山崎蒸溜所建設。国内初のウイスキー蒸留所
1929年 国産ウイスキー第1号「白札」発売
1937年 「角瓶」発売
1984年 シングルモルトウイスキー「山崎」発売
1992年 シングルモルトウイスキー「山崎18年」発売
1998年 シングルモルトウイスキー「山崎25年」発売

画像出展:山崎倶楽部

山崎蒸溜所の詳細はこちらの記事もご覧ください。

https://jpwhisky.net/manufacturer/yamazaki/

3.商品名と写真

シングルモルトウイスキー「山崎」ボルドーワインカスク 2020 EDITION
YAMAZAKI BORDEAUX WINE CASK 2020 EDITION

4.特徴

ボルドーのワイン樽由来のまろやかで甘酸っぱい味わい

シングルモルトウイスキー「山崎」に、まろやかな甘さや甘酸っぱい果実味等を与えるワイン樽原酒。ワインの貯蔵に使用されたフレンチオーク樽を仕入れ、厳しいチェックを経たものだけを、モルト原酒の熟成に用いています。
この「ボルドーワインカスク 2020 EDITION」は、ニューポットの段階からこのワイン樽で熟成した原酒のみを使用していますので、ワイン樽原酒の特長を存分にお愉しみいただけます。(メーカーHPより)

4-1.テイスティングノート

香りベリー系のフルーティな甘さとスパイシー
味わい複雑で濃厚なトロリとした口当たり
余韻甘みと酸味、フレンチオーク由来のスパイシーさ

(引用元:シングルモルトウイスキー「山崎」2020 EDITION 5種|シングルモルトウイスキー山崎|サントリー

4-2.商品スペック

アルコール度数48%
酒別シングルモルトウイスキー
樽種

フレンチオークのワイン樽

内容量700ml
販売本数

数量限定(本数非公開)
主に料飲店向けに数量限定で販売する商品

希望小売価格12,100円(税込)
発売日2020年11月4日
 

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名シングルモルトウイスキー「山崎」ボルドーワインカスク 2020 EDITION
容量700ml
希望小売価格12,100円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、80,000円~140,000円前後となっています。(※2021/5/10時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安117,000円、最高286,008円、平均144,498円(※2021/5/10時点より過去120日間の統計情報) 

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、220,000円~250,000円前で販売されています。 (※2021/5/10時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、145ml:4,290円 30ml:2,860円 15ml:1,430円で提供しております。

https://jpwhisky.net/about/barshinkai/

7.まとめ

「山崎」ブランドの限定品として初めて発売するワイン樽原酒ですが、この原酒はニューポットからワイン樽で熟成させています。ボルドー赤ワインの柔らかさや甘酸っぱさに加え、フレンチオーク由来のスパイシーさが絡み合う、新しい「山崎」の個性をお愉しみください。
チーフブレンダー 福與 伸二(メーカーHPより)

ストレートで飲むと、とろりとした舌ざわりがあります。
ベリー系のフルーティーな甘酸っぱい果実味とスパイシーさが感じられました。
食後にデザート酒として楽しむの良いかもしれません。

当店では、他にもパンチョン、スパニッシュオーク、ピーテッドモルトもご用意しておりますので、ぜひ飲み比べていただきたいです。

それぞれの個性の違いやウイスキーの奥深さを感じながら、ゆっくりとリラックスしてストレス解消するのはいかがでしょうか?

ぜひBAR新海にてご賞味ください。

シングルモルトウイスキー「山崎」 2020 EDITION」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

https://jpwhisky.net/yamazaki-puncheon-2020-edition-5627/

https://jpwhisky.net/yamazaki-spanish-oak-2020-edition-5766/

https://jpwhisky.net/yamazaki-peated-malt-2020-edition-6042/

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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