【2022年2月下旬発売】イチローズモルト秩父 ザ・ピーテッド2022

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ニュース発売情報
秩父蒸溜所(イチローズモルト)

イチローズモルトの秩父蒸溜所より、新商品の発売情報が届きました。

秩父蒸溜所シングルモルトウイスキー第16 弾[highlight color=”red”]イチローズモルト秩父 ザ・ピーテッド2022」[/highlight]

秩父ザ・ピーテッド」シリーズとしては、イチローズモルト秩父ザピーテッド2018振りになります。秩父蒸溜所がピーテッド原酒にこだわって作る至極の1本。

今回のボトリング数は11000本。海外へ輸出される数量も考慮すると、かなり稀少な一本になる事は間違いないでしょう。

1.イチローズモルト秩父 ザ・ピーテッド2022

4年ぶりとなる秩父ザピーテッド、今回の2022年バージョンは、「甘く軽やかなカスタードクリーム、表面を滑るようなフルーティーさ。口の中に広がる香りは柔らかな紅茶を思わせ、全体の印象は時間と共に変化を続けていきます。」と秩父蒸溜所からのテイスティングコメントにもあるように、個性的なスモーキーフレーバーだけでなく、カスタードのような甘味やフルーティーさもあるそうで、更に時間と共に変化していくとの事ですから、ゆっくりと変化を楽しみながら嗜みたいものですね。

画像出典:(株)ベンチャーウイスキー

 

本品は、秩父蒸溜所で仕込んだピーテッドタイプのシングルモルトウイスキーです。製麦作業でピート( 泥炭) を使用して麦芽を乾燥させているために、スモーキーな個性の強い原酒になりました。甘く軽やかなカスタードクリーム、表面を滑るようなフルーティーさ。口の中に広がる香りは柔らかな紅茶を思わせ、全体の印象は時間と共に変化を続けていきます。
原酒そのままの個性を楽しんでいただくためにノンチルフィルター、ナチュナルカラーでボトリングしました。
しっかりとした原酒の個性に優しく響く複雑な余韻を、是非時間をかけてお楽しみください。

(引用元:(株)ベンチャーウイスキー)

製品名イチローズモルト秩父 ザ・ピーテッド2022
酒 別シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料国産モルト原酒
樽 種
販売数11000本
度 数53%
内容量700ml
価 格14,850 円( 税込)
製造者

株式会社ベンチャーウイスキー

2.こだわりの自社製麦(フロアモルティング)

秩父蒸溜所では、日本国内の蒸留所では珍しく、スコッチウイスキーの伝統的な製麦方法である「フロアモルティング」を行い、自社で大麦から麦芽へ発芽させています。泥炭(ピート)を使用して麦芽を乾燥させることによって、個性の強いなスモーキーフレーバーを与えています。

今回の「秩父ザピーテッド2022」にも、自社製麦のピーテッド麦芽が使用されているものと思われます。ピーテッド麦芽を輸入だけに頼らず、自社製麦のピーテッド麦芽も作る事により、昔ながらのモルト原酒や、個性豊かな原酒を作り分けているのではないかと思います。

 

画像出典:askmen

 

3.過去に発売された「イチローズモルト秩父ザピーテッド」

過去に発売された「イチローズモルト秩父ザ・ピーテッド」を紹介します。

3-1.イチローズモルト 秩父 ザ ピーテッド 2018

重みのあるピート香と、その奥に香る完熟前のバナナの様な甘さと酸味。 バランスよく主張しあうスモーキーさとフルーティーさは、 加水でさらに余韻を柔らかく響かせます。ボトリング本数11,550本。

【レビュー】イチローズモルト秩父ザ・ピーテッド2018
イチローズモルト麦作業でピート(泥炭)を使用して麦芽を乾燥させているために、スモーキーな個性の強い原酒になりました。重みのあるピート香と、その奥に香る完熟前のバナナの様な甘さと酸味。バランスよく主張しあうスモーキーさとフルーティーさは、加水でさらに余韻を柔らかく響かせます。
イチローズ・モルト 秩父 ザ・ピーテッド 2018年
ノーブランド品

3-2.イチローズモルト 秩父 ザ ピーテッド 2016

2012年蒸溜の原酒。スモーキーでありながら、それでいて艶やかなフルーティーさが余韻となってバランス良く薫ります。ボトリング本数6350本。

3-3.イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド 2015

秩父蒸溜所シングルモルトウイスキー第9弾、イチローズモルト秩父ザ・ピーテッド2015は秩父蒸溜所で仕込んだピーテッドタイプのシングルモルトウイスキー。原酒そのままの個性を楽しんでいただくためにノンチルフィルター、ナチュナルカラー、さらにカスクストレングスボトリング。ボトリング本数5980本。

created by Rinker
イチローズモルト 秩父 ザ ピーテッド 2015 カスクストレングス 700ml

3-4.イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド 2013

秩父蒸溜所シングルモルトウイスキーの第6弾となる6700本限定で瓶詰めされた「イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド2013年」です。

ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所にて2010年に蒸溜されたピーテッドタイプの原酒のみ使用したシングルモルトウイスキーで、麦芽のフェノール値はラベルに記載されているように59.6ppmと最高のピートレベルに仕上がっています。

バーボン樽、リフィル・ホグスヘッド樽、パンチョン樽、パイプ樽から厳選した樽を用いてバランスよくブレンドしました。スモークベーコンを思わせるスモーキーさが印象的で、高級感のある個性的な味わい。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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