T&T TOYAMAの新ブランド「T&T TOYAMA COLLECTION」は、日本各地の蒸留所で蒸留・熟成された原酒の中から、品質の高さや個性が光るものをT&T TOYAMAの稲垣氏と下野氏が厳選してお届けするオリジナルブランドです。
今回のシングルモルト三郎丸2019 3年はシングルカスク、カスクストレングスでのリリースのようです。
ラベルデザインはTwitter上で背景画の投稿を行われているグラフィッカー兼イラストレーターで、ウイスキーの愛好家でもあるコーラ氏がラベルのイラストを作成。
Contents
1.メーカー
若鶴酒造株式会社
設立 | 1862年 |
本社所在地 | 〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208 |
所有蒸留所 | 三郎丸蒸留所 |

2.蒸留所
三郎丸蒸留所
所在地 | 〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208 |
操業開始 | 1953年(2016年改修) |
1952年創業の北陸で唯一の蒸留所。
戦後の米不足のなか1952年にウイスキー製造免許を取得。以来、冬は日本酒を仕込みそれ以外の期間ウイスキーを蒸留。年間200仕込み。今後は300仕込みを計画中。
操業当初からスモーキーなウイスキーにこだわりアイラピーテッド麦芽と最近では富山県産ピーテッド麦芽で仕込んでいます。 自然の風味を生かすため、冷却濾過や着色は一切していないのが特徴です。
2018年、三宅製作所の最新のマッシュタンを導入。
2019年、地元企業の老子(おいご)製作所と協業して鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を開発。
2020年、木桶の発酵槽を1基導入。
他の蒸留所との大きな違いは世界初の鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を採用。
大きな特徴は3つ。
①鋳物工法により型による成形が可能になり短納期での製造が可能。また、低コストで十分な肉厚をもたせることができ、本体の高寿命化を期待できます。
②鋳造による自由な造形により様々な酒質を実現。また、パーツごとのユニット化により消耗した部品のみの交換や機能の拡張に対応します。
③銅が約90%、錫が約8%含まれる銅錫合金によりつくられています。錫は銅の約3倍の価格で取引される高級な金属です。
錫は古来より酒の味をまろやかにするといわれており、酒器や焼酎の冷却器に用いられてきました。ZEMONは銅と錫の2つの効果により高品質な蒸留酒の製造に貢献します。
引用:若鶴酒造公式HP
三郎丸蒸留所の情報はこちら↓もご覧ください。
3.商品名と写真
シングルモルト三郎丸2019 3年 T&T TOYAMA COLLECTION
Single Malt Saburomaru 2019 3year T&T TOYAMA COLLECTION
4.特徴
ZEMON蒸留の3年熟成原酒使用
三郎丸蒸留所、鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」で蒸留、バーボンバレルにて3年熟成されたシングルカスク、カスクストレングスにてボトリング。ボトリング数208本ととても貴重な1本です。
約50ppmのスモーキーフレーバーと樽の焦げ感、どっしりしたボディで飲みごたえ十分なウイスキーです。
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4-1.テイスティングノート
香り スモーキー、焙煎したコーヒー豆、草木の爽やかさ 味わい ロースト、ハイカカオ、重めのボディ 余韻 焦した樽の香ばしさから徐々にユーカリ様の爽やかな余韻 4-2.商品スペック
アルコール度数 | 61% |
酒別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
樽種 | バーボンバレル |
内容量 | 700ml |
販売本数 | 限定208本 |
希望小売価格 | 19,800円(税込) |
発売日 | 2023年2月14日 |
5.受賞歴
現時点での受賞歴はありません。
6.価格
6-1.メーカー希望小売価格
商品名 | シングルモルト三郎丸2019 3年 T&T TOYAMA COLLECTION |
容量 | 700ml |
希望小売価格 | 19,800円(税込) |
6-2.メルカリでの転売価格
現在メルカリでの転売は確認できませんでした。(※2023/2/22時点)
6-3.ヤフーオークション落札価格
現在ヤフーオークションでの落札は無いようです。(※2023/2/22時点)
6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon
通販サイトでは110,000円前後で販売されています。 (※2023/2/22時点)
6-5.BAR新海での提供価格
当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:5,610円 30ml:3,740円、15ml:1,870円 などの少量でも提供しております。
7.まとめ
2019年に誕生した世界初の鋳造製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」で蒸留。シングルカスク、カスクストレングスということもあり、味の輪郭もはっきりして三郎丸Ⅱではやや息を潜めたピートも今作ではしっかりと感じることができました。
これぞ三郎丸という「圧倒的スモーキーな味わい」と、円やかで舌触りも滑らかで甘さがプラスされたZEMONの酒質が見事にマッチした1本と言えます。
2018年に新しいマッシュタン導入、2019年に新しいポットスチル「ZEMON(ゼモン)」導入、2020年に木桶発酵槽導入と、年々グレードアップしている三郎丸蒸留所。
今秋リリースされるであろうシングルモルトは木桶発酵された原酒が使用されるかと思うと非常に楽しみですね。
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