【2021年10月23日発売】イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション

発売情報
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秩父蒸溜所(イチローズモルト)

ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所の「イチローズモルト」の新商品がリリースされる情報がありました。
10月14日突如、イチローズモルト新商品発売の情報が関東で有名な酒屋店のTwitterにて公開されました。
千葉県に店舗を構える「させ酒店」と埼玉県に店舗を構える「酒舗おおば」の2店舗。

イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション
「秩父の環境で、さらに熟成を深めた世界の五大ウイスキーを使用するというコンセプトはそのままに、よりクラシカルな味わいを追求した今回の商品。」と説明されているところを見ると、おそらく「ホワイトラベル」のワンランク上の商品として販売。限定品なのか通常品なのかは定かでない状況です。

させ酒店はTwitter公開後、発売日は10月23日としながらも先着にて先行販売開始。本数は不明だが即完売。
酒舗おおばは、抽選販売の受付開始。当選人数は3名。
申し込み期間:10月14日(木)~10月20日(水)
申し込み条件:酒舗おおばのTwitterアカウントのフォロー&対象ツイートのいいね&リツイート

1.イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション

様々な味わいを一つに組み合わせるブレンドは、使用する原酒の個性の幅が広がれば、その難しさも増し、一方で可能性も広がります。
秩父の環境で、さらに熟成を深めた世界の五大ウイスキーを使用するというコンセプトはそのままに、よりクラシカルな味わいを追求した今回の商品。比率高めのモルト原酒や、優しく香るスモーキーさがその幾重にも重なる香りの層に、心地よい調和を生み出してくれます。
華やかで重みのあるフレーバー、そしてそれを支えるのは、それぞれの原酒の確かな個性。さまざまな飲み方に合わせて、長い余韻とともに香りの変化をお楽しみいただけます。
原酒一つ一つの複雑な味わいをいかすため、ノンチルフィルター、そしてノンカラーでボトリングしました。丁寧なブレンドによって作り上げられた繊細な香りと深い味わいを、是非じっくりとお楽しみください。
引用:イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション|させ酒店

製品名 イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション
酒 別 ブレンデッド
原材料 モルト、グレーン
樽 種
販売数
度 数 48%
内容量 700ml
価 格 7,700円(税込)
製造者 ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所

2.その他のイチローズモルト&グレーン

現在発売されている商品と過去の限定品を紹介します。

2-1.イチローズモルト モルト&グレーン ワールド・ブレンデッド・ウイスキー ホワイトラベル

通称「ホワイトラベル」。唯一と言ってもいいほどのレギュラー品であり、イチローズモルトと言ったらこのウイスキー。ハイボールでもストレートでも存在感があり、価格も税込3,850円とコスパも高い。

【レビュー】イチローズモルト モルト&グレーン ワールド・ブレン...
イチローズモルト&グレーン(ホワイトラベル)は、世界中から選りすぐられた9つの蒸留所のモルト原酒と、2つの蒸留所のグレーン原酒を使用。秩父蒸留所で熟成した原酒をキーモルトとし、個性豊な原酒をブレンド。イチローズモルトの中では唯一入手しやすい商品。メーカー希望小売価格:700ml  3,850円(税込:4,235円)

2-2.イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー リミテッドエディション

「ホワイトラベル」の上位グレード版がこのリミテッドエディションになります。熟したプラムのまろやかな酸味、それを包む甘みは軽やかな綿菓子のようで、熟成を重ねたグレーン原酒の心地よい樽香にのって、口の中でいつまでも続きます。定期的に流通はしているものの生産量は少なく、入手困難。

【レビュー】イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイ...
イチローズモルト&グレーン(ホワイトラベル)の上位版。世界中から選りすぐられたモルト原酒とグレーン原酒、更に2008年の創業時から熟成させてきたイチローズモルトの原酒をブレンド。世界とコラボレーションしたウィスキーです。

2-3.イチローズモルト&グレーン 505 ワールドブレンデッド

新型コロナウイルスにより苦境にあるBARや居酒屋など飲食店を応援することを目的とした「飲食店専用ボトル」としてリリースされました。アルコール度数高めでイチローズモルト原酒の使用比率を高めたスペシャルブレンドです 。ホワイトラベルよりモルト原酒の使用率が高い為、より強く原酒の香りや味わいが感じられます。2021年3月で終売。

【レビュー】イチローズモルト&グレーン 505
イチローズモルト&グレーン505は現行のホワイトラベルよりもモルト比率を上げている為、モルト感をしっかり味わうことができるウィスキーです。ほのかにシェリー感も感じ取れる一本。505は当初、飲食店を応援することを目的とした「飲食店専用ボトル」としてリリースされました。

2-4.イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2021

限定数500本、価格は税込で198,000円。秩父蒸溜所と羽生蒸留所のモルト原酒、かつて存在していた川崎蒸留所のグレーン原酒の国産の原酒のみをバランスよくブレンドした至極の一本。黒糖のような重みのある甘さに溶け込む爽やかな酸味、熟成庫の記憶を孕んだ樽香は、余韻となって口の中でいつまでも心地よく続きます。

【レビュー】イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッド...
ワールド・ウイスキー・アワードで、「イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2021」が、ブレンデッドウイスキー部門のワールドベスト(世界最高賞)に輝いた。同社の「世界一」は5年連続。限定500本製造され、価格は1本税込で198,000円。
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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