【レビュー】シングルモルト津貫 8th Anniversary of MARS TSUNUKI DISTILLERY

ウィスキーレビュー
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本坊酒造津貫蒸溜所

本坊酒造・マルス津貫蒸溜所の8周年を記念した限定ボトル。津貫蒸溜所祭りで限定販売されたボトルをレビュー。特徴や価格、購入サイトを紹介。

毎年の恒例となっている津貫、嘉之助の蒸溜所祭り。鹿児島行われるこのお祭りでは2つの蒸溜所を結ぶシャトルバスなども運行しており、蒸溜所めぐりを一度に楽しめるお祭りとなっています。

毎年その時期に限定ボトルが発売されますが、今回はその祭り限定のアニバーサリーエディションとなっており、南さつま市産の大麦を使用したウイスキーです。どのような味わいになっているのでしょうか?

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1.ボトルの写真と購入できるサイト

シングルモルト津貫 8th Anniversary ローカルバーレイ
Single malt TSUNUKI 8th Anniversary Local Burley   

 

2.シングルモルト津貫 8th Anniversary of MARS TSUNUKI DISTILLERY


2016年11月に竣工したマルス津貫蒸留所は今年で8周年を迎えました。本製品は蒸留所のある南さつま市の自然で育った二条大麦(ローカルバーレイ)を使用し、2020年に蒸留、バーボンバレル、ペドロヒメネスシェリーカスクで熟成した原酒を主体にブレンダーが仕上げました。
二条大麦を育む風土、蔵多山山系の良質な湧き水、熟成環境など、南薩摩の自然の恵みに感謝をこめて造られた特別なシングルモルトウイスキーをお楽しみください。

引用:ボトル説明より

2-1.テイスティングノート

香り スイートポテト、レモンケーキ、バター、アンズ
味わい 香ばしい甘み、ジューシーな果物の酸味、クローブなどのスパイスのニュアンス
余韻 甘みと酸味が口いっぱいに広がり、ピリッとしたスパイス感が長く残る

2-2.商品スペック

アルコール度数 52%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 バーボン樽、ペドロヒメネスシェリーカスク
内容量 700ml
希望小売価格 15,400円(税込)
ボトリング本数 814本

3.受賞歴

現時点では、受賞歴はありません。

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格(定価)

商品名 シングルモルト津貫 8th Anniversary of MARS TSUNUKI DISTILLERY
容量 700ml
希望小売価格 15,400円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、現在確認できませんでした。(※2025/1/15時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格

現在ヤフーオークションでの落札は確認できておりません。(※2025/1/15時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでの出品は確認できませんでした。(※2025/1/15時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,290,円 30ml:2,860円、15ml:1,430円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.メーカー

本坊酒造株式会社

設立 1872年
本社所在地 〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸留所 マルス信州蒸溜所、マルス津貫蒸溜所

6.蒸留所

マルス津貫蒸溜所

所在地 〒899-3611 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
操業開始 2016年

南さつま市加世田津貫。ここ薩摩半島南西の緑溢れる山あいの中に佇む、本土最南端のウイスキー蒸溜所「マルス津貫蒸溜所」

薩摩半島南西部に位置する津貫は、万之瀬川支流の加世田川に沿って長くのびている盆地にあります。東を蔵多山(475m)、西を長屋山(513m)の山々に囲まれ、地形が盆地状のため、夏は暑く、冬の寒さは、南薩摩にあっては、ことのほか厳しい地域です。
良質な水資源(蔵多山湧水)もあり”天の恵み”といっていいほどの自然環境を有し、山の傾斜地を有効に利用したみかん栽培も盛んで、”津貫みかん”として知られています。
温暖な気候と良質な水資源に恵まれる津貫は、本坊酒造発祥の地。薩摩を代表する特産物「さつま芋」を使って焼酎造りを始めてから百有余年、この土地の水と気候風土を知り抜き、酒造りの伝統を今に伝える津貫の地で、ウイスキー造りに取り組んでいます。
引用:マルス津貫蒸溜所公式HP

7.まとめ

蒸溜所も竣工から8年が経過し、その間に鹿児島県ではたくさんの蒸溜所が稼働を始め、その中では既にに古参の蒸溜所ともいえます。多様な原酒が多くある津貫蒸溜所。どっしりとした酒質ながらも、きれいな甘みがある味わいで、津貫蒸溜所の特徴かと感じます。
ストレート、ロックはもちろん水割りやトゥワイスアップがお好きな方は、香りの変化と甘さの伸びをぜひお試しいただきたいです。

まもなく津貫 2025Editionも発売情報がありますが、今後も注目です。

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この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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