【発売情報】大谷ウイスキー Zodiac sign series 「Pisces」(新潟亀田蒸溜所)

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亀田蒸溜所

新潟亀田蒸溜所からついにシングルモルト発売決定。 【大谷ウイスキー Zodiac sign series 「Pisces」】。星座をモチーフにしたシリーズ第1弾が3月中旬発売決定。

大谷本社工場の倉庫の一部を改修して造られた小さな蒸溜所。
新潟亀田蒸溜所の「ニューポットPeated」がNew Make &Young Spirits部門における【ワールドベスト/世界最高賞】を受賞し、その名をウイスキーラバーにとどろかせました。
そしてついに、2021年2月の稼働から3年が経過し、シングルモルトの発売が発表されました。

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1.新潟亀田 Zodiac sign series 「Pisces」

1-1.商品情報

OHTANI WHISKY 新潟亀田 zodiac sign series [Pisces」 は、新潟亀田蒸溜所にて蒸溜したモルト原酒を100%使用したシングルモルトウイスキーです。

当社としては、ジャパニーズウイスキーの定義を満たすオフィシャルでのファーストリリース商品となります。

First Fill Bourbon 樽の熟成原酒をベースに Sherry 樽など複数の樽をアクセントに加えました。

First Fill Bourbon 樽熟成の特徴的な甘さに加え、熟した果実のような甘味と酸味がほのかに香り、新潟亀田蒸溜所の特徴である、飲んだ後の長く優しく、そして変化が続く余韻をお楽しみください。

引用:新潟亀田蒸溜所公式HP

1-2.商品スペック

アルコール度数 50%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 バーボン樽、シェリー樽等
内容量 700ml
希望小売価格 10,978円(税込)
発売日 2025年3月中旬

2.メーカー

㈱新潟小規模蒸溜所は、大手印鑑販売の株式会社大谷が設立した合同会社。

所在地 〒950-0141
新潟市江南区亀田工業団地1-3-5
アクセス JR亀田駅から徒歩30分
操業開始 2019年3月 蒸留開始は2021年2月
公式HP 新潟亀田蒸溜所

3.蒸溜所

新潟亀田蒸溜所


※引用:Facebook

※引用:Facebook

2018年に野村証券新潟支店などが主催した「新潟イノベーションプログラム」で、株式会社大谷を含めた3社がチームとなり発表したクラフトウイスキー製造の事業案を実現。2019年3月に事業を立ち上げ、株式会社大谷の本社工場の敷地内に蒸留所が建設された。
原料である大麦を発芽~蒸留するところまで行う本格的なジャパニーズウイスキーを製造する会社は新潟県では新潟亀田蒸溜所が初となる
蒸留機はスコットランドのフォーサイス社製、麦汁を醗酵させる際に使用する発酵槽は、初期にはステンレス製・木桶の2種類であったが、現在は木製に変更されている模様。2021年3月に蒸留開始。生産能力は年間3万リットル。
スコットランドからの輸入麦芽を使用しているが、現在は県内産の大麦を使用して仕込みを行っている。その他、ポットスチルのみならず、コラムスチルもあり、県産米を使用したライスウイスキーの生産や、ラムの製造も視野に入れている。

熟成は専用のコンテナ内にて行っており、温熟のような効果があるのでしょうか?味わいはニューポットながらも非常に濃厚。2023のWWA、New Make &Young Spirits New Make部門にて世界最高賞を受賞するなど、注目を浴びています。

所在地 〒999-8302 山形県飽海郡遊佐町吉出字 カクジ田20番地
操業開始 2018年

新潟亀田蒸溜所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

亀田蒸溜所
「亀田蒸溜所」の記事一覧です。

4.最後に

亀田蒸溜所は星座をモチーフにしたシリーズをリリースしていくようです。小規模蒸溜所ながら、シングルモルトが1万円程の価格で購入できるのは気になりますね。
甘くて余韻の長いウイスキーが好きだと語る代表の堂田氏。このウイスキーもそれをたいげんしているのでしょうか?楽しみに待ちましょう。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.48 2024年2月号

【巻頭特集】
日本のクラフト蒸留所最前線2025
安積蒸溜所/天鏡蒸溜所/月光川蒸留所/日光街道 小山蒸溜所/碧南蒸留所/清洲桜醸造 本社蒸留所/SAKURAO DISTILLERY[特集]
【新アイリッシュ・ルネッサンス[第3弾]】
ロー&コー/チャーチ・オブ・オーク/クーリー/キルベガン
土屋守の全国ぶらり旅 ガロア的酒場歩き──第24回沖縄編
【編集長インタビュー】
ジャパニーズクラフトの開拓者たち 第4回 安積蒸溜所 山口哲蔵氏
マコーネルズのジョン・ケリー氏に聞く 復活を果たした“ベルファストウイスキー”
JAL国際線機内販売でジャパニーズウイスキーの注目ボトルが続々登場
ビリー・ウォーカー氏が語るグレンアラヒー、新たな価値の創造。
アイル・オブ・ハリス蒸留所からシングルモルト第2弾が登場

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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