【レビュー】嘉之助 シングルモルト 2026 LIMITED EDITION

ウィスキーレビュー
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嘉之助蒸溜所
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年に一度リリースされる嘉之助蒸溜所のリミテッドシリーズ。今年は『シングルモルト』での発売。
これまでの限定品特徴や味わいをレビュー。

発売年 製品名 キー原酒
2021 シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION 焼酎リチャーカスク原酒
2021 シングルモルト嘉之助2021
SECOND EDITION
ノンピート:バーボンバレル原酒
2022 シングルモルト嘉之助 2022 LIMITED EDITION ノンピート:シェリー原酒
2023 シングルモルト嘉之助 2023 LIMITED EDITION ピーテッド:焼酎リチャー&シェリー原酒
2024 嘉之助 HIOKI POT STILL 2024
LIMITED EDITION
大麦、麦芽原料:焼酎リチャー、バーボン、ホワイト―ク新樽
2025 嘉之助 ダブルディスティラリーズ2025
LIMITED EDITION 
嘉之助、日置原酒:焼酎リチャー、ラムカスク
2026 シングルモルト嘉之助 2026 LIMITED EDITION バーボン樽原酒をアップルブランデー樽で、焼酎リチャー樽熟成の原酒を白ワイン樽で追熟

1.ボトルとラベルの写真

嘉之助 シングルモルト 2026 LIMITED EDITION
KANOSUKE Single Malt Limited Edition 2026

2.嘉之助 シングルモルト 2026 LIMITED EDITIONの特徴

嘉之助 シングルモルト 2026 LIMITED EDITION

 
 

フラッグシップ「嘉之助シングルモルト」の限定商品。

吹上浜に春を告げるハマゴウのみずみずしい香りとやわらかな潮風を、カスクフィニッシュで表現しました。
バーボン樽熟成の原酒をアップルブランデー樽で、焼酎リチャー樽熟成の原酒を白ワイン樽で、それぞれ後熟した原酒をキーモルトに使用。
また、複数のシェリー樽原酒で味わいに厚みと複雑さを与え、少量のピーテッド原酒が全体の味わいを引き締めます。
更に、従来より時間をかけて加水を行う”スローディリューション“技法により、穏やかにアルコールと水が溶けあうことで、味わいに更なる丸みをもたらしました。
軽やかな花のアロマとゆず餡のような爽やかな果実感・丸みのある甘やかさが広がり、グレープフルーツと潮風の心地よい余韻が長く続きます。
嘉之助蒸溜所の春の海辺に思いを馳せながら、贅沢なひとときをお楽しみください。

TASTING NOTE

みずみずしく華やか。爽やかで優しい「和」の甘さ。
柑橘の甘酸っぱさとフローラルな香りと、ゆず餡を思わせる爽やかで柔らかな甘やかさ。
グレープフルーツと潮風の余韻が穏やかに広がる。
COLOUR
ゴールドアンバー
AROMA
オレンジブロッサム、アップルピール、白ブドウ、ハマゴウ
PALATE
バニラ、ゆず餡、はちみつ、アップルブランデー
FINISH
グレープフルーツ、アップルピール、春の潮風が穏やかに続く

引用:嘉之助蒸溜所公式HP

2-1.テイスティングノート

香り セミドライリンゴ、白玉ぜんざい、緑茶、
味わい バニラアイス、リンゴ飴、塩ライム、クローブ
余韻 リンゴの爽やかな酸味が抜け、塩味とビターが長く残る

2-2.商品スペック

アルコール度数 57%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 バーボン樽熟成の原酒をアップルブランデー樽で、焼酎リチャー樽熟成の原酒を白ワイン樽で、それぞれ後熟した原酒
内容量 700ml
販売本数
希望小売価格 14,850円(税込)
発売日 2026年2月25日

3.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

4.定価とネット上の価格

4-1.メーカー希望小売価格

嘉之助 シングルモルト 2026 LIMITED EDITION

商品名 嘉之助 シングルモルト 2026 LIMITED EDITION
容量 700ml
希望小売価格 14,850円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、定価と同じ金額で出品されています。(※2025/9/30時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格 

ヤフーオークションでの落札価格は、定価での出品が確認できました(※2025/9/30時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon 

Amazonなどの通販サイトでは、定価での販売が確認できました(※2025/9/30時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯45ml:4,950円、30ml:3,300円、15ml:1,650円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.嘉之助蒸溜所について

嘉之助蒸溜所は2017年に操業を開始。
鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の広々とした敷地に建っており各施設が点在します。コの字形2階建ての本棟には蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップなどを設け、訪れた方々に身近にウイスキーづくりを体感いただける蒸留所になっています。

嘉之助蒸溜所の大きな特徴は3基のポットスチル(蒸留器)を備えていること。それぞれの容量は6000ℓ・3000ℓ・1600ℓ。世界的にみても、クラフト・ディスティラリー(小規模蒸留所)では2基が一般的です。ウイスキーは通常2度の蒸留を行いますが、嘉之助蒸溜所では2回目の蒸留(再留)の際にネックの形状や上部のラインアームの角度の異なるポットスチルを使用することで、原酒の香りや味わいに変化を持たせた原酒の作り分けを実現しています。

嘉之助蒸溜所
「嘉之助蒸溜所」の記事一覧です。

7.まとめ

年に一度のリミテッドエディションシリーズ。焼酎リチャーカスクという小正酒造を象徴する個性から始まり、バーボン、シェリー、ピーテッド原酒、さらには日置蒸溜蔵のグレーンとその融合。
これまでの歩みは蒸溜所としての表現と原酒の幅をを広げる挑戦の連続でした。

今回のリミテッドエディションはアップルブランデー樽と白ワイン樽による追熟がキーとなりました。
これまでの嘉之助が持っていた南国的なボディに、より繊細で透明感のある果実味が加わり、変わらずにある焼酎リチャーカスク由来の柔らかな和の甘み。華やかさと爽やかさを持つという、難しいバランスの上で整っている印象です。

嘉之助シングルモルトのリミテッドは2023年のエディション以来ですが、よりパワーアップした原酒と技術を感じます。

みずみずしく華やか。爽やかで優しい「和」の甘さ。春の訪れを感じる1本です。

その他の嘉之助製品はコチラもご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.54 2026年2月号

巻頭は「スコッチ蒸留所名鑑」第4弾としてサントリーグローバルスピリッツの7蒸留所を大特集!

[特集]
◆日本のクラフト蒸留所最前線
火の神蒸溜所/マルス津貫蒸溜所/嘉之助蒸溜所
◆沖縄泡盛紀行
八重泉酒造/忠孝酒造/沖縄県酒造協同組合
◆世界でもっとも急成長を遂げるインドの「インドリ」ウイスキー
◆北アイルランドのウイスキー その特徴と10ブランドを紹介

[ブランド解説]
◆「ザ・ニッカ リミテッド」 次の100周年へ向かうニッカの“現在地”を表現

[イベントリポート]
◆初開催! ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタ2025
◆Whisky Festival 2025 in Tokyo

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
大石 竜平

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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