鹿児島県の小正醸造が運営する「嘉之助蒸溜所」では、2021年1月18日より『KANOSUKE OWNERS CLUB 2021』としてカスクオーナーの申込受付が始まります。
1.KANOSUKE OWNERS CLUBとは?
「KANOSUKE OWNERS CLUB」とは、OWNERS CLUBへのお申し込み完了後、未貯蔵のニューポット原酒を28リットルの樽に詰め、嘉之助蒸溜所にて3年間貯蔵した後にボトリングを行い、オーナーの方へ商品をお届けするシステムです。
オーナー様はKANOSUKE OWNERS CLUBの会員となり、様々な特典をお受け取りいただけます。
■お申込み期間:2021年1月18日 09:00 ~ 2021年1月29日 17:00
引用:KANOSUKE OWNERS CLUB 2021 – 嘉之助蒸溜所
2.原酒及び樽の仕様
2021年1月の「KANOSUKE OWNERS CASK」における原酒及び樽の仕様は下記の通りです。
原材料 | ノンピーテッド麦芽(英国産) |
酵母 | ディスティラリーズ酵母 |
蒸留釜 | 初留釜 WS1(ネックが水平でオーソドックスな酒質特性) 再留釜 SS1(ネックが下向きでボディー感のある重厚な酒質特性) |
貯蔵樽 | 28Lフレンチオーク(チャー:ミディアム) |
貯蔵場所 | 嘉之助蒸溜所ウェアハウス |
樽入年 | 2021年7月(予定) |
アルコール度数 | 63%(樽入れ時) |
仕上り本数 | 30本前後予定(未加水。700ml換算) |
ご用意数量 | 30樽 |
3.価格
KANOSUKE OWNERS CLUB 2021の申込費用は以下となります。樽の数量が30樽であるため、申込数が多い場合は抽選になるようです。
着手金 | 150,000円(税抜) | 着手時に支払い |
引渡し金 | 150,000円(税抜) | 3年後の引渡し時に支払い |
合計 | 300,000円(税抜) |
ボトリング費用、ラベル・ボトルの包材にかかる費用、運搬費等も上記金額に含まれます。
4.ボトリング
KANOSUKE OWNERS CLUB 2021は、原酒の樽詰めから嘉之助蒸溜所内で3年間の熟成期間を経てボトリングされ、購入者の手元へ届く流れになります。
3年間の熟成期間に、エンジェルズシェア(天使のわけまえ)によって樽内の原酒量は数%目減りします。残った残量を全てボトリングされることとなります。
ボトリング時は、樽出しのままカスクストレングス(加水しない状態)で瓶に詰められます。アルコール度数は、最初の樽入れ時の63%が3年の熟成後にどのように変化しているかは約束されません。
5.申込期間
KANOSUKE OWNERS CLUB 2021への申込は、下記の期間に嘉之助蒸溜所ホームページにて受付が行われます。興味のある方、購入を検討されている方は下記期間にホームページをチェックしてみてください。
■KANOSUKE OWNERS CLUB 2021お申込み期間■
2021年1月18日 09:00 ~ 2021年1月29日 17:00
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。