清酒八海山、米焼酎よろしく千萬あるべし、ohoroジンなどを手掛ける八海山醸造からついにウイスキーが発売開始。新潟県魚沼市にある深沢原蒸溜所にて蒸溜されたライスウイスキーが発売決定。
八海山酒造からついにウイスキーが発売。ライスウイスキーで8年熟成を行った妥協なきウイスキーを紹介。
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1-1.商品情報
米を主原料とした個性的なスタイルのライスグレーンウイスキー。私たちが求める清らかな味わいを実現する「雷電様の水」を仕込み水に、2025LIMITEDは清酒酵母を用いて製造しました。伝統的なウイスキー製法を基に独自に追求して製造した原酒だけを8年ゆっくりと熟成させた、世界でもあまり類をみない希少なウイスキーです。魚沼の自然豊かな環境の中で育まれたバニラや花を思わせる甘い香りを湛えた味わいをぜひお楽しみください。
テイスティングノート
色:琥珀色
香り:柑橘系につづくチョコレートやバニラを思わせる甘い香り
味わい:米由来のほのかな甘み、ドライフルーツ、ナツメグのようなスパイシー感、カラメルのほろ苦さ引用:Hakkaisan 八海醸造 初のウイスキー 世界でも希少なライスグレーンウイスキー 遂に発売 | 株式会社八海山のプレスリリース
1-2.商品スペック
アルコール度数 | 52% |
酒別 | グレーンウイスキー |
樽種 | 不明 |
内容量 | 700ml |
販売本数 | ー |
希望小売価格 | 13,200円(税込) |
抽選販売期間 | 2025 年3 月28 日(金)9 時~2025 年4 月 9 日(水) 9 時 |
1-3.購入方法
2025年3月28日(月)より、八海山醸造公式サイトにて抽選販売受付開始
※以降2025 年7 月、10 月、2026 年1 月に抽選販売予定
2.八海山醸造 深沢原蒸溜所
所在地 | 〒949-7112 新潟県南魚沼市長森343−9 |
蒸溜所へのアクセス | JR上越線五日町駅からタクシーで10分 |
創業開始 | 2005年 |
公式HP | 魚沼の里 |
見学 |
見学不可 |
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様々な飲食店、資料館、カフェなどが集まるレジャー施設「魚沼の里」内にある日本酒の『八海山』で知られる、八海醸造が運営する深沢原蒸溜所。
2005年には原型となる「深沢原蔵」として焼酎を作っており2016年4月にウイスキー製造免許取得し、以降米を原料としたグレーンを作り続けている。
それと同時にニセコ蒸溜所も運営しており、近年増え始めたクラフト蒸溜所の中でも蒸留所を二つ持つという数少ない酒造メーカーです。
2016年からライスウイスキー製造を開始しており、仕込み水には清らかな味わいを実現するべく雷電様の清水を使用し、清酒酵母を使った清酒醸造所ならではの環境。
八海山醸造の情報はコチラもご覧ください

3.最後に
八海山醸造からついにウイスキーが発売。ライスウイスキーは最近国内蒸溜所でも製造を行っているところはありますが、まだまだ少数ですが、今後取り組む蒸溜所も増加傾向にあるようです。
今回の発表でニセコ蒸溜所のウイスキーとのブレンデッドを製品化することも明記されており、ニセコのウイスキーも待ち遠しいです。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.51 2025年8月号
【巻頭特集】
「スコッチ蒸留所名鑑 第2弾 ペルノリカール[前編]」
フランスのペルノリカール社が所有するモルト蒸留所について解説し。今号では計6つの蒸留所を掲載。
【特集】
「国家級中国威士忌最新事情 ダイキン編」
土屋守編集長が中国を訪れ、目覚ましい成長を遂げるチャイニーズウイスキー最新事情をリポート。
「韓国ウイスキー」
モルトウイスキー蒸留所が相次いで誕生している韓国を訪問。
【特別対談】
7年ぶりに誕生した新定番 ジョニーウォーカー ブラックルビー
土屋守×金子亜矢人ベンツェ氏
【イベントリポート】
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025 受賞結果
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。