新里酒造株式会社の公式Instagramにて新商品の「シングルモルトウイスキー琉歌NEW BORN 2023」の発売情報が更新されていました。オロロソシェリー樽に1年3か月、スパニッシュオーク樽に3か月の熟成でトータル1年6カ月の熟成。沖縄の亜熱帯での熟成は非常に湿度が高くエンジェルズシェアはおよそ10%。発売まであと1週間とのことです。限定数は公表されていませんが、700ml、税込11,000円。
1.どこで買える?
現在確認できているのは、(有)酒舗おおばのオンラインショップのブログページと大丸松坂屋のオンラインストアの2か所となります。
■酒舗おおばオンラインショップ
受注超過の場合は抽選販売。詳細ブログページはこちら
申込期間:5月31日(水)まで。
抽選結果:6月1日(木)に「当選者した方のみ」に連絡。
■大丸松坂屋オンラインストア
父の日のギフトとして掲載。とくに抽選の案内などはなく、6/17(土)~6/18(日)の指定日時にお届け。詳細ページはこちら
購入期間:6月10日(土)10時まで。
お届け期間:6月17日(土)または6月18日(日)
2.シングルモルトウイスキー琉歌 NEW BORN 2023
亜熱帯沖縄が生み出すトロピカルなニュアンスのシングルモルトウイスキーが新リリース。原酒のもつ濃厚で複雑な味わいを、更に引き立て、グラスに入れた瞬間に香りが開くよう調整しました。シェリー樽由来のレーズンなどのベリー系ドライフルーツ、オレンジ、煮詰めたジャム、ダークチョコレートの香り、スパニッシュバージンオーク樽由来のスパイシーでエキゾチックな香り、原酒ならではの力強くリッチで重厚な味わいをお楽しみいただけます。
製品名 | シングルモルトウイスキー琉歌 NEW BORN 2023 |
酒 別 | ニューボーン |
原材料 | モルト(イギリス産モルト) |
樽 種 | オロロソシェリー樽、スパニッシュオーク樽 |
詰本数 | 数量限定 |
度 数 | 58% |
価 格 | 11,000円(税込) |
製造所 | 州崎蒸留所 |
製造者 | 新里酒造株式会社 |
3.州崎蒸留所について
1846年創業の沖縄最古の泡盛蔵元の新里酒造が日本最南端に蒸溜所を建設。
現在販売されている「新里WHISKY」は海外のブレンデッドウイスキーに、新里酒造の「泡盛」をシェリー樽に13年熟成させたいわゆるスピリッツを数%ブレンドして造り上げたウイスキー。
2021年4月に自社蒸留の「NEW MAKE 新里」をリリース。限定350本は即日完売。
ポットスチルは泡盛を蒸留しているものを併用。現在3基のポットスチルを所有している。熟成に使用している樽は3種類(具体的には不明だが、おそらくシェリー樽・バーボン樽あたりか)で、3年熟成を経てウイスキーとして販売していく意向。毎日1仕込みのペースで原酒を生産している。公式Instagramはこちら
4.新里酒造 洲崎蒸溜所のその他の商品
4-1.新里ウイスキー
「沖縄最古の蔵元だからこそ作れる、沖縄らしいウイスキーを造りたい」という想いから生まれた一品が新里WHISKEY。ウイスキーとスピリッツのブレンド比率にこだわった味わい深いウイスキーです。海外(スコットランド)のブレンデッドウイスキーをベースに樫樽貯蔵泡盛13年古酒をベースにしたスピリッツをブレンドし、麦芽の力強い風味に米由来の繊細で柔らかな甘みをプラスしました。ヘビーチャーの新樽を使用することで、泡盛古酒由来のバニラ香と樽由来のバニラ香が複雑に絡み合い濃厚でまろやかな味わいが生まれました。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。