桜尾ジン(SAKURAO GIN)で有名な「株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー(サクラオB&D)」(旧社名:中国醸造株式会社)の公式HPにて、スティルマンが選び抜いたSAKURAO DISTILLERY随一のシェリーカスクでつくるシングルモルトジャパニーズウイスキー「桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION」と、シングルモルトジャパニーズウイスキー「桜尾」「戸河内」のスタンダード2種の計3種が同時発売(数量限定)される情報がリリースされました。
発売日は2022年6月6日。
SAKURAO DISTILLERY設立より4年半の年月を経て、シングルモルトジャパニーズウイスキーを約1年ぶりに3種同時にリリース。昨年の1stリリースの「桜尾」と「戸河内」はカスクストレングスが特徴でしたが、今回の「桜尾」と「戸河内」はどちらもアルコール度数43%なので加水調整されたウイスキーで価格も6,600円と昨今のジャパニーズウイスキーと比べると安い印象です。
「桜尾 SHERRY CASK」もアルコール度数50%ですので恐らくカスクストレングスではないのではないかと思います。価格は13,530円。
1.シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK
スティルマンが選ぶSAKURAO DISTILLERY随一のSHERRY CASK。
海と山の自然に恵まれたSAKURAO DISTILLERYでは、環境の違う貯蔵庫をもつがゆえ、異なるアプローチの原酒を生み出すことができます。数多な原酒をテイスティングしてきたスティルマンが最も状態の良いSHERRY CASKを選抜し、ブレンドしました。SAKURAO DISTILLERYの原酒は、ゆるやかに香りが立ちあがり、口に含んだ瞬間に広がるエステリーなフルーツの香りが特徴。瀬戸内の穏やかな潮風をエッセンスとした、レーズンやカカオの香り。ダークチェリー、オレンジを思わせるフルーティーな味わいがほのかなピート香と調和します。ビターな甘さとウッディーな香りの深い余韻をお楽しみください。
製品名 | シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION |
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酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | 2種類のクリームシェリー樽 |
詰本数 | 数量限定 |
度 数 | 50% |
価 格 | 希望小売価格:13,530円(税込) |
製造所 | 桜尾蒸留所 |
製造者 | 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー |
2.シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾
瀬戸内の海と風に磨かれた味。
南に瀬戸内海、北には中国山地がそびえる廿日市市にあるSAKURAO DISTILLERY。蒸留所内の桜尾貯蔵庫には、海からの暖かい風と山からの冷たい風が届き、一年の中で大きな気温差を生み出します。その気温差が、ウイスキーの熟成を早めます。また海側に位置する貯蔵庫ゆえ、瀬戸内の穏やかな潮の香りを熟成樽にほのかにまとうのも特徴。レーズンやオレンジ、桃の香りが広がり、バニラのような甘み、程よい渋みや酸味が感じられます。心地良いスモーキーさと樽の香り、長く続く濃厚な甘い香りをお楽しみください。
製品名 | シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 |
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酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | ー |
詰本数 | 数量限定 |
度 数 | 43% |
価 格 | 希望小売価格:6,600円(税込) |
製造所 | 桜尾蒸留所 |
製造者 | 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー |
3.シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内
広島の山あいで時を経て深まる味。
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県下最高峰の恐羅漢山や深入山、国の特別名勝・三段峡など、豊かな森林と清流が織りなす色彩、景観の美しさが際立つ安芸太田町戸河内。そんな山あいの地にある、かつて鉄道用として使われていたトンネルを生かしているのが戸河内貯蔵庫です。四季を通じて冷涼な気温を保つうす暗い貯蔵庫では、SAKURAO DISTILLERYで蒸留されたモルト原酒が新緑の香りをたっぷりと吸い込んだ樽の中で静かに熟成の時を重ねています。バニラやリンゴ、マーマレード、メロンのような香り、軽快でスムースな口あたりが魅力です。すっきりとした甘みとキレのある余韻をお楽しみください。
製品名 | シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 |
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酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | バーボン樽 |
詰本数 | 数量限定 |
度 数 | 43% |
価 格 | 希望小売価格:6,600円(税込) |
製造所 | 桜尾蒸留所 |
製造者 | 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー |
4.桜尾蒸留所について
1918年に広島県廿日市市に「中国酒類醸造合資会社」として設立。1938年に「中国醸造株式会社」と改称。
ウイスキー造りは1938年~1989年までモルトウイスキーの製造・販売を行っていました。当時蒸留された原酒は、戸河内にあるJR西日本の鉄道用試掘トンネルを活用した貯蔵庫に保管されていました。
2008年に「戸河内ウイスキー」の販売を開始。
2017年12月、高品質のシングルモルトウイスキーを生産するための蒸留所「SAKURAO DISTILLERY」を建設。2018年1月から蒸留開始。
2017年12月 | SAKURAO DISTILLERY 竣工 |
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2018年10月 | SAKURAO DISTILLERY VISITOR CENTER オープン |
2019年 | SAKURAO DISTILLERY 二期工事(グレーンウイスキー蒸留設備導入・ウイスキー貯蔵庫新設) |
2021年 | 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーに社名変更 |
5.桜尾蒸留所のその他の商品
5-1 シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 1st Release
瀬戸内の穏やかな潮の香りを纏い、ウッディでスモーキーな香味が特徴
SAKURAO DISTILLERY敷地内にある熟成庫で3年熟成後、カスクストレングスでボトリング。
熟成庫は海側に位置していることもあり、熟成樽は瀬戸内の穏やかな潮の香りをほのかに纏います。長く続くウッディーな香りとしっかり効いたピーティな香味。濃厚な甘味も感じ取れる奥行きのある味わい。
5-2 シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 1st Release
山奥に佇む冷涼な環境のトンネル内で熟成された清々しい原酒たち
戸河内の最大の特徴は熟成庫。 安芸太田町戸河内にあるかつて鉄道用として使われていたトンネルをそのまま熟成庫として利用しています。 トンネルの長さはおよそ800メートルほどで、一年中冷涼な風が通り抜け年間を通して温度、湿度が一定に保たれる。 薄暗い熟成庫はウイスキーの熟成に最適ともされ、蒸留所新設以前より利用されていました。 SAKURAO DISTILLERYで蒸留されたモルト原酒が新緑の香りをたっぷりと吸い込んだ樽の中で静かに熟成の時を重ね、3年の熟成を経てカスクストレングスにてボトリングされています。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。