「クリーン&エステリー」をモットーにウイスキー製作工程の全てを一つの蒸溜所内で行う世界でも珍しい蒸溜所である御殿場蒸溜所の打ち出すAnniversary Editionシリーズ第二弾が登場。
今年2023年5月に3000本限定で発売された
『シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition』に続き、今回は『シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士50thAnniversary Edition』としての発売となります。
前回限定発売されたシングルモルトは公式サイトDRINXと蒸溜所内限定で抽選販売でしたが発売初日の蒸溜所には200名を超えるお客様が殺到したという人気ぶり。
前回のシングルモルトに比べ価格も21,780円(税込)から36,080円(税込)へと上がっている分、より一層期待値が高い一本である事を感じさせます。
1. キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所とは
所在地 | 〒412-0003 静岡県御殿場市柴怒田970番地 |
操業開始 | 1973年11月 |
1972年8月 キリンビール株式会社(日本)、JEシーグラム社(米、当時)、シーバースブラザーズ社(英)3社合弁によりキリン・シーグラム株式会社設立
1973年11月 富士御殿場蒸溜所完成、製造開始
1974年2月 国産ウイスキー「ロバートブラウン」発売
2002年7月 社名を「キリンディスティラリー株式会社」と変更(キリンビール株式会社の100%出資会社化)
2005年9月 国産ウイスキー「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」「キリンウイスキー富士山麓シングルモルト18年」発売
2016年3月 「キリンウイスキー 富士山麓 ブレンデッド 18年」発売、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟原酒50°」発売
2018年8月 「富士山麓 Signature Blend (シグニチャーブレンド)」発売
2020年4月 「キリンシングルグレーンウイスキー富士」発売
2022年6月 「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」発売
2023年5月 「シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」発売
富士山のふもとに位置する「キリンディスティラリー(株)富士御殿場蒸溜所」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまで一貫して行う、世界でも珍しいウイスキー蒸留所です。
豊富な富士の伏流水、冷涼な気候、一年を通して幾度となく発生する霧、恵まれた自然環境の中で、ウイスキーをはじめ、ミネラルウォーターや缶チューハイなど、キリングループの多種多様な製品を製造しています。
2019年2月、将来のさらなるウイスキーの販売数量増加に備えて生産設備を増強、約80億円を投資。
多様なモルトウイスキー原酒を製造するため、小型の発酵タンク4基と蒸留器2系列4基を新設し原酒製造能力を約2倍に、樽熟成庫のリニューアル・大型化等により、樽の保管能力を約2割増強。将来にわたり高品質なウイスキーを安定して供給できる生産体制を目指し2021年6月に稼働開始した。
2. シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition
蒸溜所操業開始年の1973年蒸留の原酒をはじめ、1970・1980・1990・2000・2010年代の各世代に蒸留された、えりすぐりのモルト・グレーン原酒を使用。50年のウイスキーづくりの歴史と技術を注ぎ込んだ特別なシングルブレンデッドウイスキーです。
発売日 | 2023年11月21日(火) |
発売先 | 富士御殿場蒸溜所売店および抽選販売抽選販売の詳細は キリンオンラインショップDRINX( https://drinx.kirin.co.jp/) にて後日ご案内予定 |
容量/容器 | 700ml/びん |
アルコール分 | アルコール分:51%※ ※カスクストレングスのため、予定 |
製造工場 | キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所 |
価格(税込み) | 36,080円 ※富士御殿場蒸溜所売店、DRINX価格 |
販売予定数量 | 3,000本限定 |
公式サイトより引用
3. これまでのリリース
3-1 シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士
3-2 シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士
3-3 シングルグレーンウイスキー 富士
4. まとめ
富士御殿場蒸溜所のマスターブレンダーである田中城太氏は20年以上続く歴史ある世界的なコンテストのアイコンズ・オブ・ウイスキー(IOW)2017において、「マスターディスティラー/マスターブレンダ―・オブ・ザ・イヤー」を受賞された世界最高峰のブレンダーが樽を厳選した至極の一品。
値段は確かにそれなりとは思いますが、長期間寝かせたウイスキーはマチュレーションピークと呼ばれる熟成のピークがあり長く熟成させた分品質が良くなるかと言えばそうとは限りません。
ただ50年寝かせたものではなく、50年寝かせた上質な原酒を使用しているのであればむしろこの金額は妥当、もしくは安いと言えるのかも知れません。