【発売情報】シングルモルトジャパニーズウイスキー「SHINDO EXPERIMENTAL 01」

発売情報
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新道蒸溜所

新道蒸溜所より、福岡県内初のクラフトウイスキーの記念すべき第一弾が6月14日(土)全国発売。

「王道にして新道」というフィロソフィーを掲げ、創業220年の歴史を持つルーキーが打ち出すスタンダードとは、一体どのような新風を吹かせてくれるのか、その幕開けに注目が集まる一本。

1-1.商品情報

株式会社 篠崎 SHINDO LAB(本社:福岡県朝倉市比良松)の運営する新道蒸溜所は、蒸溜所としてのファーストリリースとなるシングルモルトジャパニーズウイスキー「SHINDO EXPERIMENTAL 01」を、6月14日(土)より全国一斉で発売を開始いたします。

「THE QUEST FOR THE ORIGINAL(独創性の追求)」を理念に掲げ、200年以上にわたって酒造りを行ってきた篠崎の新たな挑戦の場として、2021年より福岡県朝倉市の「新道(しんどう)」と呼ばれる地域で、約5500坪の広大な敷地でウイスキーの製造を続けてきた、新道蒸溜所。

私たちは、これから「EXPERIMENTALシリーズ」にて歩みを始めて参ります。

EXPERIMENTALとは「実験的な」という意味です。

私たちは、ジャパニーズウイスキーの先人の皆様への多大なる敬意を有しております。

だからこそ 私たちは「あくまで新人として、謙虚さを持った挑戦者として」第一歩を踏み出していきたいと思っております。今回のファーストリリースに関しても、「完成品なんておこがましい。現在自分たちができうる最高のご提案をさせていただこう」という前提があります。

そのような意味合いを込め、今後 数年間この「EXPERIMENTALシリーズ」として「王道にして新道」という私たちのフィロソフィーを追求するため歩み出します。

引用:メーカー資料

1-2.商品スペック

アルコール度数 50%
酒別 シングルモルトウイスキー
樽種 バーボン樽メイン、ミズナラ樽、オロロソシェリー樽、リフィル スコッチ
仕込水/加水 井戸水(硬度85)
冷却ろ過
酵母
内容量 700ml
本数 限定10,000本
価格 14,300円(税込)

テイスティングノート

トップは華やかにしてトロピカルフルーティー。
続いてオリエンタルで甘いバタークリームの様な香りが拡がる。
ラストはトッフィー、ミルキーと長い余韻がつづく。

こちらのサイトからも100本限定で発売するそうです。

SHINDO LAB
「THE QUEST FOR THE ORIGINAL」をコンセプトに、福岡県朝倉市にウイスキーの蒸溜所やワイン醸造所などを構えるSHINDO LABの公式サイトです。

2.EXPERIMENTALシリーズとは

記念すべき第一弾となる「SHINDO EXPERIMENTAL 01」の開発にあたっては、2025年5月に3年〜約4年の熟成を迎える樽を対象にサンプリングし、香味の状態について判断を行いました。

次に、ブレンダーが約100パターン程度の基礎となるバッティングサンプル作成を行い、検討を行いました。その選択の過程で重視したのは「新道蒸溜所らしさを体現するものかどうか」です。
私たちが大事にしている、ミルキーでファッティーなラクトン香が充分に感じられるものであるかどうか、を重要な基準としました。

そうして厳選したのは、バーボン樽を主軸にミズナラ樽、オロロソシェリー樽、リフィル スコッチ樽をバッティングしたもの。それは、未熟感を極力抑え、表現したかった香味を充分に感じることができ、香りの余韻を長く楽しむことができる素晴らしい仕上がりとなりました。

アルコール度数は少し高めの50%に設定。
嗜好品であるウイスキーは、バーやご自宅で様々な楽しみ方をされるお客様もいらっしゃると思います。加水する楽しみもその重要な要素の一つ。

本品に関しても「加水による変化も楽しんでいただきたい」という想いから、今回のアルコール度数を選択しました。加水することでアルコールのアタックも抑えられ、香りがぐんと広がりますので、お客様自身の好みに合わせ加水していただき、香味の変化及びお好きな度数帯を探っていただければ幸いです。

3.メーカー

株式会社 篠崎

本社所在地 〒838-1303 福岡県朝倉市比良松185番地
所有蒸留所 新道蒸溜所 朝倉蒸溜所

4.蒸溜所情報

新道蒸溜所(SHINDO DISTILLERY)

所在地 838-1303 福岡県朝倉市比良松626-1
操業開始 2021年

新道蒸溜所のコンセプトは「THE QUEST FOR THE ORIGINAL」。”世の中に普通にあるものではなく、これからのスタンダードになるものを追求してしたい”とし、原料処理から糖化、もろみの育成、蒸溜と、それぞれの工程に化学的根拠をもち、目指す香りの成分をしっかりと構築し、織り込んでいく原酒造りを行う。

甘酒の「国菊」、麦リキュール「朝倉」、焼酎等も手掛けている福岡県朝倉市の老舗蔵元「篠崎」の新しいプロジェクトとしてウイスキー事業を開始。2021年5月に建屋完成、8月から蒸留を開始。三宅製作所のポットスチルを使用。
「およそ200年の酒造りのノウハウを活かし、今までにない日本のウイスキーを目指す」という。
福岡県初のクラフト蒸留所として3年後から出荷開始予定。年間出荷本数20万本を目指す。
将来的には発酵時に使用する桶や熟成時に使用する樽も自社林の木材を使用して作成していく予定としています。

同地区に朝倉蒸溜所というジンの蒸溜所も所有。

新道蒸溜所のリリース中の商品

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.50 2025年6月号

『ウイスキーガロア』6月号、巻頭特集はシングルモルトを世界に知らしめたディアジオ特集・後編。
メーカー別に蒸留所を集成・徹底解説する新シリーズ「スコッチ蒸留所名鑑」を始動。
第1弾ではスコットランドに30の蒸留所を擁するディアジオ社が登場!
最新号ではスペイサイド・アイラの20蒸留所を一挙掲載します。
[巻頭特集]
スコッチ蒸留所名鑑 [第1弾 ディアジオ 後編]
ディアジオ社の蒸留所を一挙紹介 <スペイサイド・アイラ編>
カードゥ/モートラック/クラガンモア/グレンエルギン/ローズアイル/カリラ/ラガヴーリン/ポートエレン/オスロスク/ベンリネス/ダルユーイン/ダフタウン/グレンダラン/グレンロッシー/マノックモア/リンクウッド/インチガワー/ストラスミル/グレンスペイ/ノッカンドオ
◆Chinese Whisky ――国家級 中国威士忌 最新事情
叠川(チュアン)蒸留所/沃林(オーリン)クーパレッジ/青島(チンタオ)蒸留所
◆日本のクラフト蒸留所最前線
新道蒸溜所/朝倉蒸溜所
◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち[第6回] 小正嘉之助蒸溜所 小正芳嗣氏

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
万代 竜一

福岡県福岡市出身
福岡にある中洲のBARで14年間修行後、俳優業での活動の拡大も兼ねて2018年上京。俳優佐藤二朗氏作の舞台にて東京初舞台を踏む。特技はギターとビール好きが高じてビール銘柄をブラインドで当てられる事。
最初はウイスキーを飲み慣れておらず苦手だったものの、深く知るにつれて作っている人達の想いが強い事に感銘を受けて、作り手の方達を知ってもらえる一助になれば、と思いJWDに参加。現在はウイスキーが大好き。
今年、念願の本多劇場に進出。

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