【2023年10月2日】白州蒸溜所がリニューアルオープン

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白州蒸溜所

2022年12月19日に見学ツアーを中止してから約10カ月に及ぶ改修工事の末、ついに白州蒸溜所が2023年10月2日にリニューアルオープン。

サントリーホールディングス株式会社は今年2023年に山崎蒸溜所竣工から100年になります。
それを記念して山崎白州の100周年記念ラベルや限定ハイボール缶などで話題を呼ぶ中、山崎蒸溜所は2023年5月1日から改修工事に入り現在見学ツアーを休止しています。
1973年に竣工されたサントリー第二の蒸溜所「白州蒸溜所」もまた今年で50周年となり、まさにダブルイヤーの年でもあります。
本記事では、10月2日に再開される白州蒸溜所の見学ツアー予約やその概要、おおまかなサントリーの歴史等を解説していきたいと思います。

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1.サントリーホールディングス株式会社

元は1899年(明治32年)に鳥井信治郎が大阪に若干20歳で立ち上げた「鳥井商店」が始まり。
輸入業で生計を立てる傍ら、酒精強化ワイン「赤玉ポートワイン」が大ヒット。
赤玉ポートワインで得た資金を基に、日本で初めてのウイスキー蒸溜所「山崎蒸溜所」作ったのはあまりにも有名。
派手好きであった信治郎は宣伝広告を打つ事にも熱心で当時の宣伝部には芥川賞受賞作家「開高健」や直木賞受賞作家である「山口瞳」や片岡敏郎らが在籍しており現在の大手広告制作会社サン・アドへと繋がります。彼らが打ち出していく広告は次々に話題を呼び、更に売り上げと知名度を加速させていきます。
日本で初めてのヌード撮影をした事でも知られる。


蒸溜所詳細一覧

5. 関西地方のウイスキー蒸留所
ジャパニーズウィスキー蒸留所一覧の関西エリア。1923年、日本初のウィスキー蒸留所として操業したサントリーの「山崎蒸留所」をはじめ、「あかし」で知られている「江井ヶ嶋酒造」。その他、数ヵ所の新たな蒸留所が出来てきている。

サントリーの歴史

https://jpwhisky.net/japanesewhiskey-history-4-2-2-19997/

大まかなサントリー100年の歴史

1923年山崎蒸溜所建設に着手
1929年本格国産ウイスキー「白札」発売
1937年「角瓶」発売
1946年「トリスウイスキー」発売
1950年「オールド」発売
1960年「ローヤル」発売
1969年「スペシャルリザーブ」発売
1972年知多蒸溜所の前身である「サングレイン(株)」設立
1973年白州蒸溜所竣工
1980年代さらなる品質向上に向け、山崎蒸溜所・白州蒸溜所の大改修を実施
1984年「山崎」発売
1989年「響」発売
1994年白州」発売
2003年世界的な酒類コンペティション「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」にて「山崎12年」が初めて金賞を受賞。以降現在に至るまで数多くの酒類コンペティションで最高賞受賞。
2008年「角ハイボール」マーケティング活動開始
2010年「ISC」にて「ディスティラー オブ ザ イヤー(Distiller of the Year)」を日本企業として初めて受賞
2014年米ビーム社の株式を取得し、ポートフォリオの拡充や世界的な販売流通網を獲得
2022年「ISC」にて「白州25年」がジャパニーズウイスキー部門最高賞である「トロフィー」を受賞
2023年

サントリーウイスキー100周年

2.白州蒸溜所について

サントリー第二の蒸溜所。
1973年に山崎蒸溜所50周年を記念して操業を開始した。
山崎蒸溜所とは異なるウイスキー造りを目指し、水質調査に乗り出します。
その調査を任されたのが山崎蒸溜所の工場長を歴任し、水に関する造詣の深さから”水の狩人”と呼ばれていた、大西為雄氏が選んだ地がこの白州でした。
建設に携わるのはサントリーの二代目社長でありマスターブレンダーの佐治敬三。
多様な原酒の造り分けにフォーカスされたロケーションと、設備を備えており大小それぞれにストレート型蒸留機と、ランタン型蒸留器の2タイプで初留、再留共に8基ずつの計16基が立ち並ぶ様は圧巻です。
使用される仕込み水は南アルプス由来の硬度約30度の軟水。
そこからは透き通ったクリーンな原酒が生まれ、その穏やかさから「森の蒸溜所」と呼ばれている。
発酵槽は木製のベイマツ(ダグラスファー)18基とグレーンウイスキー用ステンレスの発酵槽6基。
長めの発酵と直火蒸留が特徴で、また2013年から導入しているフォーサイス社製のコフィー式連続式蒸溜機で作られたカフェジンやカフェモルトはコアなファンも非常に多い。
また山崎蒸溜所と同じく今回の大規模改修でフロアモルティングを採用し、更なるオリジナリティを目指すため、酵母を自社で培養する「酵母培養プロセス」を導入。
82万㎡にも及ぶその敷地面積は東京ドーム約17個分あり、同敷地内に野鳥を保護する為のバードサンクチュアリを設けるなど自然保護活動も積極的に行っている。
蒸溜所に隣接するウイスキー博物館は文字通りウイスキーの歴史に触れる事が出来、博物館の最上階は展望台になっており南アルプスと白州の森が一望できるので蒸溜所見学と必ずセットで行って頂きたい場所です。
ちなみにミネラルウォーター『サントリー天然水南アルプス』のボトリング工場も敷地内にあります。

画像出典:PR TIMES

3.リニューアルの内容

施設のリニューアルについては以下PRTIMESからの引用をご参照ください。

ーー以下PRTIMES公式サイトよりーーー

▼ビジターセンター

白州蒸溜所とサントリー天然水 南アルプス白州工場の両工場共通の玄関として、二つの施設とその敷地全体を包み込む“白州の森”の魅力を知っていただけるような施設を目指しました。建築資材やデザインには、花崗岩・森・水という、白州の自然環境を語る上で欠かせない要素を随所に取り入れています。場内見学や見学ツアーの受付を設けるほか、新たにジオラマを設置し、敷地全体を視覚的に理解していただける空間や、両工場のオリジナルグッズを購入いただける「ビジターセンターGift Shop」も併設します。

▼バードサンクチュアリ

白州蒸溜所では、1973年の竣工当時より敷地内に野鳥の保護区「バードサンクチュアリ」を設けるなど、豊かな自然と清らかな水を育む環境を守っています。今回は、そんな白州の自然環境をより身近に感じていただきたいという思いから、新たに「バードサンクチュアリ」での当社の取り組みや、森に住む鳥たちについての展示を行うほか、鳥の声を聞くことができる集音機などの造作物を設置しました。

▼セントラルハウス

「テイスティングラウンジ」では、“白州の森”の魅力を存分に感じていただけるよう、壁一面の窓越しに広がる森を見ながらリラックスできる空間を演出し、「白州」ブランドをはじめ稀少なウイスキーのテイスティングや、「サントリーシングルモルトウイスキー白州」と合わせたフードペアリングなどをお楽しみいただけます。また、併設された「セントラルハウスGift Shop」では、白州蒸溜所ならではのグッズを取り揃え、「白州」のある豊かなライフスタイルを提案します。

4.白州蒸溜所ツアーの内容と予約の仕方

白州蒸溜所の見学ツアーは以前と同じように二種類のツアーがあります。

白州蒸溜所 ものづくりツアー】

所要時間 90分

参加費  3,000円(税込)

主な内容

「サントリーシングルモルトウイスキー白州」が生まれるものづくり現場をご覧いただき、その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感いただけるツアーです。テイスティングでは「サントリーシングルモルトウイスキー白州」や希少な「モルトウイスキー原酒」、「白州森香るハイボール」を提供します。見学ツアー後には、「白州オリジナルテイスティンググラス」をお持ち帰りいただけます。

白州蒸溜所 ものづくりツアー プレミアム】

所要時間 130分

参加費  5,000円(税込)

主な内容

サントリーシングルモルトウイスキー「白州」ブランドが生まれるものづくり現場をご覧いただき、その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感いただけるツアーです。「プレミアム」ツアーでしか立ち寄れない製造エリアや貯蔵庫内での特別なテイスティングを通して、白州蒸溜所ならではのつくり手のこだわりや、自然環境をじっくりとご案内します。テイスティングでは「白州12年」や希少な「モルトウイスキー原酒」などを提供いたします。見学ツアー後には「白州オリジナルテイスティンググラス」と「グラスホルダー」をお持ち帰りいただけます。

※現在有料の見学ツアーは抽選制となっております
既に11月までの抽選は終了しており12月の予約は10月16日(月)9:30より開始

予約詳細はこちらから

5.まとめ

サントリーイヤーと言える2023年も後半に差し掛かり、いよいよ大詰めといった所。
ですが、来月11月1日には改修工事が終わり山崎蒸溜所も見学受け入れ再開とモルトラバー達は年末までイベントが目白押しです。
行楽シーズンとして打ってつけのこの時期に、2023年ミレニアムイヤーの締めくくりとして山崎と白州を巡り、日本のウイスキー文化を牽引してきた、この50年100年を想ってみるのはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
万代 竜一

福岡県福岡市出身
福岡にある中洲のBARで14年間修行後、俳優業での活動の拡大も兼ねて2018年上京。俳優佐藤二朗氏作の舞台にて東京初舞台を踏む。特技はギターとビール好きが高じてビール銘柄をブラインドで当てられる事。
最初はウイスキーを飲み慣れておらず苦手だったものの、深く知るにつれて作っている人達の想いが強い事に感銘を受けて、作り手の方達を知ってもらえる一助になれば、と思いJWDに参加。現在はウイスキーが大好き。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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