滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所。
2016年に長濱蒸溜所を操業し、ウイスキーの蒸留を開始。
スコットランドのクラフト蒸溜所よりインスピレーションを得た、アランビック型のポットスチルと極細のラインアームから流れ出る、リッチでフルーティー、穀物由来の豊かな甘みを持つ原酒が特徴。
稼働開始してから6年が過ぎ、蒸溜所のコンセプトでもある「一醸一樽」の精神のもと1日1仕込み1樽を製造している。
1.シングルモルト長濱淡海ピルスナー熟成カスクハンドフィル
アルコール度数 | 56.5% |
酒別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
樽種 | バーボンバレル3年 長浜浪漫ビール「淡海ピルスナー」を熟成していたKOVAL樽にて2年後熟 |
内容量 | 500ml |
発売日 | 2023年9月14日 |
希望小売価格 |
16,500円(税込) |
2.これまでのシングルモルト長濱
3.長濱蒸溜所について
長濱蒸溜所
所在地 | 〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1 |
操業開始 | 2016年(平成28年)11月1日 |
滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所は、クラフトビールの醸造所とレストランを併設しています。大手ウイスキーメーカーを含めてもレストランを併設している蒸留所は少なく、クラフトウイスキー蒸留所となればごく稀な存在です。
設置された個性的なポットスチルの形状はウイスキーづくりのまさに原点を感じさせます。
長濱蒸溜所は元々は江戸時代から米蔵だったところを改修し、1996年からビールづくりが始まりました。その後、2016年にウイスキーづくりのための設備を導入。建物の中は吹き抜けになっていて、1階に糖化槽と蒸留器を設置、2階に粉砕機と発酵槽が設置してあります。
ポットスチルは初留2基、再留1基で、加熱方式は間接蒸気のひょうたんのような形をしたアランビックタイプのポットスチルで、ブランデーの蒸留に使われることが多いポットスチルを使用しています。このアランピックタイプのポットスチルは日本のクラフト蒸留所の中では現在長濱蒸溜所だけが使用しています。特徴としては、酒質がクリアで柔らかく雑味の少ないものが出来るメリットがあります。
創業から今に至るまでの間で試行錯誤が繰り返されました。大きな変更点は麦芽の粉砕比率を変更したり、発酵時間を当初60時間だったところを今では72時間に変更。また、蒸留器を2基から3基に増設。創業時は初留釜が1000リットル、再留釜が500リットルでしたが、再留釜も入れ替えて、3基全て1000リットルに統一。あとはスコットランドの蒸留所に倣って、再留器の洗浄をほとんどしていない。など、創業後およそ4年間で様々な変化をしてきました。
長濱蒸溜所の詳細情報、その他蒸溜所の情報はこちらの記事をご覧ください。
4.まとめ
こちらの商品は蒸溜所限定の「ハンドフィル」の為、蒸溜所に行かなければ買う事ができません。
シングルモルト長濱の他に同じくハンドフィルの『AMAHAGAN』の500mlも蒸溜所限定で販売されており、こちらはしっかりとしたピーテッドに奥行きを加えるシェリーカスクで熟成されたピーテッドにシェリー樽の相性は読者の皆さんもきっとご存じのはず。
お近くにお住いの方がとても羨ましく思えますね。
長濱蒸溜所が主催している「長濱フェス」も今週末9月16日に開催されますので遠方の方もこのイベントと合わせて予定を組み立ててみるのも良いかも知れません。