【レビュー】シングルモルト桜尾ソーテルヌカスクフィニッシュ スティルマンズセレクション

ウィスキーレビュー
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桜尾蒸留所
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広島県の桜尾蒸留所より、ソーテルヌカスクフィニッシュが登場。桜尾の新たな魅力を引き出す一本をレビュー!

桜尾蒸留所にリリースする人気シリーズ「スティルマンズセレクション」。
第一弾は桜尾 SHERRY CASK、第二弾戸河内MISTY、第三弾桜尾SPANISH OAKで今回のソーテルヌカスクとなりました。
ソーテルヌカスクフィニッシュは、桜尾の原酒にどのような変化をもたらしたのでしょうか?
その甘美な香りと味わいから、本作の魅力を紐解いていきます!

1.ボトルとラベルの写真

シングルモルト桜尾ソーテルヌカスクフィニッシュ スティルマンズセレクション
Single Malt SAKURAO SAUTERNES CASK FINISH Stillman’s Selection 

2.シングルモルト桜尾 ソーテルヌカスクフィニッシュ スティルマンズセレクションの特徴

株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー(広島県廿日市市桜尾一丁目12番1号、代表取締役社長 白井 浩一郎)は2026年8月7日(金)より桜尾貯蔵庫で熟成し、スティルマンが厳選したウイスキー「シングルモルトジャパニーズウイスキー 桜尾 SAUTERNES CASK FINISH STILLMAN’S SELECTION」を発売いたします。

海と山の自然に恵まれたSAKURAO DISTILLERY。海側にある桜尾貯蔵庫では夏と冬の寒暖差が大きく、潮風をまとった樽の中で熟成は早く進みます。また、様々な樽を使用して多彩な原酒を熟成させています。
貯蔵庫に並ぶ数々のソーテルヌカスクもまた、樽ごとに異なる表情を見せます。その中から、スティルマンがひときわ芳醇な香りをまとう原酒のみを厳選しボトリングしました。
白桃を思わせる甘くフルーティーな香りと、滑らかな口当たりとともに広がるマスカットの果実味。最後に、濃厚な甘さと上品な酸味が調和した余韻をお楽しみください。

《STILLMAN’S SELECTIONとは》

海と山自然に恵まれたSAKURAO DISTILLERY。おだやかな瀬戸内海の潮風が届く桜尾貯蔵庫と中国山地の懐深く森林と清流に囲まれた戸河内貯蔵庫ではその環境の違いにより様々な原酒を生み出すことができます。100年以上の蒸留技術を受け継ぎ、数多な原酒をテイスティングしてきたスティルマンが繊細な感性で優れたモルト原酒を選び抜きました。ゆるやかに立ち上がるも、口に含んだ瞬間に広がるエステリーなフルーツの香りはスティルマンがこだわるSAKURAO DISTILLERYの原酒の特徴。スティルマンの信念と伝統が紡ぐ唯一の味わいを皆様にお届けします。

■テイスティングノート
色/明るい琥珀色
香り/白桃、熟したリンゴ、マンゴー
味わい/マスカットのような果実味と、滑らかな口当たり
フィニッシュ/濃厚な甘みと上品な酸味が調和した、芳醇な余韻

引用:SINGLE MALT JAPANESE WHISKY 桜尾&戸河内|SAKURAO DISTILLERY

《ソーテルヌカスクとは》

ソーテルヌカスクとは、フランス・ボルドー地方のソーテルヌ地区で造られる世界最高峰の甘口貴腐ワイン「ソーテルヌ」の熟成に使用された樽のことです。ソーテルヌカスクで熟成することで蜂蜜やアプリコット、ドライフルーツを思わせる甘美な香りと、濃厚でリッチな風味を与えるのが特徴です。

2-1.テイスティングノート

香り 蜂蜜、白葡萄、カスタードクリーム、桃のコンポート、若干の白胡椒
味わい 白葡萄の皮、レーズン、柑橘系ピール、後味に原酒由来のスパイス感
余韻 甘美な余韻が長く残り、その中に一瞬潮気やスパイス感が感じられる

2-2.商品スペック

アルコール度数 46%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 バーボン樽で3年以上熟成させ、ソーテルヌカスクで1年以上後熟
内容量 700ml
販売本数 数量限定
希望小売価格 16,500円(税込)
発売日 2026年8月

3.受賞歴

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2025 金賞

インターナショナル・ワイン&スピリット・コンペティション(IWSC)2026 銀賞

4.定価とネット上の価格

4-1.メーカー希望小売価格

商品名 シングルモルト桜尾ソーテルヌカスクフィニッシュ スティルマンズセレクション
容量 700ml
希望小売価格 16,500円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、26,800円となっています。(※2026/8/14時点)

過去に発売されている蒸留所限定のソーテルヌカスクは、32,500円となっています。

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札は、20,000円前後のものが確認できました。(※2026/8/14時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

楽天などの通販サイトでは、出品が確認できませんでした。(※2026/8/14時点)

スティルマンズセレクションの桜尾 SHERRY CASKは、出品が確認できました。

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,290円、30ml:2,860円、15ml:1,430円にて提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.メーカー

株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー

設立 1918年
本社所在地 〒738-8602 広島県廿日市市桜尾一丁目12番1号
所有蒸留所 桜尾蒸留所

6.蒸留所

桜尾蒸留所(SAKURAO DISTILLERY)

所在地 〒738-8602 広島県廿日市市桜尾一丁目12番1号
操業開始 2018年1月


広島県の
株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーは、1918年創業の老舗の酒造メーカー。

実はウイスキー造りの歴史は深く、1938年~1989年までモルトウイスキーの製造・販売を行っていました。当時蒸留された原酒は、戸河内にあるJR西日本の鉄道用試掘トンネルを活用した貯蔵庫に保管されていました。
2008年、戸河内の貯蔵庫に貯蔵されていた原酒と輸入原酒をブレンドして作る「戸河内ウイスキー」を販売開始しました。(9割はヨーロッパへの輸出とのこと。)

操業100周年事業として2017年12月、高品質のシングルモルトウイスキーを生産するために新たに設備を導入し、広島発のクラフト蒸留所「SAKURAO DISTILLERY」を建設。2018年1月から蒸留開始。

現在は『シングルモルト桜尾』『シングルモルト戸河内』『ブレンデッドウイスキー戸河内』の3種類を発売しており、グレーン製造もおこなっている蒸留所ならではの価格帯で楽しめるウイスキーを販売している。

現在では同市内にある「吉和魅惑の里」跡地に「サクラオディスティラリーフォレストサイト」を建設中。製造工程を見学できる蒸留棟とバーを設けるビジター棟で構成される。

2017年12月 SAKURAO DISTILLERY 竣工
2018年10月 SAKURAO DISTILLERY VISITOR CENTER オープン
2019年 SAKURAO DISTILLERY 二期工事(グレーンウイスキー蒸留設備導入・ウイスキー貯蔵庫新設)
2021年3月 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーに社名変更

桜尾蒸留所のそのほかの記事はコチラから↓
https://jpwhisky.net/manufacturer/sakukrao/

7.まとめ

ジャパニーズウイスキーでソーテルヌカスクを使用して熟成させた一本は、国内でも極めて限られた存在です。
その味わいは、ソーテルヌカスク由来の甘美で濃厚さを見せながら桜尾の原酒由来の潮気やスパイス感が残されており、甘さだけに傾かない複雑な味わいに仕上がっています。

桜尾蒸留所の熟成環境だからこそ生み出すことのできるこの希少な一本を是非ご賞味ください!

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.57 2026年8月号

スコッチ蒸留所名鑑」第7弾。
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第7弾 イアンマクロード/アンガスダンディ
ボトラーズ出身の2社が所有する6蒸留所を一挙紹介!
グレンゴイン/タムドゥー/ローズバンク/ラーガンベイ
トミントール/グレンカダム

[第2特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第1弾
アバフェルディ/ポート・オブ・リース/グレンギリー/ケアン

[特集]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2026 受賞結果
◆ハイボール缶大試飲会 2026夏
◆新たなリミテッドシリーズが始動 「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ 2026」
◆シーバスリーガル×日本が切り拓く新境地
◆マスター・オブ・ウイスキーの肖像

[イベントリポート]
◆Whisky&Spirits Festival 2026 in YOKOHAMA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
OTSUKASHOTA

山梨県出身。BAR新海 芝大門店所属。
バーテンダーとして経験を積む中で、「BARはお酒を提供する場所ではなく、一杯を通して人と物語を繋ぐ場所」であることを実感。ジャパニーズウイスキーの味わいはもちろん。その歴史や蒸留所の背景、造り手の思いに惹かれ、日々知識を深めている。
JWDでは、初心者から愛好家まで楽しめる記事を目指し、現場ならではの視点で情報を発信する。

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