【2021年6月19日発売】シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW

<2021/6/16更新 日本橋高島屋の抽選販売について>
WHISKY PORTでの抽選に間に合わなかった方、落選してしまった方に朗報です。
日本橋高島屋にて7/1~7/10に「ガイアフロー静岡プルローグW」の抽選販売申込を受付けるそうです。気になる方は是非チェックしてみて下さい。

日本橋高島屋の抽選販売


ガイアフロー静岡蒸溜所の公式HPにて2021年6月19日に発売される「シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW」の情報がリリースされました。
販売本数は5,000本と前作のプロローグKと同数。希望小売価格は8,943円(税込)と昨今のクラフト蒸留所から発売されるジャパニーズウイスキーと比べると比較的手に取りやすい金額になっております。
静岡蒸溜所での販売の予定は無く、通販サイト「WHISKY PORT」にて抽選販売するようです。詳しくは6月11日配信のメルマガにて案内されるようなので、メルマガ登録がまだの方は忘れずに。

メルマガ登録締め切り:6月6日17時まで→登録フォーム

メルマガ配信    :6月11日
抽選申し込み期間  :6月11日~13日
発送予定日     :6月21日以降

プライベートカスクオーナーとプレミアムボトル・セレクションメンバーの方は、上記の抽選販売とは別枠で特別優先販売があるようです。複数の樽を所有していても購入できるのは一人1本まで。近日中に申し込みについてのメール配信があるようです。
カスクオーナー:2017年~2021年のカスクオーナーの方が対象。
セレクションメンバー:プレミアムボトル・セレクション2018または2019のメンバーの方が対象。

1.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW

シングルモルト日本ウイスキー静岡の第2弾、それがプロローグWです。

Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。直火の蒸留機は世界的にも数が限られており、その中でも他に類を見ないのが薪を燃料とした蒸留機です。静岡の豊かな山の営みから溢れでた針葉樹の間伐材を、地元のきこりがひとつひとつ丁寧に割って薪にします。200年以上前の蒸留技術を蘇らせ、薪を燃やしてウイスキーを蒸留しています。

原材料は、日本国産大麦麦芽を主体に、スコットランド産ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。3年熟成の若々しさがありつつ、優しい香りと、しっかりしたボディ感と軽いスモーキーさ、長く穏やかな余韻をご堪能いただけます。薪直火ならではの厚みのある味わいをご賞味ください。

引用:静岡蒸溜所シングルモルト日本ウイスキー第2弾「プロローグW」登場

製品名シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW
酒 別シングルモルトウイスキー
原材料日本国産大麦麦芽、スコットランド産ピーテッド麦芽、スコットランド産ノンピート麦芽、ドイツ産ビール麦芽
樽 種ファーストフィル バーボン・バレル、ファーストフィル バーボン・クォーターカスク、ヴァージン・アメリカンオークバレル
詰本数5,000本限定
度 数55.5%
価 格希望小売価格:8,943円(税込)
製造所ガイアフロー静岡蒸溜所
製造者ガイアフローディスティリング株式会社

2.ガイアフロー静岡蒸溜所について

2014年10月8日ガイアフローディスティリング株式会社設立。
2016年8月9日ガイアフロー静岡蒸溜所竣工。
同年、10月28日ウイスキー製造開始。
静岡県静岡市のオクシズ(奥静岡エリア)の玉川地区にあり、一級河川安倍川の支流である、安倍中河内川のほとりに建っている。
標高は200m前後、周囲は400m級の美しい山々に囲まれ、市街地より気温は常に2〜3度低く、まさに好立地と言える。
建物は、日本の美と西洋文化の融合をテーマにデザインされており、静岡在住のアメリカ人建築家デレック・バストン氏とのコラボレーションにより内外装に静岡の木材を多用した、見た目にも美しいウイスキー蒸留所です。

静岡蒸溜所には「K」と「W」という呼び名の2基の初留用蒸留機が稼働しています。Kは、1950年代に日本で製造された歴史ある軽井沢蒸留所の蒸留機。2011年11月に惜しまれつつ閉鎖した軽井沢蒸留所から静岡蒸溜所に移設され、修理・改修し伝説の蒸留機は復活しました。そのしなやかに伸びた優美なシルエットと、蒸気の間接加熱により、軽やかで華やかな味わいの原酒を生み出しています。

下の写真の左手前がスコットランド・フォーサイス社製のおそらく世界で唯一の「薪直火蒸留機」で、この蒸留機がW。
今回のプロローグWはこの蒸留機で蒸留した原酒を使用しています。直火蒸留の特徴はまさに温度です。一般的な間接加熱蒸留の場合の温度は150℃前後ですが、静岡蒸溜所の薪直火蒸留は800℃とのことで、香ばしく力強いタイプのモルト原酒を作り出すことができます。

発酵槽には地元静岡産の杉を使った木桶を採用。静岡市は林業の街であり、その特色を生かし、静岡らしいウイスキーを造れたらとの思いを込めて、あえて地元静岡産の杉を選んでいるのだそうです。
ウイスキーの原料となるモルト(大麦麦芽)を粉砕する為のモルトミルも、蒸留機”K”と同様に軽井沢蒸留所で使用されていた歴史ある機械を移設して使用しています。

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因みに、メルシャン軽井沢蒸留所で造られ、商品化されずに貯蔵庫に眠っていた幻のウイスキー原酒は、あるイギリスの企業が買取った後、2013年にボトリングされ「軽井沢1960」として200万円で販売されました。その後、2017年のスコットランドのオークションでは約1400万円で落札。日本のウイスキーが世界中のウイスキーコレクターにとってターゲットリストのトップにある事が明らかになりました。

メルシャンが当時販売していたウイスキーには、「軽井沢 貯蔵 8年 100%モルト ウイスキー」や「メルシャン 軽井沢 15年 シェリー樽 モルトマスターズ」などがありました。[/speech_balloon_left1]

静岡は、スコットランドよりも温かい気候であることと、貯蔵庫の天井に採光用の窓を設置して敢えて寒暖差を作る設計にしています。その為、貯蔵庫で熟成中の原酒は、エンジェルズシェアで年間5%以上蒸発する見込みだそうです。

蒸留所には、試飲コーナーが設けられていて静岡蒸溜所の原酒や、第一弾の「シングルモルトプロローグK」を試飲する事ができます(有料)。また、静岡蒸溜所では、ウイスキーの輸入販売を行っており、インドのウイスキー「アムルット」、スコットランドのボトラーズ「ブラックアダー」「アスタモリス」なども試飲する事が出来ます。

3.ガイアフロー静岡蒸溜所のラインナップ

3-1シングルモルトウイスキー静岡 プロローグK

日本産大麦麦芽を50%超使用し、英国産やカナダ産の麦芽を原料とした原酒をヴァッティング。
日本産の大麦麦芽の繊細でデリケートな味わいに加え、英国産ピルスナー麦芽やカナダ産ピルスナー麦芽がプロローグKならではの豊かな甘みを引き出しています。さらに、英国産ピーテッド麦芽の軽やかなピート香が全体の味を引き締めています。

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