【レビュー】越百 マンサニージャカスクフィニッシュ Bottled in 2021

ウィスキーレビュー
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本坊酒造
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越百マンサニージャカスクフィニッシュ」は2019年にも同じ商品名で発売されていて、公式HPの商品説明やアルコール度数などの内容はまったく同じとなっております。

マンサニージャはパロミノ種のぶどうから造られる辛口の白ワインのことで、シェリー酒の中で最もライトでドライなものがマンサニージャ。辛口サッパリ系のシェリーと言えます。フィノタイプのマンサニーリャ樽でフィニッシュすることで、白ワインを思わせる軽やかな香りと軽やかな甘み、ビターな樽香が加わったウイスキーになります。

一般的にシェリー樽と言われてウイスキーの熟成に使われているのはオロロソシェリーやペドロヒメネスシェリーなどで、比較的濃厚なシェリーの空き樽に対して、「マンサニージャ」はドライで辛口なシェリーです。ウイスキーを熟成させることによってどのような香味を与えてくれるのか非常に楽しみですね。2019年に発売されたマンサニージャカスクと飲み比べしてみるのも楽しいですね。

1.メーカー

本坊酒造株式会社

設立 1872年
本社所在地 〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸留所 マルス信州蒸溜所、マルス津貫蒸溜所

2.蒸留所

マルス信州蒸溜所

所在地 〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始 1985年

鹿児島の地で日本の蒸留酒「焼酎」造りに邁進していた本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのが1949年。それ以来、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
鹿児島でのウイスキー製造から数年経た後、1960年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めました。

澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件は大変厳しいものがあります。
こうした条件を満たす土地を探し求め、1985年ウイスキー造りに最適な環境を求めて長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設致しました。
1992年にウイスキー需要低迷により蒸留を休止。その後、世界的にジャパニーズウイスキーが評価されはじめる中、ウイスキー需要が回復傾向にあった2009年に蒸留再開を決意し2011年2月より再スタート。
2020年9月、35年ぶりの全面リニューアル。投資額は約12億円。

2019年5月から、老朽化した設備の改修とウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備やウイスキー造りの見学を目的にしたウイスキー蒸留棟(樽貯蔵庫を含む)と、オリジナルウイスキーやグッズ販売などを目的にビジター棟を新設、既存の設備及び施設を改修。
新設したウイスキー蒸留棟は1,996㎡(延床面積、約2,500樽収容予定の樽貯蔵庫含む)、ビジター棟は746㎡。
引用:本坊酒造公式HP

■製造能力:原料麦芽1.1t/日
■原酒製造量:約700L/日、約185KL/年(2020年度予定)
■主要な設備:麦芽粉砕機1基、マッシュタンロイテル(糖化槽)6KL×1基、ステンレス発酵タンク6KL×3基、ダグラスファー木槽発酵タンク(移設)6KL×3基、初溜釜(移設)

マルス駒ヶ岳蒸溜所 | 見学体験 | 本坊酒造 公式サイト
長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓の「マルス駒ヶ岳蒸溜所」では、ウイスキー製造設備や熟成庫の見学、蒸溜所限定品の購入をお楽しみいただけます。1949年に始まったマルスウイスキーの歴史や、マルスウイスキーの生みの親、岩井喜一郎氏設計の岩井式蒸留釜な...

マルス信州蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

404 NOT FOUND | ジャパニーズウイスキーディクショ...
Japanese Whisky Dictionary

3.商品名と写真

マルスモルテージ 越百 マンサニージャ カスクフィニッシュ Bottled in 2021
Mars Maltage Cosmo Manzanilla Cask Finish

マルス モルテージ 越百 マンサニージャ カスクフィニッシュ

4.特徴

マンサニージャカスクで追熟した越百

複数のモルト原酒をヴァッティングすることで複雑さと奥行きを表現した「マルスモルテージ 越百(こすも)」を、軽やかでドライなシェリー酒「マンサニージャ」に使用した空樽に入れ追加熟成(フィニッシング)しました。越百本来の柔らかくまろやかな口当たりに、樽由来のドライフルーツ、ブラウンシュガー、メイプルシロップなどの香りが立ちのぼり、ココナッツやチョコレートなどの心地よい風味と、ほのかに感じるビターな味わいがバランス良く調和した限定製造のモルトウイスキーです。
※この商品は、一部輸入原酒を使用しています。

引用:モルトウイスキー|マルスモルテージ越百マンサリージャカスクフィニッシュBottled in 2021

マンサニージャはパロミノ種のぶどうから造られる辛口の白ワインのことで、シェリー酒の中でもっともライトでドライなものがマンサニージャ。辛口サッパリ系のシェリーと言えます。
フィノタイプのマンサニーリャ樽でフィニッシュすることで、白ワインを思わせる軽やかな香りと軽やかな甘み、ビターな樽香が加わったウイスキーになります。

4-1.テイスティングノート

香り 爽やかな香草、バター、ミルク、ドライフルーツ
味わい ミルクキャラメル、ココナッツ、ビターチョコレート、モルトの甘み
余韻 爽やかでビターな樽香とチョコレートが溶けて消えていくようなやさしい甘さが続く

4-2.商品スペック

アルコール度数 42%
酒別 ブレンデッドモルトウイスキー
樽種 マンサニージャ樽にて追加熟成
内容量 700ml
販売本数 数量限定
希望小売価格 5,500円(税込)
発売日 2021年6月15日

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名 マルスモルテージ 越百 マンサニージャ カスクフィニッシュ Bottled in 2021
容量 700ml
希望小売価格 5,500円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、10,000円~12,800円前後となっています。(※2021/6/16時点)

画像出展:メルカリ

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安5,750円、最高8,980円、平均7,076円(※2021/6/16時点より過去120日間の統計情報)

2019年に発売されたマンサニージャカスクフィニッシュの落札価格です。

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、15,000円前後で販売されています。 (※2021/6/16時点)

マルス モルテージ 越百 マンサニージャ カスクフィニッシュ

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:1,650円 、30ml:1,100円、15ml:550円で提供しております。

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7.まとめ

香りは爽やかで微かにスパイシー。マンサニージャ特有の辛口でドライで軽やかな印象で甘さはあまり感じないが、味わいになると口当たりはマイルドでバターやビターチョコレートのようなスイートで上品。落ち着いた甘さが中盤から後半にかけてそっと出てくるウイスキーでとても飲みやすい印象。よくあるワインカスクやシェリーカスク(ペドロヒメネス・オロロソ)のような甘さ全開のような感じではなく、甘さは脇役に徹している感じで、主役であるマンサニージャ由来のドライさやホワイトペッパー様のスパイシーさを引き立てていて上手くまとまっているウイスキーです。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.56 2026年6月号

[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第6弾 エンペラドール・ディスティラーズ/モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン
スピリッツメーカー2社の6蒸留所を一挙紹介!
 ダルモア/アイル・オブ・ジュラ/タムナヴーリン/フェッターケアン
 マグレンモーレンジィ/アードベッグ

[第2特集]
日本のクラフト蒸留所最前線
マルス駒ヶ岳蒸溜所/軽井沢ウイスキー蒸留所/御代田蒸留所

◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち 第8回 木内酒造 木内敏之

◆ウイスキー文化研究所設立25周年記念 ウイスキー激動の25年史

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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