【2021年11月27日発売】シングルモルトウイスキー静岡 コンタクトS

発売情報
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ガイアフロー静岡蒸溜所

ガイアフロー静岡蒸溜所の公式HPにて2021年11月27日に発売される「シングルモルトウイスキー静岡 コンタクトS」の情報がリリースされました。

販売本数は5,000本と今まで発売されきたプロローグKやプロローグWと同数。希望小売価格も8,943円(税込)とプロローグKやプロローグWと同じ価格。
静岡蒸溜所のウイスキーは昨今のクラフト蒸留所から発売されるウイスキーと比べると金額的には比較的手に取りやすい価格になっておりますが、人気が故に店頭で目にするこはほぼ皆無な状態です。

静岡蒸溜所での販売の予定は無く、通販サイト「WHISKY PORT」にて抽選販売するようなので、メルマガ登録がまだの方は忘れずに。

1.シングルモルトウイスキー静岡 コンタクトS

静岡蒸溜所では、KとWという2基の初留蒸留機を使い、2種類の個性が異なった原酒を生み出しています。
その両方の原酒を初めてブレンドしたシングルモルトが、コンタクトSです。
その素直で心地よくバランスの整った味わいは、円(サークル)に例えることができるでしょう。
蒸気加熱のKがフルーティーな香りとライトな味わいを持ち、円の上半分を成し、薪直火によるWがヘビーな味わいと長いフィニッシュを感じさせ、円の下半分を支えます。

原材料は、日本国産大麦麦芽を主体に、スコットランド産ピーテッド麦芽、ノンピート麦芽やビール用麦芽を使用しています。
樽はファーストフィルのバーボンバレルを主体に、クォーターカスクなども使いました。
原材料から日本国産を主体としたジャパニーズウイスキーです。

静岡蒸溜所の木製発酵槽や蒸留機の総力が結実したシングルモルトをご堪能ください。

※本商品は日本洋酒酒造組合のジャパニーズウイスキーの基準に適合したウイスキーです。
引用:GAIAFLOW SINGLE MALT JAPANESE WHISKY SHIZUOKA CONTACT S 

製品名シングルモルトウイスキー静岡 コンタクトS
酒 別シングルモルト
原材料日本国産大麦麦芽、スコットランド産ピーテッド麦芽、スコットランド産ノンピート麦芽、ドイツ産ビール麦芽
樽 種バーボンバレル(ファーストフィル)ほか
販売数5,000本
度 数55.5%
内容量700ml
価 格8,943円(税込)
製造者ガイアフローディスティリング株式会社

2.プライベートカスクオーナー、プレミアムボトル・セレクションメンバー特別優先販売

下記のカスクオーナー・セレクションメンバーの方はWHISKY PORTの抽選販売とは別で1本購入権利が与えられます。近日中にメールにて案内が来るようです。
カスクオーナーはこういうところでも恩恵を受けることができるようです。

■カスクオーナー
プライベートカスク2017〜2022のカスクオーナー(すでにボトリングを完了したオーナーの方も対象)
2022年分のカスクオーナーは、指定の期日までにお支払いが完了している方が対象。

<セレクションメンバー様>
プレミアムボトル・セレクション2018または2019のメンバー。

3.静岡蒸溜所のその他のシングルモルト

3-1.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグK

日本産大麦麦芽を50%超使用し、英国産やカナダ産の麦芽を原料とした原酒をヴァッティング。ウッディな味わいにピート香が軽やかに漂う、心地よい余韻が特徴。

【レビュー】ガイアフロー シングルモルトウイスキー静岡 プロロー...
ガイアフロー静岡蒸留所より2020年12月19日発売。2011年11月に惜しまれつつ閉鎖したメルシャン軽井沢蒸留所より移設した蒸留機「K」により作られた記念すべき最初のシングルモルトウイスキー『プロローグK』。日本産大麦麦芽を50%超使用。

3-2.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW

Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。日本国産大麦麦芽を主体に、スコットランド産ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。3年熟成の若々しさがありつつ、優しい香りと、薪直火ならではの厚みのある味わい、しっかりしたボディ感と軽いスモーキーさ、長く穏やかな余韻が特徴。

【レビュー】シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW
Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。直火の蒸留機は世界的にも数が限られており、その中でも他に類を見ないのが薪を燃料とした蒸留機です。静岡の豊かな山の営みから溢れでた針葉樹の間伐材を、地元のきこりがひとつひとつ丁寧に割って薪にします。
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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