【新蒸留所】野沢温泉蒸留所【来春稼働予定】

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Nozawa Onsen Distillery株式会社 野沢温泉蒸留所は、野沢温泉村でバーなどを運営してきたデビッド・エルスワース氏とフィリップ・リチャーズ氏により、2021年3月に設立されました。

主にクラフトウイスキー、クラフトジンの製造を予定しており、2022年6月稼働予定とのことです。

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1.メーカー

Nozawa Onsen Distillery株式会社

設立

2021年3月
本社所在地
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394
所有蒸留所

野沢温泉蒸留所

2.蒸留所

野沢温泉蒸留所

操業開始2022年春予定
商品クラフトウイスキー、クラフトジン

野沢温泉蒸留所公式HP

「温泉街に洋酒の蒸留所を。」

野沢温泉蒸留所は、オーストラリアから野沢温泉に移住した方々が2021年3月に設立しました。

ウイスキー、ジンの製造には、野沢温泉の山々から湧き出る清らかな水を使用。「量より質」を重視し、年間平均気温9.5℃の豪雪地でじっくりと時間をかけ、高いクオリティーのウイスキーを少数限定で生産予定クラフトジンには、ジンの伝統的なボタニカルに加え、野沢温泉の大自然が育んだボタニカルを使用し、シグネチャージンや季節ごとのボタニカルジンを製造予定だそうです。

 ↓野沢温泉蒸留所完成予定図(左)と、現在の建設予定地の様子(右)↓

2021年12月現在、使用する蒸留器やクラフトジンに使用するボタニカルの詳細は明かされていませんが、野沢温泉蒸留所公式youtubeの動画から、蒸留酒に対する本気度や情熱が伝わってきます。

野沢温泉蒸留所では、ウイスキーやクラフトジンの製造工程の見学や試飲、マスタークラスワークショップへの参加、オリジナルボトルの作成、春には桜が咲き乱れるガーデンバーやギフトショップの展開も予定。

3.野沢温泉村について

日本で唯一村名に「温泉」が付く野沢温泉村。毛無山のゲレンデ「野沢温泉スキー場」は、初心者から上級者まで楽しめるラインナップ。詳細はこちらから。

野沢温泉スキー場公式HP

また、野沢温泉村は冬季だけでなくグリーンシーズン(春、夏、秋)は、マウンテンバイク、SUPなどのレジャーも満載。明光風靡な大自然や風情を感じる温泉街、名物野沢菜など、魅力たっぷりな観光地です。

野沢温泉観光協会公式HP

野沢温泉村のほぼ中心部に位置する野沢温泉蒸留所では、四季を通じて上記の観光地やレジャーにと一緒に野沢温泉村を盛り上げる役割を担うことを目標の一つとして挙げています。蒸留所としてももちろん、野沢温泉の新たな1つの観光名所として楽しめる施設になることでしょう。

4.まとめ

ウイスキー、ジンを作るのに恵まれた環境の野沢温泉村で作られる商品は、いったいどのような味わいになるのか、今から楽しみです。ウイスキーはクオリティーにこだわり、長期熟成をするとのことですので、野沢温泉蒸留所のウイスキーを実際に手に取れるのはまだ少し先のことになりそうです。クラフトジンも製法などは明かされておらず、どのようなタイプのジンが出来上がるかはまだ不明ですが、季節ごとに発売されるジンをはじめ、特産のボタニカルを使用したジンも非常に楽しみです。

多くの観光客を虜にし、野沢温泉村の新たな1つの観光スポットとして、そしてワールドクラスの蒸留酒が完成することに、今から期待が膨らみます。

中部地方のその他の蒸留所の詳しい情報についてはこちらも是非ご覧ください。

[clink url=https://jpwhisky.net/japanesedistillery/4_chubu/]

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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