浦和競馬場と『イチローズモルト』のベンチャーウイスキーがコラボ。ウイスキー名は『浦和競馬オリジナルイチローズモルト』。「埼玉!馬(うま)いものコラボ企画」の一環として取り組んだ企画です。
バーボンウイスキーの産地、ケンタッキー州にある、ウイスキーを飲みながら競馬を楽しむ文化に着目。その文化に倣い、バーボンバレルで熟成。2021年7月に共同開発を打診しました。
1.浦和競馬オリジナルイチローズモルト 概要
『浦和競馬オリジナルイチローズモルト』は、地域密着型の浦和競馬場が埼玉県内の企業とコラボしていく企画「埼玉!馬(うま)いものコラボ企画」の第3弾。
浦和競馬を運営する埼玉県浦和競馬組合の石田塁さんは、コラボ商品の販売を機に「競馬場に足を運んでもらい、迫力を生で感じてほしい」と語ります。
「浦和競馬オリジナルイチローズモルト」は令和4年浦和競馬重賞競走(全10回)の優勝馬関係者に贈呈するほか、同重賞競走開催日に1日5本限定で来場者向にも抽選販売します。
↓実際に騎手へ贈呈される様子
ウイスキーの詳細な情報は現時点では不明ですが、ラベルの「Malt&Grain」の文字から、ワールドブレンデッドではないかと推測します。また色や販売価格から、長期熟成された原酒を使用しているのではないかと思います。
ラベルデザインも、蹄鉄のイラストとレースの写真がプリントされているなど、競馬に関連したデザインになっており、ウイスキーファン、競馬ファンにとってはたまらない一本。
実際に競馬場でこのウイスキーで作った、カクテル「ミントジュレップ」を味わってみたいものです。
2.浦和競馬オリジナルイチローズモルト
商品名 | 浦和競馬オリジナルイチローズモルト |
販売本数 | 年間50本 |
度数 | 58% |
酒別 | ブレンデッドウイスキー |
樽種 | バーボン樽 |
内容量 | 700ml |
発売日 | 後述 |
販売価格 | 18,420円 |
2-1.テイスティングノート
ゆっくりと立ち上がる心地よい樽香と、上品な梅を思わせる甘さと酸味。
口の中に優しく広がる爽やかな印象は、朝露に包まれる針葉樹を思わせます。
少しの加水でさらに広がるフルーティーさを、ゆっくりと時間をかけてお楽しみください。(株)ベンチャーウイスキー グローバルブランドアンバサダー吉川由美さんのテイスティングコメント
3.購入方法
応募方法:重賞競走開催日の浦和競馬場内県産品ショップ前にて応募用紙に必要事項を記入の上、応募箱に投函(※競馬場入場料100円が必要です。)
当選発表:抽選日から2週間程度で当選通知を発送。
購入方法:各抽選日の販売期間中(後述)に当選通知を持参し、浦和競馬場県産品ショップにて購入。
会場名 | 浦和競馬場 |
住所 | 〒336-0016 埼玉県さいたま市南区大谷場1丁目8−42 |
アクセス | JR南浦和駅東口より無料送迎バスで5分、徒歩で15分 JR浦和駅東口より徒歩15分 |
公式HP | 浦和競馬場公式HP |
3-1.2022年の重賞競走開催日
抽選日 | 販売日(浦和競馬開催中) | 重賞レース |
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1月19日(水) | 2月21日(月)~25日(金) 3月14日(月)~18日(金) | ニューイヤーカップ |
2月23日(祝・水) | 3月14日(月)~18日(金) 4月25日(月)~4月29日(祝・金) | ユングフラウ賞 |
3月17日(木) | 4月25日(月)~4月29日(祝・金) 5月30日(月)~6月3日(金) | 桜花賞 |
4月27日(水) | 5月30日(月)~6月3日(金) 6月27日(月)、30日(木)、7月1日(金) | しらさぎ賞 |
6月1日(水) | 6月27日(月)、30日(木)、7月1日(金) 7月18日(祝・月)~21日(木) | さきたま杯 |
7月20日(水) | 8月8日(月)~12日(金) 8月30日(火)~9月2日(金) | プラチナカップ |
9月21日(水) | 10月17日(月)~21日(金) 11月21日(月)~25日(金) | テレ玉杯オーバルスプリント |
10月19日(水) | 11月21日(月)~25日(金) 12月22日(木)、23日(金)、26日(月)、27日(火) | 埼玉新聞栄冠賞 |
11月23日(祝・水) | 12月22日(木)、23日(金)、26日(月)、27日(火) 1月10日(火)~13日(金) | 浦和記念 |
12月22日(木) | 1月10日(火)~13日(金) 2月13日(月)~17日(金) | ゴールドカップ |
※応募は各抽選日につきお1人様1回まで。
■「イチローズモルト」のその他の情報は、こちらもご覧ください。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号
【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー
【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス
【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。
【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。
【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。