長濱蒸溜所、アマハガンよりエディション シャトー・モンペラの第2弾発売決定。オンラインショップで予約発売開始。
以前、2022年にも同アマハガンから、2024年4月にもシングルモルト長濱 THE Mont-Pérat BATCHと発売されており、今回は2年ぶりにAMAHAGANシリーズからシャトー・モンペラの樽を使用した製品の発売情報がリリースされました。
今回は第三部に突入した人気ワイン漫画「神の雫」とのコラボレーションとなっており、テイスティングノートにも主人公「神崎 雫」からのコメントがあるなど、ファンにもたまらない1本となっております。
すでに公式オンラインショップで予約購入が可能です。
1.神の雫 アマハガン エディション シャトー・モンペラ
長濱蒸溜所は、フランス、ボルドーの「シャトー・モンペラ」より樽の供給を受け、この度その樽で熟成した「神の雫 アマハガン エディション シャトー・モンペラ」を2024年10月22日(火)より数量限定で新発売いたします。オンラインショップでは2024年9月24日(火)12時より予約受注を開始いたします。
同蒸溜所が2022年3月に発売した「アマハガン シャトー・モンペラ」に続く第二弾となる本商品は、今や世界的ワイン漫画となった『神の雫』第1巻で紹介されたことで、瞬く間にシンデレラワインとなった「シャトー・モンペラ」の樽で熟成させた特別なウイスキーです。廃校になった小学校を再利用した熟成庫である「AZAI FACTORY」の2階で、前回の第一弾の熟成期間よりもさらに長い2年4ヵ月の間、じっくりと後熟を行いました。寒暖差の多い環境で熟成を行うことにより、樽の個性をより強く感じることのできるウイスキーに仕上がりました。イラストはオキモト・シュウ氏による描き下ろしです。全てシャトー・モンペラの樽のみで熟成を行った「神の雫 アマハガン エディション シャトー・モンペラ」の華やかな風味を是非ともお楽しみください。
『神の雫』〜あらすじ〜
世界の市場価値を左右するワイン評論家・神咲豊多香がこの世を去り、時価20億円を超えるワインコレクションが遺された。その頂点に立つ最上の一本こそが『神の雫』である─。彼が選んだ12本のワイン『使徒』と『神の雫』の銘柄、および生産年を言い当てた者のみが、遺産を手に入れることができるのだ。この『使徒』対決に実の息子・雫と養子である一青が挑む!引用:神の雫 アマハガン エディション シャトー・モンペラ | ウイスキー,AMAHAGAN(アマハガン) | 長濱浪漫ビール オンラインショップ (romanbeer.com)
2.商品スペック
製品名 | 神の雫 アマハガン エディション シャトー・モンペラ |
酒別 | ブレンデッドモルトウイスキー |
樽酒 | 小学校熟成庫「AZAI FACTORY」にて2年4か月後熟 |
瓶詰本数 | 4,000本 |
アルコール度数 | 47% |
希望小売価格 | 8,250円(税込) |
<神咲雫氏のテイスティングコメント>
夏の終わり─。 人々が去り静けさを取り戻した公園の片隅。
夕暮れ時の飴色の空に向けて、若い男が軽やかにアルトサックスを吹き鳴らしている。
甘く柔らかい音色が黄昏に響き渡る。
演奏に耳を傾けるのは、木陰に佇む長い髪の女ただ一人。
そっと目を閉じる彼女の胸によぎるのは、過ぎ去った日々への想いなのか、それとも明日への希望なのか。
この「神の雫 アマハガン エディション シャトー・モンペラ」は、アルトサックスで奏でる柔らかなジャズナンバーだ。<長濱蒸溜所チーフブレンダー屋久佑輔のテイスティングコメント>
鮮やかなアンバーカラー。
香りたちはモルティーかつ白桃やオレンジを想わせるフレッシュ且つフルーティーなアロマ。スイートポテトを想わせる甘やかなスイーツと黒糖。金木犀を想わせるフローラルな香りが長く続く。
口当たりは滑らか。キャラメルと蜂蜜様の甘味。加水をするとミルキー且つ繊細なオークの程よいアクセントが開く。爽快でリーフィーな余韻が長く続く。
3.長濱蒸溜所とCh. Mont-Pératついて
3₋1.長濱蒸溜所
所在地 | 〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1 |
操業開始 | 2016年(平成28年)11月1日 |
滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所は、クラフトビールの醸造所とレストランを併設しています。大手ウイスキーメーカーを含めてもレストランを併設している蒸留所は少なく、クラフトウイスキー蒸留所となればごく稀な存在です。
設置された個性的なポットスチルの形状はウイスキーづくりのまさに原点を感じさせます。
長濱蒸溜所は元々は江戸時代から米蔵だったところを改修し、1996年からビールづくりが始まりました。その後、2016年にウイスキーづくりのための設備を導入。建物の中は吹き抜けになっていて、1階に糖化槽と蒸留器を設置、2階に粉砕機と発酵槽を設置。
ポットスチルは初留2基、再留1基で、加熱方式は間接蒸気のひょうたんのような形をしたアランビックタイプのポットスチルで、ブランデーの蒸留に使われることが多いポットスチルを使用しています。このアランピックタイプのポットスチルは日本でも少ないタイプの蒸溜機です。特徴としては、酒質がクリアで柔らかく雑味の少ないものが出来るメリットがあります。
創業から今に至るまでの間で試行錯誤が繰り返されました。大きな変更点は麦芽の粉砕比率を変更したり、発酵時間を当初60時間だったところを今では72時間に変更。その後は原酒の造り分けの為に発酵時間を調整しながらの蒸溜。蒸留器は2基から3基に増設。創業時は初留釜が1000リットル、再留釜が500リットルでしたが、再留釜も入れ替えて、3基全て1000リットルに統一。あとはスコットランドの蒸留所に倣って、再留器の洗浄をほとんどしていない。創業後からこれまで様々な変化をしてきました。
それでもコンセプトの「一醸一樽」の精神は変わらずににウイスキーを作り続けています。
3₋2.Ch. Mont-Pératについて
250年に渡りワインを造り続ける、デスパーニュ家。歴史あるこの一家がモンペラを所有したのは1998年のことです。
そしてこのテロワールを表現したコンサルタントはミッシェル・ロラン氏。「ル・パン」や「シャトー・クリネ」など右岸のシンデレラワインや、カリフォルニアのカルトワインとして知られる「ハーラン・エステート」なども手掛けた、Mr.メルロと称される天才醸造家です。
豊かなテロワールで行う、格付けシャトー並みの厳格な栽培により、信じられないほどの高コスパワインが誕生しました。
引用:エノテカオンライン
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。