【2022年12月上旬発売】シングルモルト日本ウイスキー静岡 ユナイテッドS 初版

発売情報
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ガイアフロー静岡蒸溜所

ガイアフロー静岡蒸溜所、シングルモルトウイスキー第6弾!!「シングルモルト日本ウイスキー静岡 ユナイテッドS 初版」が12月上旬に発売。コンタクトSの後継。

商品名の「S」はコンタクトSの後継であることを示すだけでなく、「静岡」「スピリッツ」「シングルモルト」「スフィア(天球)」の頭文字。

Wのヘビーで力強い原酒とKのフル ーティーで軽やかな原酒をそれぞれ3 年以上熟成させたものをブレンドし「融合」。 この 2 つの原酒の個性を持ち合わせつつも調和の取れた静岡蒸溜所のスタイルを体現するのが 「Sシリーズ」となります。

発売日は12月上旬。価格は9,845円、限定5,000本でのリリース。

現時点では抽選販売などの案内はありませんが、今までリリースしてきた商品は通販サイト「WHISKY PORT」のメルマガにて抽選販売がありました。今回ももしかしたら案内があるかもしれません。事前にメルマガ登録がおすすめです。会員登録はこちら

1.シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ユナイテッドS 初版

ふたつの蒸留器(KとW)の原酒ブレンド比率1:1

中村大航氏コメント

『ウイスキーWとKのファーストコンタクトから一年。ふたつのウイスキーの融合はさらに深まりを見せ、ユナイテッドSへと進化しました。
静岡蒸溜所は、薪直火Wと蒸気による間接加熱Kという、ふたつの異なった蒸留方式から生まれたウイスキーを育んでいます。それらの原酒のブレンド比率が、ユナイテッドSでは当初から目指してきた1:1となりました。シングルモルト静岡の真の姿が、いよいよ表現されたウイスキーとなっています。唯一無二という言葉が相応しい日本ウイスキーSの味わいをお確かめください』

引用:【新商品】「静岡 ユナイテッドS 初版」発売決定! | GAIAFLOW BLOG

製品名シングルモルト日本ウイスキー 静岡
ユナイテッドS 初版
酒 別シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料日本産大麦麦芽、スコットランド産麦芽(ノンピート・ピーテッド)、ビール用麦芽
樽 種バーボンバレル、ワイン樽ほか
販売数5,000本(国内販売)
度 数50%
価 格希望小売価格:9,845円(税込)
製造所ガイアフロー静岡蒸溜所
製造者ガイアフローディスティリング株式会社

2.商品名のユナイテッドSとは

商品名の「S」は、コンタクトSの後継であることを示すだけでなく、静岡、スピリッツ、シングルモルト、スフィア(天球)などの頭文字でもあります。

 「ユナイテッド」は、「コンタクト」で遭遇した2つの原酒が調和し融合したという、さらなる進化を意味しています。

 そのスムースでバランスのとれた味わいは、玉(スフィア)に例えることができるでしょう。
 蒸気加熱式蒸留機Kからのフルーティーで軽やかな原酒が玉の上半分を成し、薪直火蒸留機Wからのヘビーで力強い原酒が下半分を支えます。

 原材料は、日本産大麦麦芽を核として、スコットランド産ノンピート麦芽、ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。

 熟成樽は、ファーストフィルのバーボンバレルを主体に、ワイン樽などを使用しています。

引用:静岡 ユナイテッドS – 静岡蒸溜所 | Shizuoka Distillery | 静岡ウイスキー

3.静岡蒸溜所のその他のシングルモルト

3-1.シングルモルト日本ウイスキー静岡 ポットスティルW 純外国産大麦 初版

使用したモルトの7割にスコットランド産のピーテッド麦芽を使い、静岡蒸溜所としては初めてのスモーキーなタイプのシングルモルト。

https://jpwhisky.net/shizuoka-potstill-w-19251/

3-2.シングルモルト日本ウイスキー静岡 ポットスティルK 純日本大麦 初版

原材料のモルトに日本産大麦麦芽を100%使用。日本産大麦のウイスキーの風味におけるポテンシャル、また、日本のお酒としてのテロワール(土地の個性)の重要性から、あえて原価の高い日本産大麦麦芽でのウイスキー。

https://jpwhisky.net/shizuoka-potstill-k-18201/

3-3.シングルモルト日本ウイスキー静岡 コンタクトS

静岡蒸溜所ではK(軽井沢蒸留所から移設された蒸留機)とW(薪直火蒸留機)という2基の初留蒸留機を使い、2種類の個性が異なった原酒を生み出しています。その両方の原酒を初めてブレンドしたシングルモルトが「コンタクトS」です。

【レビュー】シングルモルトウイスキー静岡 コンタクトS
静岡蒸留所ではKとWという2基の初留蒸留機を使い、2種類の個性が異なった原酒を生み出しています。その両方の原酒を初めてブレンドしたシングルモルトが「コンタクトS」です。蒸気加熱のKがフルーティーな香りとライトな味わい、薪直火によるWがヘビーな味わいと長い余韻を感じさせます。

3-4.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW

Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。日本国産大麦麦芽を主体に、スコットランド産ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。3年熟成の若々しさがありつつ、優しい香りと、薪直火ならではの厚みのある味わい、しっかりしたボディ感と軽いスモーキーさ、長く穏やかな余韻が特徴。

【レビュー】シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW
Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。直火の蒸留機は世界的にも数が限られており、その中でも他に類を見ないのが薪を燃料とした蒸留機です。静岡の豊かな山の営みから溢れでた針葉樹の間伐材を、地元のきこりがひとつひとつ丁寧に割って薪にします。

3-5.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグK

日本産大麦麦芽を50%超使用し、英国産やカナダ産の麦芽を原料とした原酒をヴァッティング。ウッディな味わいにピート香が軽やかに漂う、心地よい余韻が特徴。

【レビュー】ガイアフロー シングルモルトウイスキー静岡 プロロー...
ガイアフロー静岡蒸留所より2020年12月19日発売。2011年11月に惜しまれつつ閉鎖したメルシャン軽井沢蒸留所より移設した蒸留機「K」により作られた記念すべき最初のシングルモルトウイスキー『プロローグK』。日本産大麦麦芽を50%超使用。
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

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この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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