【レビュー】シングルモルト三郎丸Ⅱ THE HIGH PRIESTESS

ZEMON(ゼモン)蒸留初のシングルモルト。酒質が洗練され、若い熟成年数のヘヴィリーピーテッドでありながらも、優美さを併せ持つ1本に。この加水版はアルコール度数は48%に調整。

2020年に発売の「シングルモルト三郎丸0 THE FOOL」、2021年に発売の「シングルモルト三郎丸ⅠTHE MAGICIAN」に続く第三弾となります。

ラベルデザインは切り絵作家の加野由希絵氏(氷見市出身)が製作。タロットカード(大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成)がモチーフになっており、大アルカナ22枚の2番「女教皇(THE THE HIGH PRIESTESS)」を“銅と錫。そして初留と再留の2つの組み合わせにより生み出された無垢の器”という意味合いで今回のラベルに採用。

1.メーカー

若鶴酒造株式会社

設立1862年
本社所在地〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
所有蒸留所三郎丸蒸留所

2.蒸留所

三郎丸蒸留所

所在地〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
操業開始1953年(2016年改修)

1952年創業の北陸で唯一の蒸留所。
戦後の米不足のなか1952年にウイスキー製造免許を取得。以来、冬は日本酒を仕込みそれ以外の期間ウイスキーを蒸留。年間200仕込み。今後は300仕込みを計画中。
操業当初からスモーキーなウイスキーにこだわりアイラピーテッド麦芽と最近では富山県産ピーテッド麦芽で仕込んでいます。 自然の風味を生かすため、冷却濾過や着色は一切していないのが特徴です。

2018年、三宅製作所の最新のマッシュタンを導入。
2019年、地元企業の老子(おいご)製作所と協業して鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を開発。
2020年、木桶の発酵槽を1基導入。

他の蒸留所との大きな違いは世界初の鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を採用。
大きな特徴は3つ。
①鋳物工法により型による成形が可能になり短納期での製造が可能。また、低コストで十分な肉厚をもたせることができ、本体の高寿命化を期待できます。
②鋳造による自由な造形により様々な酒質を実現。また、パーツごとのユニット化により消耗した部品のみの交換や機能の拡張に対応します。
③銅が約90%、錫が約8%含まれる銅錫合金によりつくられています。錫は銅の約3倍の価格で取引される高級な金属です。
錫は古来より酒の味をまろやかにするといわれており、酒器や焼酎の冷却器に用いられてきました。ZEMONは銅と錫の2つの効果により高品質な蒸留酒の製造に貢献します。
引用:若鶴酒造公式HP

三郎丸蒸留所の情報はこちら↓もご覧ください。

3.商品名と写真

シングルモルト三郎丸2 THE HIGH PRIESTESS
Single Malt Saburomaru Second The High Priestess

4.特徴

画像出展:シングルモルトウイスキー 「三郎丸Ⅱ(セカンド) THE HIGH PRIESTESS(ザ ハイ プリーステス)」発売 | 新着情報 | 若鶴酒造株式会社

「ZEMON(ゼモン)」蒸留初のシングルモルト

世界初の鋳造製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」で蒸留した原酒が商品化されるのは、シングルモルト三郎丸シリーズでは今回が初めてとなります。高岡銅器の鋳造技術により製造されたこの蒸留器は高い耐久性をもち、銅と錫の2つの効果によりまろやかで洗練された酒質を実現。その革新性から、「令和3年 富山県ものづくり大賞」、「第36回 素形材産業技術表彰 経済産業大臣賞」、「第9回洋酒技術研究会賞」など数々の表彰を受けております。また、今年9月にウイスキーの本場イギリスでも特許が認められました。

※6,000本限定販売

引用:シングルモルトウイスキー 「三郎丸Ⅱ(セカンド) THE HIGH PRIESTESS(ザ ハイ プリーステス)」発売 | 新着情報 | 若鶴酒造株式会社

4-1.テイスティングノート

香りスモーキー、ローズマリー、バナナ
味わいパイナップルやキウイの甘酸っぱさ、バナナヨーグルト、燻製
余韻スモーキーで口いっぱいに煙たさが広がる

4-2.商品スペック

アルコール度数48%
酒別シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種
内容量700ml
販売本数限定6,000本
希望小売価格13,750円(税込)
発売日2022年11月24日

5.受賞歴

現時点での受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名シングルモルト三郎丸2 THE HIGH PRIESTESS
容量700ml
希望小売価格13,750円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、18,500円~22,500円前後となっています。(※2022/12/27時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安 18,000最高 19,500平均 18,750

(※2022/12/27時点より過去180日間の統計情報)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、25,000円前後で販売されています。 (※2022/12/27時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,290円 30ml:2,860円、15ml:1,430円 などの少量でも提供しております。

7.まとめ

2019年に誕生した世界初の鋳造製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」で蒸留。酒質が円やかで舌触りも滑らかになり甘さも加わった印象です。
今までの三郎丸蒸留所の特徴でもあった「圧倒的スモーキーな味わい」に関しては今回はやや影を潜めている感じですが、それでも香りの最初はスモーキーさを拾えます。
味わいはやや甘酸っぱさを感じますが最後には煙たさが心地よく口全体に広がります。

2018年に新しいマッシュタン導入、2019年に新しいポットスチル「ZEMON(ゼモン)」導入、2020年に木桶発酵槽導入と、年々グレードアップしています。
来年リリースされるであろうシングルモルトは木桶発酵された原酒が使用されるかと思うと非常に楽しみですね。

その他、三郎丸蒸留所のブレンダー&マネージャーの稲垣氏は「T&T TOYAMA」というボトラーズ事業をシングルモルト通販モルトヤマの下野氏とともに開始。世界初のジャパニーズウイスキーのボトラーズ事業ということで大変注目されております。こちらの今後の動きも注目です。

「三郎丸蒸留所」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.34 2022年10月号

ウイスキー文化研究所が出版するウイスキーガロアの2022年10月号は、『日本の蒸留酒づくり最前線』世界のウイスキー市場がますます拡大を続ける中、ジンやラム、そして焼酎・泡盛にも世界が注目。今回はジャパニーズウイスキーのクラフト蒸留所、そして黒糖、泡盛、ラムの蒸留所など合計10ヵ所を紹介。SETOUCHI DISTILLERY、馬追蒸溜所は今回初公開。

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