ガイアフロー静岡蒸溜所のKシリーズ第3弾、「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK純外国産大麦 初版」の抽選申し込みが開始されました。
静岡蒸溜所での販売の予定は無く、通販サイト「WHISKY PORT」にて抽選販売となります。
蒸留機Kのライトでフルーティーな味わいと外国産麦芽100%の融合。さらに熟成にはバーボン樽以外に初めてシェリー樽を一部使用。味わいに今までとは違う複雑さがプラスされたようです。国内販売3,000本。
1.抽選申し込みについて
「WHISKY PORT」会員限定にて抽選申込みが開始されました。応募フォームはこちら
※対象者:2023年3月4日までにWHISKY PORT会員・メールマガジン会員の登録をされた方
申込期間:3月6日(月)〜3月8日(水)23:59
当選について:3月10日以降に当選者にのみ、当選通知、及び購入案内。
2.シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純外国産大麦 初版
外国産大麦100%使用
昨年発売された同シリーズ「ポットスティルK 純日本大麦 初版」では、ジャパニーズウイスキーとしては非常に珍しい日本産の大麦麦芽を100%使用しています。国内のウイスキー蒸溜所ではほとんど外国産大麦麦芽を使用しているため、原材料が日本産のみという例を見ないウイスキーの登場となりました。
静岡蒸溜所では2016年の創業当初より、大麦の原産国ごとに分けた仕込みをおこなっています。日本産が外国産より優れているということではなく、それぞれの大麦の個性を引き出し、原酒の造り分けをすることで多様な味わいを持つ原酒を揃えるという目的に基づいています。
一般的なジャパニーズウイスキーでは当たり前の「外国産大麦を使用していること」をあえて商品名に冠することで、静岡蒸溜所のテロワールへのこだわりを表しています。そして、それぞれ異なる地域が作り出す大麦の特徴を感じていただきたいという思いを込めています。
今回使用した麦芽には、スコットランド産ピーテッド麦芽も使用。これにより、日本産大麦にはなかったスモーキーさがもたらされています。
製品名 | シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK |
---|---|
酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | バーボン樽、シェリー樽 |
販売数 | 3,000本(国内販売) |
度 数 | 55.5% |
内容量 | 700ml |
価 格 | 13,970円(税込) |
製造者 | ガイアフローディスティリング株式会社 |
3.日本で生まれた蒸留器「K」
静岡蒸溜所の「シングルモルトK」は、閉鎖した軽井沢蒸溜所から移設した蒸留機「K」で蒸留された原酒のみを使用しています。
この蒸留機の特徴は、間接式蒸留(蒸留機内のパイプ内をスチームが通ることで加熱)、細く長いラインアーム(蒸留機から冷却装置へつながるパイプ)です。
蒸溜機「K」で初留(一度目の蒸留)を行うことで、軽やかで華やかな原酒が造り出されます。
当商品では、リッチな甘みやスパイシーさ、スモーキーさを持つ外国産大麦を蒸留機Kで蒸留することで、芯のある大麦本来の風味をそのままに、軽やかでエレガントな仕上がりになっています。
4.過去に発売されたKシリーズ
4-1.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグK
日本産大麦麦芽を50%超使用し、英国産やカナダ産の麦芽を原料とした原酒をヴァッティング。ウッディな味わいにピート香が軽やかに漂う、心地よい余韻が特徴。
4-2.シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦 初版
蒸留機Kの原酒のみを使用し原料の大麦麦芽は日本産100%、樽はバーボン樽、ワイン樽を使用。奥静岡の豊かな自然の中で3年から最長5年熟成という特別なウイスキーです。
https://jpwhisky.net/shizuoka-potstill-k-18201/
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号
【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー
【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス
【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。
【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。
【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。