【2023年5月16日・23日発売】シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士(キリン)

発売情報
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キリン富士御殿場蒸溜所

キリンビール株式会社から新たにシングルモルトウイスキーが販売されます。
これまでグレーンウイスキーにフォーカスされてきた「富士」がいよいよシングルモルトとして販売。5月16日に「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、5月23日には富士御殿場蒸溜所の50周年を記念した「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」が3,000本限定で発売されます。
50周年記念の限定商品には1973年の操業当時のモルト原酒をはじめ、1970~2010年代のそれぞれのモルト原酒がブレンドされているようです。
どちらも富士御殿場蒸溜所内売店、及びキリンオンラインショップDRINXにて販売予定。SHOPページはこちら

1.キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士

多彩なモルト原酒が織りなす、果実味あふれる芳醇な味わいが特長で、味わう度に富士の美しさを感じるシングルモルトウイスキーです。ラベルは、和素材に漢字の「富士」ロゴと雪景色の富士山で、自然の神秘のもたらす美しさと日本のものづくりの品格のあるこだわりを表現しています。壜底に富士山をかたどったボトルはブランドの象徴です。

引用:「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」を発売|PM TIMES

製品名キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士
酒 別シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料モルト
樽 種
詰本数
度 数46%
価 格希望小売価格:6,600円(税込)
製造所キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
製造者キリンビール株式会社

2.キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士 50th Anniversary Edition

蒸溜所操業開始の年である1973年蒸留の原酒をはじめ、1970・1980・1990・2000・2010年代の各世代に蒸留された、選りすぐりの原酒を使用。貴重な長期熟成原酒ならではの深い熟成香やこれまで大切にしてきた繊細なモルトの味わいに加え、磨き上げてきたフルーティーさ溢れる新たなモルトの香味が見事に調和するシングルモルトウイスキーです。

引用:「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」を発売|PM TIMES

製品名キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士 50th Anniversary Edition
酒 別シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料モルト
樽 種
詰本数3,000本限定
度 数52%
価 格希望小売価格:21,780円(税込)
製造所キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
製造者キリンビール株式会社

3.キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所について

キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所

所在地〒412-0003 静岡県御殿場市柴怒田970番地
操業開始1973年11月

1972年8月 キリンビール株式会社(日本)、JEシーグラム社(米、当時)、シーバースブラザーズ社(英)3社合弁によりキリン・シーグラム株式会社設立
1973年11月 富士御殿場蒸溜所完成、製造開始
1974年2月 国産ウイスキー「ロバートブラウン」発売
2002年7月 社名を「キリンディスティラリー株式会社」と変更(キリンビール株式会社の100%出資会社化)
2005年9月 国産ウイスキー「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」「キリンウイスキー富士山麓シングルモルト18年」発売
2016年3月 「キリンウイスキー 富士山麓 ブレンデッド 18年」発売、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟原酒50°」発売
2018年8月 「富士山麓 Signature Blend (シグニチャーブレンド)」発売
2020年4月 「キリンシングルグレーンウイスキー富士」発売

富士山のふもとに位置する「キリンディスティラリー(株)富士御殿場蒸溜所」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまで一貫して行う、世界でも珍しいウイスキー蒸留所です。
豊富な富士の伏流水、冷涼な気候、一年を通して幾度となく発生する霧、恵まれた自然環境の中で、ウイスキーをはじめ、ミネラルウォーターや缶チューハイなど、キリングループの多種多様な製品を製造しています。

2019年2月、将来のさらなるウイスキーの販売数量増加に備えて生産設備を増強、約80億円を投資。
多様なモルトウイスキー原酒を製造するため、小型の発酵タンク4基と蒸留器2系列4基を新設し原酒製造能力を約2倍に、樽熟成庫のリニューアル・大型化等により、樽の保管能力を約2割増強。将来にわたり高品質なウイスキーを安定して供給できる生産体制を目指す。2021年6月稼働開始。

引用元:キリンディスティラリー株式会社公式HP

富士御殿場蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

日本のウイスキー蒸留所一覧(2024年2月更新・全103ヶ所)
2024年2月更新、最新のジャパニーズウィスキー蒸留所一覧、山崎蒸留所、白州蒸留所、余市蒸留所、宮城峡蒸留所、クラフト蒸留所の秩父蒸留所、厚岸蒸留所、ガイアフロー静岡蒸留所、マルス信州蒸留所、マルス津貫蒸留所、三郎丸蒸留所、安積蒸留所など全103ヵ所を一覧で総まとめ!

4.「富士」シリーズのラインナップ

4-1 シングルグレーンウイスキー富士

世界的に評価の高い富士御殿場蒸溜所のグレーンウイスキー原酒のみを使用しており、香味タイプの異なる3種類のグレーン原酒を組み合わせ、それぞれの香味特長を生かした味わいになっている。フルーティーな果実香、オレンジやグレープが感じられる香味が特長のウイスキーです。キリンが培ってきた技術やノウハウと、豊かな森と水に恵まれた富士の大自然の組み合わせから生まれたシングルグレーンウイスキーです。

 

 

【レビュー】シングルグレーンウイスキー富士
世界的に評価の高い富士御殿場蒸留所のグレーンウィスキー原酒のみを使用しており、香味タイプの異なる3種類のグレーン原酒を組み合わせ、それぞれの香味特長を生かした味わいになっている。フルーティーな果実香、オレンジやグレープが感じられる香味が特長のウィスキー。

4-2 シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士

富士御殿場蒸溜所ならではの多彩なモルト原酒とグレーン原酒だけをブレンドした、世界でも稀有な商品です。このシングルブレンデッドをつくるにあたり大切にしたのが、ウイスキーの“時間のテロワール”という概念です。ウイスキーにおけるテロワールとは、ウイスキーを造り、育てた富士山のふもとという場所や、その場所で原酒が過ごした時間であり、その時間によって生み出された特長を最大限活かすことに注力しました。

 

 

【レビュー】シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士
シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士。仕込から熟成までを全て富士山のふもとで行う、富士御殿場蒸溜所ならではの多彩なモルトとグレーンをブレンドした、世界でも稀有な商品です。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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