【販売情報】三郎丸蒸留所 × 利賀村L’évo × 台湾フレンチレストラン 国境を越えたコラボウイスキー商品化

発売情報
発売情報
三郎丸蒸留所

利賀の貴重なミズナラ樽で5年熟成したシングルカスクの登場。

このたび若鶴酒造株式会社(本社:富山県砺波市三郎丸、代表取締役社長:稲垣貴彦)は、同富山県内にある南砺市利賀村のオーベルジュCuisine régionale L’évoと、台湾にある前衛的フレンチのレストラン2店Ephernité 、YUDAOとのコラボレーションウイスキー「三郎丸Ⅲ THE EMPRESS MIZUNARA CASK AGED 5 YEARS(三郎丸サード ジ エンプレス ミズナラ カスク エイジド ファイブ イアーズ)」の商品化を実現。
特別限定版として各店舗にて提供を開始します。

今回の国境を越えたコラボレーションにより、飲と食を通じた、台湾と日本の交流を、三郎丸の希少な富山県利賀村産ミズナラ樽を使用したシングルカスクで地域の魅力を体現しました。
本取り組みにより、さらなる台湾と日本の国際交流および、地域の魅力創出と活性化につながることを期待しております。

1-1.商品情報

本商品は、富山県利賀地域で真の地産地消を貫くCuisine régionale L’évoのオーナーシェフ谷口英司氏、台湾にあるレストランYUDAOシェフ ニック・ヤン氏、おなじく台湾のEphernitéシェフ ヴァネッサ・ホアン氏の3名が三郎丸蒸留所を訪問した際の偶然の出会いから生まれました。
出身や経歴は異なるものの、3者に共通するのは「土地の文化を味覚を通して翻訳し、食材と地域とつなげる」という料理哲学です。
三郎丸蒸留所もまた、「地域に拠って 世界に立つ」というミッションのもと、高岡銅器から生まれた鋳造製蒸留器「ZEMON」地元のミズナラ樽を使用するなど富山ならではのウイスキーづくりに取り組んでいます。
テロワールへの敬意、そして友情とビジョンの共感が生み出した特別な1本です。

1-2.商品スペック

「シングルモルト 三郎丸Ⅲ THE EMPRESS  MIZUNARA CASK AGED 5 YEARS」
(シングルカスク スペシャルコラボレーションボトル Ephernité × YUDAO × L’évo)

アルコール度数 57%
酒別 シングルモルトウイスキー
使用麦芽 モルト
蒸留年 2020年
内容量 700ml
本数 限定177本(#200060 利賀産ミズナラ樽5年熟成)
価格 オープン価格

テイスティングノート:
香り】
力強くも瑞々しく華やかなウッドフレーバー。
オレンジオイル、チョコレート、ココナッツ、プルーンジャム、潮風とほのかな柑橘を思わせるスモーキーフレーバーが漂う
【味わい】 
しっとりと広がる濃厚な薫香。パイナップルケーキ、アニス、ホワイトペッパー、モルティな芳ばしさ、ほのかにメンソールの清涼感
【コメント】 
アイラピート由来のしなやかな薫香とミズナラ材のリッチな木香が調和する芳醇な味わいを、おたのしみください

販売方法:コラボレーション3店舗にて順次提供
日本 10月24日(金)から下記店舗にて提供開始

L'évo | レヴォ:富山の奥懐・利賀村から発信する前衛的地方...
フレンチシェフ谷口英司が富山に魅せられ、富山に育てられた「レヴォ」が集大成の地として選んだのは、昔ながらの風景と手つかずの自然が残る富山県利賀村。レストランを中心に宿泊棟、菜園が点在する、かつてこの地にあった集落を思わせるオーベルジュです。

台湾 11月上旬~ 

基本的にレストランでの提供のみ。ボトルでの販売はありません。店舗へのお問い合わせはお控えください。

2.タロットシリーズとは

タロットカード(大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成)がモチーフになっており、大アルカナ22枚の3番「女帝(THE EMPRESS)」を採用しました。
アイラピートによる豊穣の大地、長年樹齢を重ねた木桶、そしてじっくりと磨き抜かれた水による三位一体を表します。

キーワード : 豊穣、愛、豊かさ、調和

今回も切り絵作家の加野由希絵氏(富山県氷見市出身)に、この「女帝(THE EMPRESS)」のカードの切り絵を製作いただき、ラベルにいたしました。

 

3.メーカー

若鶴酒造株式会社

本社所在地 〒939-1308富山県砺波市三郎丸208
所有蒸留所 三郎丸蒸留所

4.蒸溜所情報

三郎丸蒸留所(SABUROMARU DISTILLERY)

所在地 富山県砺波市三郎丸208
操業開始 1953年(2016年改修)

三郎丸蒸留所を運営する若鶴酒造㈱は、1862年に富山県砺波郡三郎丸村で清酒製造を始めた、北陸では非常に歴史のある酒造です。
第二次世界大戦の終結後、行きづまった局面を打開すべく、独自に蒸留酒製造の研究を行い、1952年にウイスキー製造免許を取得しました。1953年から「サンシャインウイスキー」を富山県内で販売をはじめました。

2016年、最初のウイスキー造りから60年以上の年月を経て蒸留所も老朽化が進行していました。「北陸唯一の蒸留所を、そしてこれまで続いてきたウイスキー造りを途絶えさせるわけにはいかない。 」ということで、「三郎丸蒸留所改修プロジェクト」を立ち上げ、資金確保のためにクラウドファンディングに挑戦しました。
60年以上守り続けてきたウイスキー造りへの情熱、そして富山のウイスキーを世界のウイスキーに育てるという挑戦を呼びかけに、2500万円の目標額をはるかに超える3825万5000円の支援をうけ、2017年、三郎丸蒸留所は建物や製造設備を改修しウイスキー蒸留所として再スタートを切りました。

2023年には、「駒田蒸留所へようこそ」というアニメ映画が公開され、作中に登場する蒸留所のモデルが三郎丸蒸留所になっています。

2019年には、梵鐘造りの名匠である老子(おいご)製作所との共同開発で世界初の鋳造製蒸留器「ZEMON」を開発しました。

年度 麦芽 マッシュタン 酵母 発酵槽 スチル
2016以前 ハイランドピート 半世紀前糖化漕 エールのみ ホーロー
2017 エール+ウイスキー 旧改造
2018 三宅製作所
2019 ZEMON
2020

ハイランドピート
アイラピート

ホーロー
木桶
2021 成熟エール
+ウイスキー
2022 ホーロー
木桶×2
2023 三宅製作所三番麦汁 プレス酵母+エール+ウイスキー

三郎丸蒸留所の代表的なウイスキー

蒸留所詳細情報

蒸留所について更に詳しく知りたい方はこちら↓

三郎丸蒸留所(若鶴酒造)|蒸留所詳細情報
1862年創業の清酒蔵・若鶴酒造が開設した北陸初のウイスキー蒸留所。スモーキーなウイスキーのみを作り続ける。

 

5.ブランド紹介

L’évo オーナーシェフ谷口英司氏


Cuisine régionale L’évo (日本) 

https://levo.toyama.jp/

富山の奥懐・利賀村から前衛的テロワール料理の進化を発信するミシュラン2つ星獲得レストラン。
オーナーシェフの谷口英司氏が率い、自然・文化・芸術を融合させた体験型レストランで、厳選された地元食材と自由な発想で唯一無二のフレンチを提供。

三郎丸蒸留所とのコラボレーションは本商品が第2弾で、第1弾は2018年にL’évoのオーナーシェフ谷口英司氏が選定したコラボレーションウイスキー「三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN for L’évo」。                                                      

YUDAO シェフ Nick Yang氏


YUDAO (台湾) 

https://www.instagram.com/yudao_taiwan/?igsh=MXhvOGx2c282YWNwaQ%3D%3D#

台南の漁光島に佇むYuDaoは、海と大地が交わる場所に位置する。
シェフのNick Yangは、台東のSinasera 24で「旬を食べ、地のものを食べる」という哲学のもと、無数の“味の物語”を紡いできた。
彼は地元の農家や漁師、職人たちと密に協働し、最も新鮮な食材を探求。
その歩みをYuDaoでさらに深め、飾らない上品さで現代的フレンチ台湾料理を追求する。

Ephernitéシェフ ヴァネッサ・ホアン氏


Ephernité (台湾)

https://ephernite.com.tw/

台北に位置するモダンフレンチレストラン。ヴァネッサ・ホアンシェフが「フレンチ魂、台湾テロワール」をコンセプトに設立。
陽明山の小規模農家の旬野菜を中心とした、軽やかで層のある野菜主体の料理を提供し、都会の中の緑のオアシスとして地元食材への愛を表現している。

6.コラボレーションコンセプト

L’évo  × Ephernité  × YUDAO
国境を越えた対話とテロワールの体現 ~土地の声を伝える料理の言語~
この三者コラボレーションは、谷口英司シェフ、ニック・ヤンシェフ、ヴァネッサ・ホアンシェフの3名が三郎丸蒸留所を訪れた際の偶然の出会いから生まれ、深い共鳴を呼び起こしました。
出身や経歴は異なりますが、3名に共通するのはフランスでの修行を経て母国に戻り、現地のテロワールや伝統を外部の視点から再解釈するという深い料理哲学です。

彼らが大切にしているのは、味や技術だけでなく、文化を翻訳し、土地とつなげることです。
そしてウイスキーは、時間・テロワール・職人技・記憶が交錯する飲み物として、これらの価値を表現するのに最適なメディアです。
この数量限定コラボレーションウイスキーは、単なる味覚の創造物ではなく、帰還、理解、そして異文化交流の物語を語ります。
シェフたちのテロワールへの解釈と敬意、そして友情と共有のビジョンを体現した一品です。

1. 個人の視点で再構築するフランス料理

三郎丸蒸留所は、アイラ島のピーテッドウイスキーの伝統を継承しつつ、地元庄川の伏流水、富山モルト、鋳造製蒸留器「ZEMON」、国産ミズナラ樽などの革新を組み合わせています。
その結果、スコットランドのクラシックを日本的視点で体現した唯一無二のスモーキーなウイスキーが誕生し、国際的な評価も得ています。

北陸の山奥に位置する二つ星・グリーンスター獲得レストラン L’évo の谷口英司シェフは、独自の日本的視点でフランス料理の境界を押し広げています。
同様に、台湾のニック・ヤンシェフとヴァネッサ・ホアンシェフも、フランス料理の基礎を台湾の地元食材で再解釈し、それぞれの母国に根ざしたガストロノミックな物語を描いています。

3名のシェフはいずれも「外部の視点」を持ってフランス料理に向き合い、伝統の基盤と大胆な革新のバランスを見出しながら、自らの料理表現を確立しています。

2. 山・海・有機農場が織りなす深い対話

富山の奥地に佇む L’évo は谷口シェフが精魂込めて作り上げたガストロノミック・サンクチュアリであり、山のテロワールと森の香りを巧みな木工器具や富山のガラス工芸の美とともに表現する、自然と文化の宝箱のような空間です。

台南・漁光島の YUDAO は、台湾東部太平洋沿岸で培われたニックシェフの料理哲学を受け継ぎ、亜熱帯の島の精神を表現。単なる料理に留まらず、海・土・人々の物語を語る職人技を提供します。

台北中心部の Ephernité は都会の静かなオアシス。
ヴァネッサシェフの料理は陽明山の小規模農家の野菜を用い、軽やかで洗練されたスタイルで台湾産食材への誇りと愛情を表現しています。
都市の喧騒の中に、穏やかな緑の逃避空間を生み出しています。

3. 故郷への旅路で切り拓く精神

3名のシェフはフランスで技を磨いた後、故郷で新たな挑戦を始めました。
谷口シェフとニックシェフは、富山と長濱という未知の土地でレストランを開業。
誰もが高級料理を受け入れるとは思わなかった地域で一から挑戦し、地元との深い交流と努力によって認知を得て、新たな料理文化を築きました。

ヴァネッサシェフはパリから故郷台湾へ戻り、モダンフレンチという新たなジャンルを切り開きました。
男性中心の業界で数少ない女性シェフとして、優雅さと忍耐力で独自の個性と声を確立しています。

4. 友情とインスピレーションで紡がれるコラボレーション

このウイスキーには、友情と創造的な相乗効果の精神が注がれています。
三郎丸蒸留所初訪問時、台湾の2名のシェフは L’évo のミズナラ樽ウイスキーに心を奪われ、谷口シェフの卓越したテイスティング眼と共にセラーでの活発な会話が本物のつながりを生み出し、この唯一無二のコラボレーションにつながりました。

L’évo × Ephernité × YUDAO  3名のシェフが紡ぐテロワール、友情、夢を体現した三郎丸の限定ウイスキーをぜひお楽しみください。

引用:PRTIMESより

スポンサーリンク

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.52 2025年10月号

【巻頭特集】
日本のクラフト蒸留所最前線2025
計画段階も含めるとついに130ヵ所近くになった国内クラフト蒸留所から、今回は7ヵ所をピックアップ。
ベンチャーウイスキーの苫小牧グレーンウイスキー蒸留所のほか、ガロア初公開となる蒸留所も紹介。
●掲載蒸留所
玉野アセンド蒸留所/高藏蒸留所/伊勢蒸留所/泉州蒸溜所/久住蒸溜所/サワマチ蒸溜所/馬追蒸溜所/苫小牧蒸溜所

サントリーの伝統が息づく「工房」へ

The Tasting 話題の30本
飲んで謎解き!? 土屋守の今、飲むべきボトル

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
万代 竜一

福岡県福岡市出身
福岡にある中洲のBARで14年間修行後、俳優業での活動の拡大も兼ねて2018年上京。俳優佐藤二朗氏作の舞台にて東京初舞台を踏む。特技はギターとビール好きが高じてビール銘柄をブラインドで当てられる事。
最初はウイスキーを飲み慣れておらず苦手だったものの、深く知るにつれて作っている人達の想いが強い事に感銘を受けて、作り手の方達を知ってもらえる一助になれば、と思いJWDに参加。現在はウイスキーが大好き。
今年、念願の本多劇場に進出。

万代 竜一をフォローする
シェアする
タイトルとURLをコピーしました