【レビュー】イチローズモルト 秩父10年

ウィスキーレビュー
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秩父蒸溜所(イチローズモルト)
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イチローズモルト秩父10年 The Firstから5年。長い年月をかけ、ついに登場したイチローズモルトの年数表記商品。秩父10年の味わいと製品情報をレビュー。

イチローズモルト 秩父10年 ザ・ファーストテンの発売が2020年の11月。ボトリングは5,000本と非常に希少なボトルでした。
今回の秩父10年は、少量づつではありますが、今後も生産されていくようです。

1.商品名と写真

イチローズモルト 秩父10年
Ichiro’s Malt Chichibu 10 Years

2.特徴

酒齢10年を超える秩父のシングルモルトウイスキー。
バーボンバレルを主体として、数々の構成原酒がつくり出す深い味わいは時間と共に変化を続け、その複雑な余韻は、さまざまな表情でいつまでも飲み手を楽しませてくれます。ぜひ最初の一杯はストレートでお楽しみください。

【ブレンダーからのテイスティングコメント】
香りは、はちみつやキャンディ。その後バニラのようなやさしい甘さに、ビワやパイナップルの華やかさが感じられ、最後にグレープフルーツの爽やかな酸味と、ほのかなスモークが優しく現れます。
少し軽めの生クリームのような口当たりに、オレンジピール、野いちごを思わせるフレーバーが広がり、麦の風味がさらなる奥行きを感じさせます。
余韻は、軽やかなビターさと黄桃を想わせる心地よさが、⾧く続きます。

引用:蒸溜所公式コメントより抜粋

 

2-1.テイスティングノート

香り 琵琶ゼリー、琥珀糖、桃キャンディ、柚子シャーベット、瓶ラムネ
味わい はちみつ、生クリーム、フルーツパンケーキ、麦パン
余韻 フルーツの甘酸っぱいニュアンスとコクのあるビターな味わいが複雑に残る

2-2.商品スペック

アルコール度数 50%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽酒 不明
内容量 700ml
販売本数 4,956本
発売日 2026年2月

3.受賞歴

現時点での受賞歴はありません。

4.価格

4-1.メーカー希望小売価格

商品名 イチローズモルト秩父10年
容量 700ml
希望小売価格 22,000円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格 

メルカリでの転売価格は、63,000円~出品されています。(※2026/2/24時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格 

最新のヤフーオークションでの価格は、50,000円前後での入札が確認されました(※2026/2/22時点)

 

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon ※2024年11月28日更新

通販サイトでは、現在出品確認ができませんでした(※2026/2/22時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、 45ml:6,930円、30ml:4,620円、15ml:2,310円で提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.株式会社ベンチャーウイスキーとは?

会社名 株式会社ベンチャーウイスキー
設立 2004年
本社所在地 〒368-0067 埼玉県秩父市みどりが丘49
所有蒸留所 秩父蒸溜所、秩父第二蒸溜所

6.秩父蒸溜所とは?

蒸溜所名 秩父蒸溜所
所在地 〒368-0067 埼玉県秩父市みどりが丘49
操業開始 2007年

秩父の風土に根ざしたシングルモルトウイスキー造りが行われています。
創業者の肥土伊知郎氏はジャパニーズウイスキーであることに誇りを持ち、小さなミル、マッシュタン、ミズナラ製の発酵槽、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルで手づくりに拘りモルトウイスキーを生産しています。

秩父蒸溜所周辺は自然豊かで空気がきれいで質の良い水、夏は高温多湿で朝晩が氷点下にいたる寒さの厳しい環境です。その厳しい気候が織りなす寒暖差がウイスキーの熟成に多大な影響を与え、短い熟成期間にも関わらずフルーティでバランスの取れたウイスキーに仕上がります。

2004年9月創業。
2007年に秩父蒸溜所が完成。
2008年2月、ウイスキー作りの免許が交付され秩父蒸溜所でウイスキー作りを開始。
2019年10月、第2蒸溜所の稼働開始。

1973年設立のサントリー白州蒸溜所・キリン富士御殿場蒸溜所の次に設立された蒸溜所。まさにウイスキー低迷期の終焉とも言えるこの時期に実に日本国内35年ぶりの蒸溜所設立となる。
年間のウイスキー生産量はスコットランド・グレンリベット蒸溜所のわずか2日分。

2019年秋から稼働している第2蒸溜所の生産量は第1蒸溜所のなんと5倍。一度に仕込む麦芽は2t。ポットスチルは5倍の量を蒸溜できるよう形は同じストレート型だがかなり大きなポットスチルになっている。フォーサイス社製でガス直火蒸溜機を使用。

7.まとめ

一昨年には20周年記念ボトル、昨年は秩父第二蒸溜所のシングルモルトとダブルディスティラリー、そして苫小牧のグレーン蒸溜所の稼働など、常に変わらず最前線で挑戦を続けている秩父蒸溜所。

そして年数表記ついたファースト10から5年以上の歳月をかけて再度登場しました。『セカンド10』ともいうべき秩父。

ラベルにも記載のあるように、秩父のこれまで軌跡と、これからのさらなる歩みに『ぜひ最初の一杯はストレートでお楽しみください。』

「イチローズモルト」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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イチローズモルト&グレーン 20th Anniversary Edition。日本国内だけでなく、海外からも高い評価を受けている日本のクラフトウイスキーの正に代表。㈱ベンチャーウイスキーが創業20周年を記念ボトルともいえる製品。価格は18,150円(税込)。
【レビュー】イチローズモルト 秩父 ディスティラリーⅡ
ついに発売となった一般販売向けの秩父第二蒸溜所原酒を使用したイチローズモルト。第一蒸溜所との違いと合わせて紹介。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.54 2026年2月号

巻頭は「スコッチ蒸留所名鑑」第4弾としてサントリーグローバルスピリッツの7蒸留所を大特集!

[特集]
◆日本のクラフト蒸留所最前線
火の神蒸溜所/マルス津貫蒸溜所/嘉之助蒸溜所
◆沖縄泡盛紀行
八重泉酒造/忠孝酒造/沖縄県酒造協同組合
◆世界でもっとも急成長を遂げるインドの「インドリ」ウイスキー
◆北アイルランドのウイスキー その特徴と10ブランドを紹介

[ブランド解説]
◆「ザ・ニッカ リミテッド」 次の100周年へ向かうニッカの“現在地”を表現

[イベントリポート]
◆初開催! ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタ2025
◆Whisky Festival 2025 in Tokyo

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
大石 竜平

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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