【レビュー】Mars The・Y.A.#05

ウィスキーレビュー
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本坊酒造駒ヶ岳蒸溜所津貫蒸溜所
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本坊酒造よりMARS The Y.A.#05が発売。
世界遺産の島「屋久島」で熟成されたジャパニーズウイスキーの最新第5弾をレビュー。
特徴や価格、購入方法を解説。

Y.A.シリーズは、長野県にある駒ヶ岳蒸溜所と鹿児島県の津貫蒸溜所で蒸留したモルト原酒を使用した、ジャパニーズブレンデッドモルトウイスキー。鹿児島本土より南南西約60kmの海上にある九州最高峰宮之浦岳がそびえ、海上に浮かぶアルプスと言われる島であり世界自然遺産の島・屋久島に2016年6月に新設された「屋久島エージングセラー」で熟成させたブレンデッドモルトウイスキーです。その「屋久島エージングセラー」は、本坊酒造が屋久島に所有する焼酎蔵「屋久島伝承館」に併設。ウイスキー原酒を貯蔵するために建設されました。

Y.A.#02WWA 2024にてブレンデッドモルト部門 ベストジャパニーズ ブレンデッドモルト(日本最高賞)を受賞。モルトウイスキーながら購入しやすい価格と、特有の味わいが人気を博しています。

1.商品名と写真

MARS The Y.A. #05
MARS The Y.A. #05

 

2.MARS The Y.A. #05の特徴

急峻な山々が連なり、豊かな水に恵まれた、世界自然遺産の島・屋久島。「MARS The Y.A.」は、駒ヶ岳・津貫のモルト原酒を、この島にあるマルス屋久島エージングセラーで熟成させたジャパニーズウイスキーです。

「#05」はバーボンバレルで熟成されたモルト原酒を中心にヴァッティングし、ほんのり白煙をともなう甘い香り、「水の島」とも呼ばれている南国・屋久島を感じさせる穏やかな塩味と、フルーティーでみずみずしい余韻がある1本です。

引用:本坊酒造公式サイト

2-1.テイスティングノート

香り ヘーゼルナッツ、ミント、砂糖漬けのパイナップル、塩クラッカー
味わい 海辺の焚火、黄桃の缶詰、塩とオリーブオイルをつけたフォカッチャ
余韻 柔らかいピート香と南国のフルーツ感がバランスよく香り、塩味が長く続く

2-2.商品スペック

アルコール度数 49%
酒別 ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー
樽種 バーボンバレル主体
内容量 700ml
販売本数 9,000本
希望小売価格 10,450円
発売日 2026/4

3.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

4.定価とネット上の価格

5-1.メーカー希望小売価格

MARS The Y.A. #05

商品名 MARS The Y.A. #05
容量 700ml
希望小売価格 10,450円

5-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、12,000円前後となっています。(※2026/5/19時点)

5-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札は、8,000円前後での落札がありました。(※2026/5/19時点)

 

5-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでの出品は12,000円前後で確認できました。(※2026/5/19時点)

5-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:3,300円、30ml:2,200円、15ml:1,100円にて提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

6.メーカー

本坊酒造株式会社

設立 1872年
本社所在地 〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸留所 マルス信州蒸溜所、マルス津貫蒸溜所

7.蒸溜所

7-1.駒ヶ岳蒸溜所

蒸溜所は、長野県の宮田村に位置する「マルス信州蒸溜所」。

2024年3月から名称を【駒ヶ岳蒸溜所】へと変更しております。

蒸留所名 マルス駒ヶ岳蒸溜所
所在地 〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始 1985年

鹿児島の地で日本の蒸留酒「焼酎」造りに邁進していた本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのが1949年。それ以来、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
鹿児島でのウイスキー製造から数年経た後、1960年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めました。

澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件は大変厳しいものがあります。
こうした条件を満たす土地を探し求め、1985年ウイスキー造りに最適な環境を求めて長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設致しました。
1992年にウイスキー需要低迷により蒸留を休止。その後、世界的にジャパニーズウイスキーが評価されはじめる中、ウイスキー需要が回復傾向にあった2009年に蒸留再開を決意し2011年2月より再スタート。
2020年9月、35年ぶりの全面リニューアル。投資額は約12億円。

2019年5月から、老朽化した設備の改修とウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備やウイスキー造りの見学を目的にしたウイスキー蒸留棟(樽貯蔵庫を含む)と、オリジナルウイスキーやグッズ販売などを目的にビジター棟を新設、既存の設備及び施設を改修。
新設したウイスキー蒸留棟は1,996㎡(延床面積、約2,500樽収容予定の樽貯蔵庫含む)、ビジター棟は746㎡。
引用:本坊酒造公式HP

■製造能力:原料麦芽1.1t/日
■原酒製造量:約700L/日、約185KL/年(2020年度予定)
■主要な設備:麦芽粉砕機1基、マッシュタンロイテル(糖化槽)6KL×1基、ステンレス発酵タンク6KL×3基、ダグラスファー木槽発酵タンク(移設)6KL×3基、初溜釜(移設)

マルス駒ヶ岳蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

駒ヶ岳蒸溜所
「駒ヶ岳蒸溜所」の記事一覧です。

7-2.津貫蒸溜所

所在地 〒899-3611 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
操業開始 2016年

南さつま市加世田津貫。ここ薩摩半島南西の緑溢れる山あいの中に佇む、本土最南端のウイスキー蒸留所「マルス津貫蒸溜所」

薩摩半島南西部に位置する津貫は、万之瀬川支流の加世田川に沿って長くのびている盆地にあります。東を蔵多山(475m)、西を長屋山(513m)の山々に囲まれ、地形が盆地状のため、夏は暑く、冬の寒さは、南薩摩にあっては、ことのほか厳しい地域です。
良質な水資源(蔵多山湧水)もあり”天の恵み”といっていいほどの自然環境を有し、山の傾斜地を有効に利用したみかん栽培も盛んで、”津貫みかん”として知られています。
温暖な気候と良質な水資源に恵まれる津貫は、本坊酒造発祥の地。薩摩を代表する特産物「さつま芋」を使って焼酎造りを始めてから百有余年、この土地の水と気候風土を知り抜き、酒造りの伝統を今に伝える津貫の地で、ウイスキー造りに取り組んでいます。
引用:マルス津貫蒸溜所公式HP

マルス津貫蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

津貫蒸溜所
「津貫蒸溜所」の記事一覧です。

屋久島エージングセラーの様子は本坊酒造公式YOUTUBEから

8.まとめ

駒ヶ岳らしい綺麗さと津貫らしい南国感が絶妙にマッチしています。ピートも程よく乗っており、屋久島熟成ならではの塩っぽさも相まって、まさに海辺の焚火の様な香りが素晴らしい1本です。

毎年夏前に発売されていますが、正にこれからの時期に飲みたくなる味わいです。ぜひご賞味ください。

■「マルスウイスキー」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.55 2026年4月号

[巻頭特集]
大手スピリッツメーカー2社の8蒸留所を一挙紹介!
 グレンフィディック/バルヴェニー/キニンヴィ/アイルサベイ/ガーヴァン
 マッカラン/グレンロセス/ハイランドパーク
[第2特集]
 カバラン/マオウェイキ/バニーヴィル
土屋守の世界ぶらり旅 ガロア的酒場歩き── 第26回 台湾編

◆日本のボトラーズ2026
 T&T TOYAMA/CASK & FOREST
[ブランド解説]

◆ガイアフロー静岡蒸溜所 ユナイテッドS 100%静岡大麦 5年
◆ブルックラディの新章を告げる ザ・クラシック・ラディ10年
◆石垣ディスティラリー

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
大石 竜平

北海道出身 bar新海大門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸溜(留)所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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