【レビュー】吉田電材蒸留所 シングルグレーン スターデルタ2Y

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吉田電材蒸留所
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吉田電材蒸留所が造るシングルグレーンの現在地。2年熟成が引き出す香味と個性に迫る!

吉田電材工業株式会社(本社:東京都台東区、蒸留所:新潟県村上市)が運営する吉田電材蒸留所が北海道産デントコーンを主体とした原料を用い、新樽で2年間熟成させたシングルグレーンウイスキーです。

1.ボトルとラベルの写真

吉田電材蒸留所 シングルグレーン スターデルタ2Y
Yoshida Denzai Distillery Single Grain Star Delta 2Y

 

2.シングルグレーン スターデルタ2Yの特徴

 

本商品は、北海道産デントコーンを主体とした原料を用い、新樽で2年間熟成させた700mlのフルボトルです。原料の個性に、新樽由来の香り・味わい・余韻を重ね、ブレンドの技術でなめらかなまとまりと立体感のある余韻を目指しました。

「スターデルタ」は、吉田電材工業が製造する変圧器の結線方式「スターデルタ結線」に由来します。

香り、味、余韻という要素をただ足すのではなく、一つの骨格に結び直す。飲み進めるほどに表情が整い、最後は軽やかに締まる──そんな一本を目指して設計しました。

また、キャップには吉田電材工業の機械加工課と共同で設計した独自のアルミキャップを採用。レーザーマーキング加工を自社で行い、角の取り方、手に当たる面、回したときの指なじみまで細部にこだわり、開け閉めの所作にもものづくりの精度を込めています。

新樽熟成で表現する、2年目の完成形

新樽は香味が立ち上がりやすく、比較的短い熟成でも輪郭のある味わいを生み出します。吉田電材蒸留所はその特性に着目し、2年という熟成を次の熟成へ進むための第一歩であると同時に、今この瞬間に楽しんでいただきたい完成形と捉えました。

あえて700mlのフルボトルでお届けする「スターデルタ2Y」。新樽熟成ならではの表情と、グレーンウイスキーの可能性をお楽しみください。

引用:吉田電材蒸留所 Instagram

-1.テイスティングノート

香り キャラメル、コーンフレーク、焼き菓子、バナナ、若干の柑橘系ピール
味わい バニラクリーム、カステラ、後味に白胡椒のようなスパイス感
余韻 乾いた木材、香ばしい穀物、比較的軽快な余韻

2-2.商品スペック

アルコール度数 53%
酒別 ウイスキー
樽種 アメリカンホワイトオーク新樽
内容量 700ml
販売本数 不明
希望小売価格 8,800円(税込)
発売日 2026年8月8日

3.受賞歴

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026 金賞

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格

商品名 吉田電材蒸留所 シングルグレーン スターデルタ2Y
容量 700ml
希望小売価格 8,800円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、現在出品されていません。(※2026/8/13時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、現在確認できませんでした。(※2026/8/13時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでは、9,900円で販売されています。 (※2026/8/13時点)

Amazonや楽天市場でも、販売数自体が非常に少なく希少性の高さが際立っています。

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:2,640円 、30ml:1,760円、15ml:880円で提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.製造メーカーについて

吉田電材工業株式会社

設立 1940年
本社所在地 〒110-0016 東京都台東区台東3丁目43番6号
所有蒸溜所 吉田電材蒸留所

6.蒸留所について

吉田電材蒸留所

蒸溜所は、新潟県村上市位置する「吉田電材蒸留所」。

所在地 新潟県村上市宿田344-1
操業開始 2022年

新潟県村上市でグレーンウイスキー造りに取り組む吉田電材蒸留所は、1940年創業の吉田電材工業を母体とする蒸留所です。産業機器や医療機器などの設計・製造を手がけてきた同社が、これまで培ってきた「ものづくり」の技術と品質管理の考え方を生かし、ウイスキー製造に参入しました。

吉田電材蒸留所が目指すのは、グレーンウイスキーの新たな可能性です。グレーンウイスキーは一般的にブレンデッドウイスキーを構成する原酒として知られていますが、同蒸留所ではグレーンそのものの個性に着目し、単体でも存在感のあるウイスキー造りを追求しています。

2022年にウイスキー製造免許を取得し、本格的な蒸留を開始。日本初のクラフト・グレーンウイスキー専業蒸留所として、北海道産コーンをはじめ、米、蕎麦、ライ麦など、さまざまな穀物を用いた原酒の研究・開発に取り組んでいます。

蒸留にはドイツ・KOTHE社製のハイブリッドスチルを採用。蒸留条件を細かく調整することで、原料の特性や目指す酒質に応じた原酒を造り分けています。仕込み水には、蒸留所のある村上市を流れる荒川の地下水を使用しています。

また、将来的には原料を100%日本産とするウイスキー造りを目標に掲げ、国内の農家と連携しながら原料となる穀物の生産にも取り組んでいます。

製造業を母体とする企業ならではの技術力と品質へのこだわりを基盤に、グレーンウイスキーを専門領域として追求する吉田電材蒸留所。日本の風土と国産穀物の可能性を生かし、これまでにないジャパニーズウイスキーの創出を目指しています。

■年間生産量:100kL(度数62換算)
■主要な設備:粉砕機1基、仕込釜5KL×1基、発酵槽5.8KL、蒸留機(Kothe社製のハイブリットスチル)5KL、脱水機

引用:吉田電材蒸留所HP

7.まとめ

北海道産コーンを主体とした原料由来のやさしい甘みと、新樽熟成によるバニラや香ばしいニュアンスが調和した「吉田電材蒸留所 シングルグレーン スターデルタ2Y」。2年以上の熟成を経て、アルコール度数53%とは思えない軽快な飲み口も魅力的な一本です。

さらに、アメリカンホワイトオークの新樽で2年以上熟成させたことで、アメリカの規格においては「ストレートバーボン」と名乗ることができる条件を満たしている点も注目したいところ。グレーンウイスキーならではの柔らかな甘みと樽由来の豊かな香味を楽しめるだけでなく、今後さらに熟成を重ねることでどのような味わいへと変化していくのか、期待が高まる一本です!

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.57 2026年8月号

スコッチ蒸留所名鑑」第7弾。
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第7弾 イアンマクロード/アンガスダンディ
ボトラーズ出身の2社が所有する6蒸留所を一挙紹介!
グレンゴイン/タムドゥー/ローズバンク/ラーガンベイ
トミントール/グレンカダム

[第2特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第1弾
アバフェルディ/ポート・オブ・リース/グレンギリー/ケアン

[特集]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2026 受賞結果
◆ハイボール缶大試飲会 2026夏
◆新たなリミテッドシリーズが始動 「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ 2026」
◆シーバスリーガル×日本が切り拓く新境地
◆マスター・オブ・ウイスキーの肖像

[イベントリポート]
◆Whisky&Spirits Festival 2026 in YOKOHAMA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
OTSUKASHOTA

山梨県出身。BAR新海 芝大門店所属。
バーテンダーとして経験を積む中で、「BARはお酒を提供する場所ではなく、一杯を通して人と物語を繋ぐ場所」であることを実感。ジャパニーズウイスキーの味わいはもちろん。その歴史や蒸留所の背景、造り手の思いに惹かれ、日々知識を深めている。
JWDでは、初心者から愛好家まで楽しめる記事を目指し、現場ならではの視点で情報を発信する。

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