【レビュー】嘉之助蒸溜所 シングルカスク2020 5年 ヘヴィーリーピーテッド/ファーストフィルバーボン樽 for CLAUDE WHISKY

ウィスキーレビュー
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嘉之助蒸溜所日置蒸溜蔵
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嘉之助蒸溜所よりクロードウイスキーPBが入荷!
5年越しに辿り着いた個性に迫る!

嘉之助蒸溜所から新商品、岐阜県に店舗を構えるクラフトウイスキー専門店「CLAUDE WHISKY」のプライベートボトルとしてリリース。

今回はファーストフィルバーボン樽にて5年間熟成させ、ヘヴィーリーピーテッドで仕上げたシングルカスクウイスキーです。

「CLAUDE WHISKY」は物のクラフトウイスキーを届けたいという想いを胸に2017年10月に日本初のジャパニーズクラフトウイスキー専門店としてオープン。店主の井上祐伺氏が厳選し原酒の出自が不明なものや、敢えて明かさずジャパニーズウイスキーを装い消費者の誤認を誘うようなメーカーの製品は扱わない。など「本物」のみを取り扱うその拘りは類を見ません。

そのような熱い思いと拘りを持った店主、井上祐伺氏が思う「ジャパニーズウイスキーの世界観」。非常に興味深い内容になっておりますので一読されてみてはいかがでしょうか。

ジャパニーズウイスキーへの思い
当店オーナー井上祐伺(いのうえゆうじ)のジャパニーズウイスキーに対する思いや、ジャパニーズウイスキーの定義、取り扱い基準についてご案内しています。

1.ボトルとラベルの写真

嘉之助蒸溜所 シングルカスク2020 5年 ヘヴィーリーピーテッド/ファーストフィルバーボン樽 for CLAUDE WHISKY

Kanosuke Distillery Single Cask2020 5 years Heavily peated / First-fill bourbon caskfor CLAUDE WHISKY

  

2.特徴と商品スペック

今作は、5年前に選定したファーストフィルバーボン樽をサンプリングを繰り返して5年の熟成期間を経て、完成したシングルカスクウイスキーです。
また、ファーストフィルバーボン樽に加えてヘヴィーリーピーテッドなので独特な甘みが特徴的です。

引用:クロードウイスキー店主の井上祐伺氏 コメント

【ファーストフィルバーボン樽とは】
ファーストフィルバーボン樽とは、バーボンウイスキーの熟成に使われたあと、初めて熟成に使う樽のことです。主にスコッチやジャニーズウイスキーなどの熟成に使用されています。

2-1.テイスティングノート

香り 熟れた洋梨、削りたてのかつお節、青のり
味わい 焼きパイナップル、かりんとう、若干の塩味
余韻 樽由来甘さが、ピートを包み込む綺麗な余韻

2-2.商品スペック

アルコール度数 60%
酒別 シングルカスク/シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 ファーストフィルバーボン樽
フェノール値 50ppm ヘヴィーリーピーテッド
内容量 700ml
販売本数 197本

4.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:5,940円 30ml:3,960円、15ml:1,980円  などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.メーカー

小正嘉之助蒸溜所株式会社

設立 2021年8月
本社所在地 〒899-2421 鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
所有蒸留所 嘉之助蒸溜所

6.蒸留所

嘉之助蒸溜所

所在地 〒899-2421 鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
操業開始 2017年

嘉之助蒸溜所は鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の敷地に建っています。
コの字形で2階建ての本棟には蒸留設備のほかに、眺めのいいBARやオリジナルグッズを販売するショップなどがあります。
蒸留所の大きな特徴はポットスチル(蒸留器)が大・中・小と3基備えてあること。それぞれの容量は6000ℓ・3000ℓ・1600ℓです。
世界的にみてもクラフト・ディスティラリー(小規模蒸留所)は2基が一般的。ウイスキーは通常蒸留は2回行うが、2回目の蒸留(再留)の際にネックの形状や上部のラインアームの角度の異なるポットスチルを使用することで原酒の香りや味わいをより豊かに変化させることができるのです。
蒸留所の建つ吹上浜は”日本三大砂丘”の一つに数えられ、”日本の渚百選”にも選ばれています。砂浜の長さは南北約47kmにも及び海面から強い風が巻き上がり、蒸留所一帯は海からの細かな飛沫で真白な霧に包まれます。夏は暑く冬には0℃近辺まで冷え込んで雪が舞うことも珍しくない寒暖差のある土地柄です。

嘉之助蒸溜所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

嘉之助蒸溜所(小正醸造)|蒸留所詳細情報
1883年創業の焼酎メーカー小正醸造が2017年開設。イギリス大手「ディアジオ」との資本参加は大きな話題を呼び「焼酎造りの伝統と知見を活かした世界に通用するウイスキー」をモットーに、自社の焼酎樽を使用する等、オリジナリティ溢れる商品を展開する。

7.まとめ

ヘヴィーリーピーテッド原酒がもたらす力強い煙をファーストフィルバーボン樽由来の甘さがしっかり包み込む味わい。
一見すると対照的な二つの個性が、5年間の熟成によってしっかり融合しています。

これは、単に「5年熟成」という数字だけでは、語ることのできない一樽です。

クロードウイスキー店主の井上祐伺氏は「3年を超えてから2回ほどサンプリングをしてもう少し寝かせて、、と伸ばして5年が経過した。」とコメント。

「もう少し寝かせて」

その判断とこだわりの先にあった、5年越しの答え。
BAR新海でいち早くお楽しみいただけます。

是非、グラスの中でお楽しみください。

嘉之助蒸溜所に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.57 2026年8月号

スコッチ蒸留所名鑑」第7弾。
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第7弾 イアンマクロード/アンガスダンディ
ボトラーズ出身の2社が所有する6蒸留所を一挙紹介!
グレンゴイン/タムドゥー/ローズバンク/ラーガンベイ
トミントール/グレンカダム

[第2特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第1弾
アバフェルディ/ポート・オブ・リース/グレンギリー/ケアン

[特集]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2026 受賞結果
◆ハイボール缶大試飲会 2026夏
◆新たなリミテッドシリーズが始動 「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ 2026」
◆シーバスリーガル×日本が切り拓く新境地
◆マスター・オブ・ウイスキーの肖像

[イベントリポート]
◆Whisky&Spirits Festival 2026 in YOKOHAMA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
OTSUKASHOTA

山梨県出身。BAR新海 芝大門店所属。
バーテンダーとして経験を積む中で、「BARはお酒を提供する場所ではなく、一杯を通して人と物語を繋ぐ場所」であることを実感。ジャパニーズウイスキーの味わいはもちろん。その歴史や蒸留所の背景、造り手の思いに惹かれ、日々知識を深めている。
JWDでは、初心者から愛好家まで楽しめる記事を目指し、現場ならではの視点で情報を発信する。

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