山形県月光川蒸溜所より発売されたニューボーン20ヵ月熟成原酒。シングルモルトが待たれる同社の製品をレビュー。
国内でも珍しい、同町内に2つの蒸溜所を持つ遊佐町。
その一つが月光側蒸溜所。鳥海山の麓、海辺のほど近くにある蒸溜所でどのような熟成がすすんでいるのでしょうか?
1.ボトルとラベルの写真
月光川蒸留所 ニューボーン2026
GAKKOGAWA Newborn 2026
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2.月光川蒸留所 ニューボーン2026の特徴
NEWBORN(ニューボーン)とは、樽詰めから3年未満の熟成を経た
「熟成途中の若いウイスキー」のことです
本格的な熟成を経る前の、樽の香りや原酒の力強さがダイレクトに感じられ
この瞬間ならではの限定的な味わいが
未来のシングルモルトウイスキーを創造させるでしょう
本商品は、2024年3月に蒸留され
ファーストフィル・バーボンバレルに樽詰めした原酒の中から
厳選されたもののみをヴァッティングした、20ヵ月熟成のNEWBORNとなります
月光川蒸留所が目指してきた「美しい味わい」
透明感のある甘くふくよかな味わいとして素直に表現された1本をぜひご賞味ください引用:月光川蒸留所公式HP
2-1.テイスティングノート
| 香り | ジューシーな青りんご、アールグレイ、蜂蜜とバナナ入りヨーグルト、オレンジピール |
| 味わい | 全粒粉のパン、シトラスシロップ、オレンジパウンドケーキ |
| 余韻 | モルティなコクと綺麗でフルーティーな酸味が抜けていく |
2-2.商品スペック
| アルコール度数 | 53% |
| 酒別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
| 樽種 | バーボン樽 |
| 内容量 | 200ml |
| 販売本数 | ー |
| 希望小売価格 | 4,400円(税込) |
| 発売日 | 2026年3月 |
3.受賞歴
現時点では受賞歴はありません。
4.定価とネット上の価格
4-1.メーカー希望小売価格

| 商品名 | 月光川蒸留所 ニューボーン2026 |
| 容量 | 200ml |
| 希望小売価格 | 4,400円(税込) |
4-2.メルカリでの転売価格
メルカリでの転売価格は、4,840円となっています。(※2026/4/7時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格
ヤフーオークションでの落札は、現在確認されていません。(※2026/4/7時点)
4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon
楽天などの通販サイトでは、定価での出品が確認できました。(※2026/4/7時点)
4-5.BAR新海での提供価格
当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,290円、30ml:2,860円、15ml:1,430円にて提供しております。

5.メーカー
2021年12月に創業開始し、2023年10月からウイスキー仕込みが本格的にスタート。
月光川蒸留所は蒸留所の麓を流れる『月光川』がその由来。
山・川・海に囲まれた山形県遊佐町の蒸留所であり、海側にほど近い立地の蒸留所。
特筆すべきは庄内の食文化を形成してきた鳥海山の伏流水。まさに恵みの水。美しく澄んだこの水を最大限生かしてきめ細かく、上品な味わいを生み出します。
1バッチ500kgで仕込み、マッシュタン、蒸溜機はともに三宅製作所製。
発酵槽はサーマルタンクで内側は樹脂でコーティングされている。内部に空冷機構があり、常に32度以下で管理され、4日間に熟成が行われる。
初留器はランタンヘッドでかなり絞りを効かせた造り。再留器はストレートヘッドでやや下向きに設計。熱源は間接スチーム。6〜7時間かけてじっくりと蒸溜を行う
熟成庫内は整然としており、海風を取り込む。床下には鳥海山の湧水を水路の様流し、一定の湿度が保たれています。
引用:月光川蒸留所公式HP
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| 会社名 | 月光川蒸留所株式会社 |
| 所在地 | 〒999-8531 山形県飽海郡遊佐町菅里字菅野37番14 |
| 創業 | 2021年12月 |
6.まとめ
以前当サイトでも実際に見学をさせていただいた蒸留所ですが、設備が新しくとても整然としており、ビジター室から蒸溜機が望める造りなど、見学でも楽しめる蒸留所です。
恵まれた素材と環境ですが、しっかりと作りこまれていることが伺えます。
ニューボーン段階でも非常に整ったバランスを感じさせ、バーボン樽由来の甘さとフルーティーな酸味、透明感のあるモルトの旨味が素直に表現されており、若さ由来の粗さは控えめ。蒸留所が掲げる「美しい味わい」の方向性を十分に感じることができます。
20ヵ月熟成という短い期間ながら完成度は高く、今後の熟成によるさらなる厚みや複雑さの伸びしろがとても楽しみな蒸留所です。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.55 2026年4月号
[巻頭特集]
大手スピリッツメーカー2社の8蒸留所を一挙紹介!
グレンフィディック/バルヴェニー/キニンヴィ/アイルサベイ/ガーヴァン
マッカラン/グレンロセス/ハイランドパーク
[第2特集]
カバラン/マオウェイキ/バニーヴィル
◆土屋守の世界ぶらり旅 ガロア的酒場歩き── 第26回 台湾編
◆日本のボトラーズ2026
T&T TOYAMA/CASK & FOREST
[ブランド解説]
◆ガイアフロー静岡蒸溜所 ユナイテッドS 100%静岡大麦 5年
◆ブルックラディの新章を告げる ザ・クラシック・ラディ10年
◆石垣ディスティラリー
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。
















