飛騨高山蒸溜所、クラウドファンディング開始

カスクオーナー
カスクオーナー
飛騨高山蒸溜所

岐阜県高山市に建設中の「飛騨高山蒸溜所」のクラウドファンディングが開始されました。

2022年3月25日11:00から開始されたクラウドファンディングですが、見事なロケットスタートを切り、2022年3月30日15:00時点ですでに目標金額2,000,000円の1326%の26,532,000円を集めることに成功しています。

飛騨高山蒸溜所は、廃校になった小学校の校舎を蒸溜所として復活させ、ウイスキーの学びも行える蒸溜所づくりを目指します。

1.クラウドファンディング リターン品

飛騨高山蒸溜所のクラウドファンディングのリターン品は以下の通りです。

応募方法、さらに詳しいリターン品の詳細はクラウドファンディングサイト「マクアケ」をご覧ください。

金額 内容
6,000円

・ホームページにお名前を記載

・オリジナルロゴ入りグラス

12,000円

・蒸溜所の芳名板にお名前を記載

・オリジナルロゴ入りグラス

12,000円

・ウイスキー酵母のニューポット200ml

・エール+ウイスキー酵母のニューポット200ml

・ホームページにお名前を記載

・オリジナルロゴ入りグラス

33,000円

・飛騨高山蒸溜所シングルモルト(後述) 一口樽オーナー

・蒸溜所の芳名板とホームページにお名前を記載

・オリジナルロゴ入りグラス

33,000円

(受付終了)

三郎丸シングルモルト(飛騨高山熟成)(後述) 一口樽オーナー

・蒸溜所の芳名板とホームページにお名前を記載

・オリジナルロゴ入りグラス

100,000円 ・蒸溜所の芳名板に大きくお名前を記載。(法人向け)

300,000円

(受付終了)

・木桶ネーミングライツ

・その木桶で仕込んだウイスキー1ケース(700ml×6本)

・芳名板とホームページにお名前を記載

・オリジナルロゴ入りグラス

2,500,000円

(受付終了)

・飛騨高山蒸溜所カスクオーナー

本陣平野屋 花兆庵(後述)1泊2食付きペア宿泊券

・芳名板とホームページにお名前を記載。

・オリジナルロゴ入りグラス

2.飛騨高山蒸溜所シングルモルト

飛騨高山蒸溜所では、三郎丸蒸留所と老子製作所により開発された梵鐘の技術を駆使して作られるポットスチル「ZOMON(ゼモン)」新型を使用する予定です。将来的には世界初の「ZEMONによるノンピートジャパニーズウイスキーを製造します。

飛騨高山蒸溜所が建設される地は、スペイサイドによく似た環境になっています。新型のZEMONによって蒸溜された原酒が、この飛騨高山のさらに山奥の地でどのような熟成がなされるのか、非常に楽しみです。

3.三郎丸蒸溜所シングルモルト 飛騨高山熟成

今回のクラウドファンディングで、特に面白く魅力的だと感じたプランはこちら。

舩坂酒造のメンバーが三郎丸蒸留所でウイスキー研修を受けた際に蒸溜した原酒を、飛騨高山蒸溜所に移して熟成します。

今回のクラウドファンディングでは、つまりノンピートとピーテッドの個性あふれるプランがあるということになります。三郎丸ファンの方もかなり興味を惹かれるプランではないでしょうか?

※定員に達したため、受付を終了しました。(2022年3月30日時点)

4.本陣平野屋 花兆庵

飛騨高山の中心地にある純和風旅館です。飛騨高山蒸溜所の舩坂酒造社長、有巣弘城氏のお父様が社長、お母様が女将として、家族一体となり経営しています。

クラウドファンディングに、カスクオーナー+本陣平野屋 花兆庵 食事つきペア宿泊券の応援プランがありましたが、人気の為に初日で受付終了となっています。

飛騨高山蒸溜所から車で約40分の本陣平野屋 花兆庵は、半露天風呂付のお部屋をはじめ、様々な魅力あふれるお部屋がお出迎え。飛騨高山蒸溜所へお越しの際は、是非、舩坂酒造が佇む「古い町並み」を歩き、本陣平野屋 花兆庵で一泊。飛騨高山の魅力を存分にお楽しみください。

本陣平野屋 花兆庵へのご予約やお部屋、お風呂、お料理の詳細はこちらの公式HPで是非ご覧ください。

画像出展:本陣平野屋 花兆庵公式HP

飛騨高山蒸溜所のその他の記事も是非ご覧ください。

【新蒸留所】飛騨高山蒸留所、2023年稼働開始予定
船坂酒造店が、岐阜県初のウイスキー蒸留所、「飛騨高山蒸留所」を建設予定。小学校の廃校舎を利用。稼働開始は2023年4月下旬の見込み。
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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